メインコンテンツにスキップ

川崎重工の4足歩行ロボット「コルレオ」が製品化に向けた開発に着手。未来の馬が山を駆ける

記事の本文にスキップ

57件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
川崎重工 CORLEO / Youtube
Advertisement

 2025年の大阪・関西万博で大きな注目を集めた川崎重工業の4足歩行ロボット「コルレオ」が、いよいよ製品化に向けて動き出した。

 当初は2050年を見据えた長期的な構想とされていたが、同社は社長直轄の開発専任組織を立ち上げ、2035年の一般販売を目指すと正式に発表した。

 バイクの技術と最新のロボティクスを融合させたこのメカホースは、排気ガスを出さない水素エンジンを搭載し、険しい山岳地帯を安全に移動できる新たなオフロードのモビリティとして期待されている。

2035年の市販化を目指す開発チームを設立

 川崎重工業はこのほど、「CORLEO(コルレオ)」の製品化を推進するための専任組織「SAFE ADVENTURE事業開発チーム」を設立した。

 このプロジェクトは、誰もが安全に山岳地帯を楽しめる社会の実現を目的としている。

 計画によると、まずはサウジアラビアの首都リヤドで開催される2030年万博において、会場内の移動手段としてコルレオを採用することを目指す。

 その後、さらなる改良を重ねて、2035年までには一般のユーザーが購入できる製品として市場に投入する予定だ。

 万博での展示から一歩踏み出し、実用的な乗り物としての開発が加速している。

この画像を大きなサイズで見る
1人乗り用四足歩行ロボットコルレオ Image credit:川崎重工

ゲームやeスポーツでも体験可能に

 実機が登場するのを待つ間、バーチャルな世界でその乗り心地を体験できる機会も用意される。

 川崎重工業は、4足歩行モビリティの乗車体験を可能にするライディングシミュレーターの開発も並行して進めている。

 このシミュレーターは2027年中の完成を目標としており、コルレオの開発過程で蓄積された3Dモデルや動作データ(モーションデータ)が活用される。

 システム全体をゲーム業界やeスポーツ業界へ展開することも視野に入れており、現実の山道を走る前に、デジタル空間でこのメカホースを自在に操る体験ができるようになるかもしれない。

この画像を大きなサイズで見る
SAFE ADVENTUREのコンセプト Image credit:川崎重工

バイクの技術を脚に応用した独自の構造

 コルレオの最大の特徴は、同社が長年培ってきたモーターサイクルの技術をロボットに応用している点にある。

 バイクの後輪を支えて衝撃を吸収するスイングアームの仕組みを4本の脚に取り入れることで、それぞれの脚が独立して上下に動き、険しい地形でも乗り手の姿勢をまっすぐ保つことができる。

 操縦方法も、従来のようなハンドルや手綱ではなく、実際の乗馬のように乗り手が体重を移動させることで方向を指示する。

 さらに、高度なAIが搭載されており、岩場や川渡りといった困難なルートでも、周囲の状況を検知して安全なルートを案内するナビゲーションシステムを備えている。

クリーンな水素エンジンで山を走る

 このロボットの動力源には、次世代のクリーンエネルギーである水素が採用されている。車体には水素エンジンが搭載されており、これで発電した電気を使って脚を動かす仕組みだ。

 燃料となる水素は、車体後部に装着された水素キャニスターと呼ばれる専用の容器から供給される。

これにより、有害な排出ガスを出さず、静かに走行することが可能になった。

自然豊かな山岳地帯において、環境への負荷を抑えながら移動できるのは大きな利点だ。かつては遠い未来のビジョンだった「機械の馬」、メカホースは、着実に私たちの現実へと近づいている。

このニュースは川崎重工のプレスリリース(2024年12月3日)で発表された。

編集長パルモのコメント

パルモの表情、普通

そういえば、大阪・関西万博で出品され話題を呼んだ全自動で体を洗えるミライ人間洗濯機も数量限定で販売することになり、販売価格は6000万円ほどだそうだが、川崎重工のコルレオはおいくら万円くらいなのだろう?これちょっとマジでほしいんだけど。

References: Khi.co.jp / Newatlas

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 57件

コメントを書く

  1. カービィのエアライダーのアイツが現実に来るのか、、!

