『旅のラゴス』筒井康隆著

面白かったです。
一応SFって部類なのかしら?
なんか不思議なお話でした。
文明が失われ、代わりに超能力が使えるようになった世界で
集団転移やら壁抜けやら奴隷生活やらを経験しながら
人生かけて旅するラゴスさん。
一話一話が区切られていて読みやすいです。
以下ネタバレ有。











人生かけて旅するラゴスさんの目的は
文明の遺産を見て回る事。
宇宙船だったり、様々な知識の詰め込まれた図書館だったり
ラゴスさんは貪欲に学びます。
その学びの姿勢はとても立派なのですが
この人ちょっと女にだらしないよね?w
旅する間に3人の女と夫婦関係になります。
そして2人の妻との間には子供もいます。
でもある程度年数がたったら妻子を置いて
ひとりでさっさと旅に出るという…
最終的には兄の妻に手を出す始末…
まぁそういう世界なんだろうけど
ちょっとひっかかったわw

旅を始めたのは20代前半で
そこから奴隷生活7年、本を読むのに15年
実家に帰って20年ほど、最終的に60代後半になったラゴス
最後まで心にあったのは最初に会ったデーデと言う少女。
この少女を追い求めてまた旅に出ます。
妻でもなく、恋人でもなく別の女!!(笑)
ほんと女たらしだなぁ…

結局ラゴスの心の中にデーデが居続けたのって
手の届かない女性だからなんだろうなぁと思います。
知識でも人でも、ラゴスと言う人は
手の届かないものを追い求める性分なんでしょうね。
そして、行く先々で自然と人を指導する立場に立つのは
人を引き付けるカリスマ的気質があるのかもしれない。
(だからもてるのだ…)

ものすごい大きな盛り上がりがある訳ではないのですが
最初から一貫して安定した面白さがありました。
人生=旅なのだよ。

星は3.5くらいで。