11月に入り、やっと秋らしい気候になったかと思ったら、真冬並みの寒い日がすぐ到来するとのこと
いったい日本の四季はどうなっているんでしょうね~
歴史・文化・世界との比較から見える「四季の危機」
日本は「四季の国」として世界でも特に“季節の移ろい”を大切にしてきました。
春の桜、夏の青空と祭り、秋の紅葉、冬の雪景色――。
しかし今、その四季が急速に変形し、“失われつつある”と言われています。
そこで今回は、
1.日本の四季の歴史 → 2.世界の季節との比較 → 3.温暖化で起きている変化 → 4.私たちの文化に生じる影響
という流れで、四季の現状を深掘りします。
1.日本の四季の歴史~ルーツは「中国の二十四節気」だった~
日本の四季は、元々中国から伝わった暦の考え方に基づいています。
■ 二十四節気
中国では太陽の動きと農業のリズムに合わせ、1年を24の節気に細かく区切っていました。
例:
これは気候の変化を細かく把握するための自然暦でした。
■ 日本に合わず、日本独自の「雑節(ざっせつ)」「七十二候(しちじゅうにこう)」が生まれた
奈良時代に日本へ伝わったものの、気候が中国と異なるためそのままでは不十分でした。
・雑節・・・節分、彼岸、八十八夜など、日本独自の季節行事の源
・七十二候・・・1年を約5日ずつ、72の季節に細分化
「桜始開(さくらはじめてひらく)」・・・桜が咲き始める
「葭始生(あいはじめてしょうず)」・・・葦の芽が出る
など、自然の変化を繊細に捉えた表現です。
つまり日本人は太古から自然と寄り添い、“変化の細かさ”を季節として楽しむ文化を育ててきたのです。
■中国との気候が異なる理由
作られた場所: 黄河流域、特に現在の洛陽周辺が中心とされる
作成時期: 紀元前の春秋戦国時代
目的: 月の満ち欠けに基づく太陰暦と実際の季節とのずれを補うため、また農業の指標として作られた
特徴: 黄河流域の気候をもとにしているため、日本の気候と季節感にずれがあるのに対し、中国では1月が最も寒く2月より12月の方が冷え込む。これも冬の季節感のずれに繋がっている

○は当時の地名 ■は今の地名
グレゴリオ暦導入で“四季の制度化”が進んだ
明治時代、暦は日本独自の自然暦から西洋のグレゴリオ暦に変更されました。
・月が30日・31日で固定
・季節は「春夏秋冬」の4つで3ヶ月ずつに割当てる
これは便利な一方で、日本の気候に合わせた繊細な季節感が失われるきっかけにもなりました。
例:
梅雨は6月にあるのに、カレンダー上では「夏」扱い
9月の残暑は「秋」とされるが、体感はまだ夏の名残あり
こうした「暦と気候のずれ」が、現代ではさらに大きくなりつつあるのです。
2.世界の季節との比較 ~日本の季節とどう違う?~
■国や地域別季節の分け方
・四季・・・日本・欧米・韓国など
アメリカ・ドイツ・フランス・韓国は日本と同様に四季がありますが、大陸性の乾燥した気候の影響を受けて、春夏秋冬の訪れが早く、夏冬の寒暖差が日本より大きい傾向があり、また朝夕の気温差が大きいことも特徴です。
・二季・・・インドネシア、フィリピンなど、雨季・乾季
インドネシアのような赤道直下の国では、四季は存在せず、乾季と雨季の2つの季節に分かれますが、年間を通じて高温多湿とされます。
・六季・・・バングラデシュ、インドの伝統暦
バングラデシュ:ベンガル暦に基づき1年が6つの季節に分けられ、これは農業や宗教行事に深く結びついてます。
夏(Grishmo/4〜6月):猛暑の時期で、マンゴーやジャックフルーツが実る季節
雨季(Borsha/6〜8月):モンスーンの影響で雨が多く、洪水も発生しやすい
秋(Shorot/8〜10月):空が澄み渡り、穏やかな天気が続く。祭りの季節でもある
遅秋(Hemonto/10〜12月):稲の収穫期にあたり、農村部では最も忙しい季節
冬(Sheet/12〜2月):朝霧が多く冷え込みもあるが、日本の冬ほど厳しくはない
春(Boshonto/2〜4月):花が咲き誇り、色鮮やかな春祭りが開かれる
インド:インドにも伝統的に6つの季節があるとされ、古代の詩や宗教行事で六季が存在します。
春(Vasant)、夏(Grishma)、雨季(Varsha)、秋(Sharad)、前冬(Hemant)、冬(Shishir)
・その他
オーストラリア北部・・・熱帯地域では「wet/dry」と呼ばれる雨季(12〜4月)と乾季(5〜11月)の区分が中心。雨季は高温多湿で、天気が目まぐるしく変わる。乾季は日照時間が長く、比較的過ごしやすい。
オーストラリア一部地域・・・実際には春や秋も存在するものの、日本ほど気温差や自然の変化が大きくないため、夏と冬の二季しかないと感じる人もいます。
日本は島国で中緯度に位置し、海と山が近い地形のため四季の気候変化が劇的に出やすいとされ、これが紅葉の鮮やかさや、春の移ろいの豊かさに繋がっているそうです。
■日本と西洋との季節の感じ方の違い
日本人は季節(四季)を「自然+風習」で感じる民族とされます。
夏 → お盆と盆踊り・花火
秋 → お月見・収穫祭・紅葉狩り
冬 → 年末年始・節分・上巳(桃)の節句
一方、西洋では
春 → イースター
夏→夏至祭
秋 → ハロウィン
冬→クリスマス など
