
こんにちは、けぴです。
皆さんはリフレッシュしたい時、何をしますか?
私がリフレッシュする方法の一つは読書です。
とくに疲れているなと感じた時は、小川糸さん、江國香織さんなど女性の作品を読んでいます。
先日、友人が「おすすめ!」と私に渡してくれた本が、群ようこさんの『また明日』。
チャンスが訪れたと私は思いました!
なぜかというと、映画の「かもめ食堂」の世界観が私は好きで、いつか群ようこさんの本を読みたいと思っていたからです。

『また明日』は長編ですが、友人から借りたその日と翌日で、私は一気読みしてしまいました。
作品と同じ世代に生きた私には、それくらい入り込める作品だったのです。
本書は、昭和30年代の小学校の幼馴なじみ男女5人のそれぞれの人生を書いています。
人の数だけ人生はありますよね!
若い頃は、幼馴染の就職や結婚、出産など様々な情報が飛び交ったりもしますよね。
そんな噂と比較して、自分は負けているなどと気になってしまったりしたことはないでしょうか。
私はありました。
しかし、幸せそうに見えていても夫婦の関係や子供との関係や、親との関係、皆それぞれ多かれ少なかれ悩みを抱えていたりするもの。
それなのに、他人の表面的なものと比較して、羨んだり悩んだりするのは無意味ですよね。
歳を重ねてくると、そのようなことなどどうでもよくなってくると思いませんか?
作品の登場人物であるヤヨイは会社から肩たたき、左遷と、壁にぶち当たりながらも定年間近まで働いてきた独身女性です。
彼女の人生をたどると、順風満帆な人生ではなかったと思えるかもしれません。
しかし、ヤヨイは自分で選択してヤヨイらしく生きてきたんだなと思います。
結婚して子どもがいることが一番の幸せだなんて言えるわけではありませんから。
仮に結婚したとしても、一緒にいることで夫婦の関係が変化することもあります。
親と子どもの関係も同様です。
夫婦や子供、親との関係、さらに隣人や職場など、ずっと何も起こらず平穏だった人なんていないでしょう。
この物語の登場人物たちも、それぞれ抱えるものをもちながら人生を送ってきたのです。
還暦近くになって、再会することになった5人。
思春期にあった恥じらいや劣等感なども、もう5人の間にはありません。
5人の共通点は同じ地元で同じ学校に通った時期があること。

5人でのミニ同窓会は盛り上がり、月に一回のペースで続きます。
皆、まさかこのメンバーで再会なんて考えられなかったでしょう。
そして、飲み会6回目の夜、ユリコの提案で行くことになった温泉旅行。
旅行の最後にヤヨイが言った題名の「じゃ、また明日」は、とても素敵な言葉でした。
この5人の関係は、これからもずっと続いていくんだろうな。
同じ場所でスタートした人生が、それぞれ大きく変化しても、同級生には変わらない何かがあるのですね。
このような仲間がいることが、私はとても羨ましく思えます。
私は地元とは離れてしまっているため、ばったり同級生に会うなんて起こりません。
しかしこの本を読んで、2つ思うことがありました。
1つは、子育てや仕事だけに時間を取られない還暦を過ぎたからこそ、少し勇気を出して一歩踏み出せることがあるのではないかと。
そして、小学校、中学校の同級生たち、どうしているのかな?
クラス全員などの大人数ではなく、ちょっと気になっていた5人くらいで再会したい。
そして、当時の思い出、歩んできたことなど深く語り合いたいと無性に思いました。
この記事を読んでいただき興味を持たれた方は、ぜひ本を手に取ってみていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。