黒須田川散歩(41)

 暑い夏の間も咲き続けた「サルスベリの花」から・・やっと「ススキ」へと・・季節をバトンタッチしているようです。

 ススキは、カワセミの新しい止まり木になってくれます。

 初夏から活動していたハグロトンボも産卵を終えて・・あのヒラヒラと優雅に飛ぶ姿が見られるのも・・

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 黒須田川周辺も、一気に秋色に染まりつつあります。民家の庭から遊歩道に、大きな塊になって垂れ下がったハギの花。庭などに植えられる品種であるミヤギノハギでしょうか。

 こちらの川岸には、白い花が垂れ下がっています。ミヤギノハギの変種とされている「シロバナハギ」です。

 樹高は1~3mほどになり、枝先が垂れる姿が美しいです。ハギと言えば紫色をイメージしますが、清楚な白い花も人気があるそうです。

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 このハギ以外にも、遊歩道で見られるハギがあります。

 一かぶに道をふさげり萩の花

         一茶『西紀書込』

 道を遮っている雑草のように見えますが・・この草は、ハギの一種で「メドハギ(目処萩)と言います。

 葉は3つの細長い小葉からなる複葉です。花の大きさは、蝶形で5~8mmと小さく、色は淡い黄白色に紅紫色の筋が入った美しい花です。

 ミヤギノハギのように垂れ下がらないで、真っすぐに伸びています。草丈は50~100cmほどになり、茎は丈夫で木質化します。

 今は見ることが少なくなりましたが、「めどぎ」と呼ばれる占いの道具である「筮竹」があります。その代わりとして、この茎が使われました。名前の由来は「めどぎ」に用いられたということで「メドハギ」と呼ばれています。

 「メドハギ」は、古くから染料、民間薬、高級すだれなどに利用され、人々の生活に役立ってきた植物です。

 「メドハギ」は、地味ながらも道端で咲き誇る秋の小さな使者でもあります。

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