    • +1
  2. 人型ロボットの上半身を合体させるとケンタウロス・ロボットが出来ちゃうねw

    • +21
    1.  ケンタウロス型の背中にハンドルか何かあると後ろに人が乗れますね。 人が乗らないときは AI でフルオートで山岳の哨戒任務とかできそう。 馬ほど大きくなくヤギぐらいの大きさに作って崖を登るとかできると山岳救助ができそう。 夢がひろがりんぐ。

      • +8
  3. 階段とか駆け上れるなら便利かも
    鋼鉄ジーグか大巨神になったつもりで遊べそう

    • +8
  4. コンセプトは素晴らしいのだけれどサンプル画像のデザインが今二つくらい機能性に欠く気がする。
    初代のガンプラみたいな動きしかできなさそうな印象。

    • -8
  5. 2035年の一般市販化って….
    その前に中国やアメリカが先にもっと凄いのを市販化すると思う。

    • -15
    1. そう言う冷笑コメントって何か意味があるんでしょうか?
      たとえ後発だろうと頑張ろうとする人や企業の足を引っ張ったところで無意味どころか、モチベーションを削る事になるのでむしろ害悪だと思うのですが

      • +12
    2. 世界シェアは米中製がかなりの割合を占めるようになるのかな…
      今の世界を見てると9年後なんて想像もつかないけど、もしブロック的な経済になったとしたら売る場所も限られそうだしな

      • +1
  6. いや、すごい。
    二足ロボよりこっちがいいな。

    ピユイカみたい。

    • +3
  7. ヤマハもカモシカ型ロボットで対抗して欲しいね

    • +12
  8. 1台でタイヤと使い分けができれば飛躍的に増えそうだな

    • +10
    1. トヨタとホンダのミライドン・コライドンプロジェクトに期待だなw (ホンダのコライドン二輪で自立走行できる)

      • +6
  9. CGでは無く実際に走っている動画が見たいなあ

    • +16
  10. 危険なところの救助とかに使えそうね
    素晴らしいです!

    • +4
  11. バイクにも乗らないし、このロボが市販されてもきっと買えないだろうけど、川崎重工さん頑張って下さい! 

    • +12
  12. アイデアを映像で発表するだけで評価されるなら
    ドラえもんのアニメは毎週拍手喝采よな。

    • -2
    1. 羨ましいならアイデアを形にすれば良いだけなのになんでやらないの?

      • +7
    2. そういうふうに足を引っ張る方が無意味だと思いますよ。

      • +3
  13. もう少し馬っぽいデザインで変形も出来たらライトニングごっこができる

    • +2
  14. CGじゃん
    これが中華メーカーなら指差して笑うくせに
    ホルホル気持ち悪い

    • -6
    1. どこの国かによってコメントに偏りがあるのは確かにつまらない
      コメント欄見る前からどういう反応かわかるし

      • +5
    2. この動画を作るシミュレーター作って終わりそう

      • +1
  15. 二足歩行の恐竜タイプもぜひ
    チョコボタイプとか

    • +5
  16. Gレコで似たようなのあったな…あっちは二足歩行だったが

    • 評価
  17. 来年の話でも鬼が笑うのに
    死神も笑いそうな10年後の
    話しされてもな
    その頃には陸海空万能型中華トランスフォーマーが出てそう

    • +3
  18. 技術より価格設定が気になるな。
    中華製ロボットがエグいのは技術より値段の安さで4足タイプは安いのなら原付と同じくらいの値段で販売されてる。
    ぶっちゃけ、日本の企業や大学も歩行型の実験はunitreeとかの中国メーカーを使ってるところが殆ど。

    • +3
  19. 昔、ミッドナイトアイ・ゴクウってアニメに見た目が綺麗なお姉ちゃんで、背中にハンドル生えてて、背中に乗って操縦できて四つ足で自在に駆け回るアンドロイド登場してたんよ。

    ああいうのがいいっす。

    • +2
  20. ヒヒみたいな歩き方してるな、これなら二足時々四足のほうが良いんじゃないか?

