
ネットフリックスオリジナル映画「10DANCE」、観ましたよ~。すっごい楽しかった。ダンスは素敵だし主演のお二方は魅力的だし、それになんといってもキューバですよ。キューバのダンスと音楽の魅力を堪能させてもらいました。
ただ少し、消化不良といいますか、わからない部分もあったりでして。原作との違いをAIにまとめてもらいました。
「10DANCE」ネトフリオリジナル映画のあらすじ
井上佐藤氏原作のBL漫画をもとに、ネットフリックスが映画化したもの。
ダンス、ラテンアメリカン部門の鈴木信也とスタンダード部門の杉木信也。名前が似ていることもあり、お互いを意識していた。あるとき杉木が「ともに10DANCEのチャンピオンを目指そう」と、持ちかける。
ダンスのスタイルも性格も正反対の二人。練習を重ねるうちにそれぞれに欠けたものを相手の中に見つけ、惹かれ合っていく。竹内涼真、町田啓太のダンスが圧巻。
「10DANCE」ネトフリオリジナル映画のここがよかった!
ダンスシーンがゴージャス・魅力的
ダンスはまったくわからない私ですが、それでも目を奪われました。竹内涼真、町田啓太両氏はもちろん、パートナー役の土居志央梨氏、石井杏奈氏もすばらしい。どれだけ練習されたんだろう。
特に町田啓太氏は、頭のてっぺんから足のつま先まで端正。お顔立ちそうなんですけど、表情とか服装、しゃべり方までジェントルマンで「すごいものを見たわぁ」という感想。
まったく知らないダンスの世界のセレブな様子も見ごたえがありました。
ブルーの基調が濃い画面の美しさ・クールな演出
情熱的な物語ではありますが、画面はクール。ぐっと抑えた、青みがかった色調で描かれます。
セリフも多くはありません。最近の映画だと、登場人物の心情心境生まれ育ちに得意技まで、説明が入ることも多いのですが、この映画ではそうしたものは極力省いている様子。
鈴木のダンスに強く心を動かされた杉木。言葉の足りなさにいらだちと切なさを抱える鈴木。自分の至らなさに苦しむ房子。ざっくばらんに話すアキの、実は情が深いところ。こういったことを表情としぐさで表現するんですからね、いやぁ、役者っつーのはすごいもんだよ!
王道のストーリー・惹かれ合う正反対の二人
食事の場面にそれがよく表れています。杉木がふるまうのは英国女王の晩餐会で出された料理。対して鈴木は彼をキューバ人が集まる酒場に連れていき、キューバの食事(映らなかった)と強い酒をすすめる。
規範に従って生きるタイプと自由奔放なタイプ。王道ですね。
対比がはっきりしているので、反発、憧れ、別れ、それぞれが自分の足で立ってから再び互いの手を取り合う、その流れが心地よく感じられます。またこれはBLですから、恋愛というウェットな感情も入り込み、いわゆる「化学反応」を起こしていくさまもよい。
「10DANCE」映画と原作との違いは? AIにきいてみた
井上佐藤氏の原作は2025年12月現在、8巻までの刊行だそう。未完とはいえこれだけ長い作品を2時間の映画にまとめるとは。難しいことだったでしょうし、私の消化不良もここに原因があるのではと思い、内容をAIにまとめてもらいました。
間違いがあるかもしれません。また、映画は映画でひとつの作品として独立していて、決して悪い出来ではない。いい作品だと思います。その上で、原作の情報として納得できる部分があったのでメモとしてここに置きます。
キャラクターの違い
鈴木は、たばこと酒を好み、女性関係も派手であるらしいという典型的な「バッドボーイ」に描かれていたが、原作の鈴木は家族思いで家庭的な青年である。
原作の杉木のスキルは鈴木を圧倒している。優位性がある。が、ユーモアを交えつつだんだんと打ち解けていく。父親との関係で、孤独を感じている。
映画の鈴木の奔放ぶりは、それはそれで魅力的でしたが、原作の鈴木は家族という背景があり、人間性に深みが感じられますね。映画の尺の問題もあるのでしょう。私個人的には、原作鈴木のほうがキューバの人らしい、という印象があります。
エピソードのいくつかが省略されている
これはもう仕方がないことでありましょう。映画は、説明やセリフが少なかったこともあり、どちらかというと雰囲気で魅せるといった感はありました。その雰囲気もいいんですけどね。
ただ原作では、競技シーンが多く、二人が親密になる過程がじっくり描かれているとのこと。ユーモラスな場面も多々あり、これによって二人の人間性がより深く伝わるようになっているということです。
確かに映画は恋愛に至る過程がやや性急にも感じられる演出でした。でもそれに無理があるかというと決してそうではなく、原作のエッセンスを凝縮して描いた、といっていいのかもしれません。
SNSでの原作ファンの声
AIはこんな点まで拾ってくれました。いわく、映画ではなくドラマにすべきだった。続編が作られるべき。
つい「べき論」で語ってしまいますが、私も賛成ですよ。というよりも、映画もよかった、ドラマもきっとよいだろう、続編はありますよね? という気持ち。あの終わり方は「おれたちの戦いはこれからだ」じゃないですか。始まったばかりでしたよね?
まとめ
キューバは今、資源不足で停電が続いたり、食料や医薬品に苦労したりと、シビアな状況にあるそう。ですので映画で語られる「音楽とダンスと海と恋」のキューバには、「多くの人がイメージする」との前置きをつけたくはなりますね。
でもそんなことどーだっていいんじゃない? 竹内涼真がスペイン語をしゃべるんですよ。チョーかっこいい。私が個人的に、世界で一番ロマンティックだとと思う言語、スペイン語を話す。それだけで100点満点、いや、100億万点です。
AI調べによる、ですが、原作に比べるとエピソードが弱め、人物の深堀りができていないという点はあるのかもしれない。でも映画は演者さんたちの身体で、音楽で、画面の美しさで語るわけですよ。それが映画じゃないですか。
そうした意味で、よい映画体験ができました。映画館でも観たい。続編もお願いしたいし、原作も読みたい。……つい欲が出るな。
