犬と猫のアレルギー性皮膚疾患治療に対する羅針盤

犬や猫のアレルギー性皮膚疾患に対して対症療法ではなく、根治療法に挑戦し続けること

Mission(ミッション)

痒がる動物を1頭でも多く救いたい

Vision(ビジョン)

犬と猫のアレルギー性皮膚疾患に対して対症療法ではなく根治療法に挑戦し続けたい

Value(バリュー)

痒みの根本的な原因にアプローチしつつ、皮膚バリア機能と腸管バリア機能にフォーカスする

代表メッセージ

獣医学博士 川野浩志の目指してる北極星(羅針盤)は何か?

その答えはズバリ「犬と猫のアレルギー性皮膚疾患に対する対症療法ではなく、統合医療、つまり動物および飼主のこころや身体に寄り添った総合的なアプローチで根治療法に挑戦すること」です。

医薬品か?サプリメントか?自然療法か?という短絡的かつ一元論的な極論ではなく、西洋医学と東洋医学の長所を融合した統合医療1)に基づいたメソッド(治療法)でアレルギー専門診療を行っています。

西洋医学に頼るべき今(急性期)は免疫抑制剤を使って対症療法的に痒みを制圧し、未来(慢性期)の痒みは食事療法、タラソテラピー2)、腸管免疫刺激などマルチモーダル3)なアプローチによって統合医療の視点から根治療法的に突破口を見出し、症例ごとにベストウェイを模索して不調の改善を目指します。

特に腸管免疫をターゲットにした犬アトピー性皮膚炎の治療戦略としては、プロバイオティクス/プレバイオティクス4)による腸内環境の改善をスコープとし、最終的には免疫抑制剤から卒業することを目指しています。
免疫を抑制しないと制御不能だったはずの痒みが、乳酸菌を腸管内(小腸)に投下して、腸壁に住む細菌たちのアンバランス(不均衡)をチューニング(整頓)すると痒みが0(ゼロ)になる動物たちを目の前で見せてもらいました。生命体の無限の可能性、そのキープレイヤーとなるのはやはり菌だと感じています。

動物たちと向き合う過程において、結果的に、我々人間が原点回帰し健康に気付かされます。それはまさに動物達からプレゼントかもしれません。
動物達からのプレゼントを多くの獣医師や飼主に伝えるために「カワノメソッド」を構築しました。

カワノメソッドを公開するに至った背景や想い、構築に向けた試行錯誤については「カワノメソッド開発物語」をご覧ください。

1)統合医療
近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う療法のこと。ここでは医療の受け手である「動物および飼主」の(病変の悪化を抑制することよりも)こころとからだ,精神(たましい)を中心とした医療システムとしています。
2)タラソテラピー
海水や海の自然成分を使ったフランス発祥の自然療法で、 海水や海藻、泥などに含まれる天然のミネラルや栄養素が身体に良い影響を与えると考えられており、日本語では「海洋療法」と呼ばれています。
3)マルチモーダル複数の治療を組み合わせ実施することを意味しますが、ここでは獣医師だけでなく飼主や支援者なども協力して治療に取り組むことも意図しています。
4)プレバイオティクス/プロバイオティクス
プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」と定義され、乳酸菌やビフィズス菌などが対象となります。 これらの有用菌の増殖を促し、腸内環境の整備に有用な食物繊維やオリゴ糖などの食品をプレバイオティクスと呼びます。

プロフィール

獣医学博士 川野 浩志(かわの こうじ)

獣医学博士
日本獣医皮膚科学会 認定医
東京動物アレルギーセンター センター長
藤田医科大学医学部 消化器内科学講座 客員講師
東京動物アレルギーセンター センター長
九州動物アレルギーセンター センター長
福岡動物アレルギーセンター センター長
名古屋動物アレルギーセンター センター長

現在は東京、名古屋、福岡などでアレルギー専門外来および診療サポートをする傍ら、アレルギー性皮膚疾患および腸管免疫に関する臨床研究に情熱を注いでいる。

川野浩志

経歴

1974年 愛知県瀬戸市生まれ
1998年 北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業
2000年 東京大学附属動物医療センター研修医
2007年 米国 MedVet Medical & Cancer Center皮膚科 研修
2012年 世界獣医皮膚科会議 (WCVD7:カナダ・バンクーバー)
2013年 米国 Veterinary Speciality Center皮膚科 研修
2016年 世界獣医皮膚科会議 (WCVD8:フランス・ボルドー)
2019年 東京動物アレルギーセンター センター長
2020年 世界獣医皮膚科会議 (WCVD9:オーストラリア・シドニー)
2023年 第66回 比較統合医療学会学術大会 学会賞受

学会

日本獣医皮膚科学会
獣医アトピー・アレルギー・免疫学会
日本アレルギー学会
比較統合医療学会
日本サプリメント評議会(評議委員)

得意分野

皮膚科 / アレルギー科 / 免疫学 / 腸内フローラ / プロバイオティクス・プレバイオティクス学 / 水素分子療法

査読付き学術論文

■ 歯周病関連細菌に対するエリスリトールの静菌効果
The bacteriostatic effect of erythritol on canine periodontal disease-related bacteria
Kawano K., et al.
Polish Journal of Veterinary Sciences, 2022年

■ L-アスコルビル-2-リン酸と併用した局所エリスリトールによる犬表在性膿皮症におけるブドウ球菌増殖抑制
Topical erythritol combined with L-ascorbyl-2-phosphate inhibits staphylococcal overgrowth in canine superficial pyoderma
Tochio T., Kawano K., et al.
Polish Journal of Veterinary Sciences, Vol.26, No.4, 2023年

■ 犬アトピー性皮膚炎に対するケストースおよび Lactobacillus paracasei の臨床的効果
Clinical effects of combined Lactobacillus paracasei and kestose on canine atopic dermatitis
Kawano K., et al.
Polish Journal of Veterinary Sciences, Vol.26, No.1, 2023年

■ 犬アトピー性皮膚炎に対する単回経口糞便微生物叢移植(FMT)のパイロット評価
Pilot evaluation of a single oral fecal microbiota transplantation for canine atopic dermatitis
Sugita K., Shima A., Takahashi K., Ishihara G., Kawano K., Ohmori K.
Scientific Reports, 2023年

■ 猫アトピー性皮膚炎に対する 1-ケストースおよび Lactiplantibacillus plantarum FM8 を組み合わせたパラシンバイオティクスの臨床効果
Clinical Effects of a Parasynbiotic Combining 1-Kestose and Lactiplantibacillus plantarum FM8 on Feline Atopic Skin Syndrome
Takahashi H., Kawano K., et al.
Microbiology Research Journal International, Vol.35, 2025年

国際講演

第7回世界獣医皮膚科会議(WCVD7:バンクーバー)ポスター発表 K.Kawano,T.Okayama,K.Masuda and T.Mizuno(2012). possible involvement of lymphocyte responses of food allergens in dogs with atopic-kike dermatitis. Veterinary Dermatology Special Issue: 7th World Congress of, July 24–28, 2012,Pages 56

第8回世界獣医皮膚科会議(WCVD8:フランス・ボルドー)口頭発表(Supporting Original Study):"The effects of next generation allergen-specific immunotherapy "allermmune hdm" in canine atopic dermatitis".

第9回世界獣医皮膚科会議(WCVD9:オーストラリア・シドニー)ポスター発表:” Pruritic area and lead time after food challenge test ".

その他

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