    • 評価
  21. ZOIDS EZ-63 ガンタイガーに似ているが、登場者と機体の縮尺としてはコルレオがより小型。自衛隊装備品として納入された場合、貨物ラックを増設して大型化するよりもこのサイズのままで山野で偵察活動に使うほうが活躍出来るだろう。

    • +2
  22. 公道は走れないのが残念
    ナンバープレートや方向指示器付けようがないもんね。

    • 評価
  23. コレがバイクやジェット機に変形するようになるんですね。

    • +3
  24. 凄い技術ですね❗️政府は、この技術が海外に盗まれないようにしっかりとしてもらいたいですね。

    • 評価
  25. 公道走れるのだろうか?運転免許は要るのだろうか?

    • 評価
  26. タイプ:Gシップ
    起動時ランダムで立ち上がる

    • 評価
  27. 実用化できるのか。
    動力はバッテリーなのか?足1本とっても関節は何個になるのか?関節ごとにモーターをつけるのか?強度はどうだ。歩くには地面についたときの静止、踏み出すときの動作が要る。それを無限に連続させないといけない。
    絶対に無理。
    実際に動作している動画が上がってないのがいい証拠だよ。動画を上げてほしい。
    でも実用化したら買いたい。

    • +1
    1. 万博で披露した内容なので現時点はコンセプトレベルのモノなんでしょうね。
      こういったアイデアの実現力と販売力の馬力は海外の方が上だと思いますが、カワサキの本気度を見せてくれると面白いと思います。

      • +1
  28. これに乗って「ナポレオンのアルプス越えごっこ」ができそう

    • +3
  29. どこで使うか? まだ見えてこないね
    例えば草原、砂漠、登山(森林限界超えて)、浜辺、都市
    草原はいけるが森林は歩道以外は難しい
    二次ジャングルでは蔦に絡まるかも、砂漠では熱でオーバーヒート(夜か冬ならOK)
    登山はいけるかもしれないが、駆動時間がネックだ
    山から救助者を降ろすにはいいかも(防風の中だと人が落ちるか、ひっくり返る)
    浜辺だと錆びの問題、海に強いヤマハと提携しては?

    あとこれはバイクの話
    ホンダはデカイ(その分耐久性あり)、カワサキは重い(デザインは好き好き)というのがあって
    「きっと川崎重工から資材を入れてるから重いんだ」(買わされてる)と噂が
    コレも重くなるだろう

    もしバイクならガス欠でも押して歩けるけど、騎乗機は置いていくしかない
    稼働時間は8時間は欲しいところだ

    • +1
    1. ガス切れたら手押しモードになるんだよきっと
      格納されてた車輪がジャコッ!て出てきて荷車みたいに変形する

      • +1
    2. 車よりも岩場とかを走れるのかな
      でもその岩が動いたらヤバくない?
      走りながらでもバランスを崩さず立て直せるのかな
      小川とかを飛び越えるにしても着地した衝撃はどう吸収するんだろう
      馬とかでもかなり乗り手は大変なのに

      • 評価
    3. そうだなー
      富士山とエベレストに2台ずつ置いてみるのはどうだろう?
      荷上げはさほど役立たないが、要救助者・Bodyを降ろすのは役に立つ
      あるいはベースキャンプあたりからピストンでゴミ降ろし…
      気になるのは無理にオーバーヒートさせて暖を取るとする人がいるとか
      とても狭いところで動けなくなると悲しいので注意

      • +1
  30. そうか挙動がウマとかじゃなくて猿っぽい動きなのか

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

グッズ・商品

グッズ・商品についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。