ヒロおじさん、大型の魚に水銀が多いって聞いたけど、それって本当?
どうして水銀が魚にたまるの?食べても大丈夫なの?
詳しく教えてほしい!
すごく良い質問だね、カナちゃん!
実は「大型魚に水銀が多い」というのは本当で、特にマグロやカジキ、サメ、クジラなどの大きな魚には「メチル水銀」という形で水銀が多く含まれているんだ。
今日はその理由や体への影響、どんな魚にどれくらい含まれるのか、そして安全に食べるためのポイントまで、しっかり説明するね!
🌊 どうして大型魚に水銀が多いの?
なんで大きい魚だけ水銀が多いの?小さい魚は大丈夫なの?
それは食物連鎖と生物濃縮という自然の仕組みが関係しているんだ。
まず、海の中にはもともと少しだけ「無機水銀」があるんだけど、これが微生物やプランクトンによって「メチル水銀」という有機水銀に変わる。
小さな魚やエビ、貝などがそのプランクトンを食べて、さらに中くらいの魚が小魚を食べて…と、食物連鎖の上に行くほど体の中に水銀がたまっていくんだよ。
じゃあ、マグロやカジキはどうして特に多いの?
マグロやカジキ、サメ、クジラなどは食物連鎖の頂点にいる魚だから、長い間いろんな魚や生き物を食べて大きくなる。
その分、体の中に水銀がどんどん蓄積されて濃度が高くなるんだ。
しかも寿命が長い魚ほど、体にためこむ量も増えるから、大型で長寿な魚ほど水銀濃度が高い傾向があるんだよ。
🐟 どんな魚にどれくらい水銀が含まれているの?
具体的にどんな魚が危ないの?どれくらい入ってるの?
厚生労働省や水産庁が調べたデータによると、水銀が多い魚はこんな感じだよ。
- キンメダイ(平均0.53μg/g)
- メカジキ(平均0.67μg/g)
- クロマグロ(本マグロ)(平均0.54μg/g)
- メバチマグロ(平均0.55μg/g)
- バンドウイルカ(平均6.6μg/g)
- コビレゴンドウ(平均1.5μg/g)
- ツチクジラ(平均0.7μg/g)
- マッコウクジラ(平均0.7μg/g)
- キダイ(平均0.33μg/g)
- マカジキ(平均0.34μg/g)
- ヨシキリザメ(平均0.35μg/g)
- クロムツ(平均0.31μg/g)
これらは水銀濃度が高いので、食べる量や頻度に注意が必要なんだ。
水銀が少ない魚もある?
もちろん、水銀が少ない魚もたくさんあるよ。
例えば、サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオ、ツナ缶などは水銀が少ないので、特に制限なく食べられるとされているんだ。
⚠️ 水銀は体にどんな影響があるの?
じゃあ、水銀をたくさん食べるとどうなるの?
体に悪いの?
水銀の中でもメチル水銀は、神経に影響を与える毒性が強いんだ。
大人が普通に魚を食べている分にはほとんど問題ないけど、妊婦さんや小さな子どもは特に注意が必要だよ。
胎児や乳幼児は神経が発達途中だから、ごく少量でも脳や神経の発達に影響が出ることがあるんだ。
どんな症状が出るの?
たくさんのメチル水銀を長期間とり続けると、手足のしびれ、運動障害、言葉の遅れ、知能の発達障害などの症状が出ることがあるよ。
昔の「水俣病」も、メチル水銀による公害病だったんだ。
でも、普通の食生活でそこまで大量に摂ることはほとんどないから、食べすぎなければ心配しすぎなくて大丈夫だよ。
🍣 どれくらい食べても大丈夫なの?
じゃあ、どれくらい食べたら危ないの?
毎日マグロを食べてたらダメなの?
厚生労働省やWHOでは、メチル水銀の摂取上限を「体重1kgあたり週1.6μg」と決めているよ。
体重50kgの人なら週80μg、つまり「水銀が多い魚を週に1~2回、合計100~200gくらいまで」が目安なんだ。
具体的な食べ方の目安
例えば――
- キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロなどは「1週間に80gまで」
- キダイ、マカジキ、ミナミマグロ、クロムツなどは「1週間に160gまで」
- いろいろな魚を組み合わせる場合は、合計で上限を超えないように
- サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオ、ツナ缶などは特に制限なし
1人前の刺身や切り身はだいたい80gくらいだから、水銀が多い魚は週に1~2人前までを目安にしてね。
妊婦さんや子どもは特に注意
妊婦さんやこれから妊娠する予定のある人は、胎児への影響を考えて特に注意が必要だよ。
厚生労働省は「水銀が多い魚は週1回まで」「いろいろな種類の魚をバランスよく食べる」ことを推奨しているんだ。
🧪 どうやって水銀の量を調べているの?
そもそも、魚の水銀ってどうやって調べてるの?
国や自治体が定期的に魚介類をサンプリングして、専門の分析機器で「総水銀量」と「メチル水銀量」を測定しているんだ。
そのデータをもとに、安全基準や「どの魚をどれくらい食べれば安全か」という目安が作られているよ。
🐟 水銀が多い魚を避けた方がいいの?
じゃあ、水銀が多い魚は食べない方がいいの?
そんなことはないよ!
マグロやカジキ、キンメダイなどは栄養も豊富で美味しい魚だから、量や頻度に気をつければ問題なく楽しめるんだ。
大切なのは「いろいろな魚をバランスよく食べる」こと。
特に子どもや妊婦さんは注意が必要だけど、普通の人が普通の量を食べていれば、健康への影響はほとんど心配ないとされているよ。
🍣 水銀以外にも魚のメリットはたくさん!
魚って体にいいってよく聞くけど、水銀が心配なら食べない方がいいのかな?
そんなことはないよ!
魚にはDHAやEPAなどの良質な脂肪酸、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、体に良い成分がたくさん含まれているんだ。
特に子どもの脳や体の発達、心臓や血管の健康にも役立つから、魚は健康にとても大切な食材なんだよ。
📝 まとめ
- 大型魚(マグロ、カジキ、サメ、クジラなど)はメチル水銀が多く含まれる
- 食物連鎖と生物濃縮で、食物連鎖の上位・寿命の長い魚ほど水銀が多い
- 水銀の摂りすぎは神経や胎児の発達に影響があるが、普通の食生活なら心配しすぎなくてOK
- 水銀が多い魚は週1~2回、合計100~200gまでが目安
- サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオ、ツナ缶などは特に制限なし
- バランスよくいろいろな魚を食べることが大切
- 魚は健康や発達にとても良い食材なので、上手に楽しもう!
大型魚に水銀が多いのは、食物連鎖や生物濃縮のせいなんだね!
でも、食べすぎなければ体に悪いわけじゃなくて、バランスよくいろんな魚を食べるのが大事なんだね。
これからも魚を楽しみながら、健康に気をつけていきたいな。
ありがとう、ヒロおじさん!