日本が自然との共生や「移ろいの美」を感じる文化であるのに対し、西洋は「宗教的祝祭」として季節を楽しむ傾向があるといえます。
■日本の季節の楽しみ方
また、日本人は季節を「食」と「装い」で楽しむのも特徴とされます。
「食」
春→苺、筍、桜餅など旬の食べ物
夏→すいか、鰻、かき氷など、涼を感じるものや精のつく食べ物
秋→栗、さんま、松茸など、収穫の喜びを感じる食べ物
冬→鍋料理、雑煮、おせち料理など、体を温める、体と縁起の良い食べ物
「装い」
日本の伝統的な「装い(和装)」では、季節ごとに着物の仕立て(裏地の有無)や、色・柄を変えることで季節を楽しみます。
・春(3~5月)
仕立て:1月~5月は裏地のある「袷(あわせ)」を着用します。5月頃の初夏には裏地のない「単衣(ひとえ)」に移行し始めます。
色・柄:桜、椿、藤、牡丹など、春の花々や霞、水紋といった柄が好まれます。明るい色がすすめられます。
・夏(6~8月)
仕立て:6月頃からは「単衣」が主流となり、盛夏(7月~8月)には、絽や麻などの薄く涼しい素材の「夏物」や「浴衣」を着用します。
色・柄:流水、雨、波、金魚、朝顔、紫陽花など、見た目にも涼しげな自然のモチーフが選ばれます。
・秋(9~11月)
仕立て: 9月頃の初秋は「単衣」で過ごし、10月以降は「袷」に切り替えます。
色・柄:紅葉、菊、桔梗、萩、虫など、秋の風情を感じさせる落ち着いた色合いや柄が取り入れられます。
・冬(12~2月)
仕立て:裏地のある「袷」を着用します。
色・柄:雪持ち笹、松竹梅、南天など、冬の情景や吉祥文様が用いられ、落ち着いた深い色が好まれます。
日本の季節(四季)の特徴は、“季節が豊かで変化が大きい” “その変化を文化的に楽しむ感性が強い”
この二つによって形作られているのです。
3.温暖化で起きている変化~しかし今、日本の四季が変化しはじめている~
■ 2025年、日本は再び「観測史上最も暑い夏」へ
2025年の夏(6〜8月)平均気温は平年差 +2.36℃。過去最高だった2023・2024年を一気に上回りました。
北日本 +3.4℃
東日本 +2.3℃
西日本 +1.7℃
日本各地で高温記録を更新。
そして…
猛暑日(35℃)積算地点数:過去最多の9,385地点
40℃以上観測:延べ30地点
群馬・伊勢崎では史上最高の41.8℃を記録
さらに2025年は梅雨入り・明けも異例で、
ほぼ5〜6月に梅雨が完結してしまう異常なかたちとなりました。
トランプ大統領の気候変動観をめぐる論争
■トランプ大統領の発言と国際的な気候観の分断
アメリカ合衆国のトランプ大統領は、気候変動に関して強い懐疑的立場をとっています。
2025 年9月、国連総会で、トランプ大統領は「これは世界で実施された“最大のいかさま(greatest con job)”だ」と発言しました。
さらに、再び同年1月には、アメリカが国際的気候枠組み「 パリ協定」から離脱する意向を示しました。
また、グリーンニューディール政策の停止、EV義務化の撤廃なども進めました。
■トランプ大統領の主張の整理
・気候変動や温暖化に関する国際的な合意・枠組みは、アメリカに不利益をもたらす。
・再生可能エネルギー政策や脱炭素化は、「経済を傷つける」「雇用を奪う」との認識を示している。
・科学的・国際的なコンセンサス(例:人為的な温暖化の進行)に対し懐疑的であり、「予測は外れてきた」「騙されてきた」と明言している。
■トランプ大統領の「いかさま」発言から考える科学・経済・政治の三つの視点
①科学をめぐる議論 ― 気候モデルは信頼できるのか?
▼トランプ大統領・懐疑派の主張として
“気候モデルへの不信” だそうで、多くの科学者・政治評論家・研究者が以下の点を挙げている。
・気候モデルは不確実性が大きく、予測が実測値と合わないことがある。
・CO2を過大に評価し、自然要因(太陽活動、雲、水蒸気、海洋循環など)を軽視している。
・政治的・経済的な思惑が研究に影響している可能性がある。
・資料を挙げた学者たちも同じ問題を指摘している。
気候モデルへの懐疑を表明した方々として
・リチャード・リンゼン(MIT/マサチューセッツ工科大学気候科学名誉教授)
・ジョン・クラウザー(ノーベル賞受賞者/アメリカの理論・実験物理学者)
・クリストファー・モンクトン(イギリスのジャーナリスト、政治家) など
彼らは「気候モデルが過去や現在を正確に説明できないのに、数十年先の予測だけを信頼するのはおかしい」と主張しています。
▲ 科学コミュニティ側の反論として
一方、世界の主要な研究機関やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は次のように反論しています。
・モデルは完全ではないが、長期的傾向(温暖化)は再現できている。
・海面上昇、氷床融解、気温上昇など実測データでも温暖化は確認されている。
・多数の独立した研究が同じ結論を示している。
つまり、「モデルには不確実性はあるが、温暖化という“方向性”は科学的に確度が高い」というのが彼らの立場なのです。
②経済をめぐる議論 ― 脱炭素は本当にコストに見合うのか?
▼トランプ大統領・懐疑派が強調するのは “費用対効果の悪さ”
・脱炭素には 数百兆円規模のコスト。
・その一方で、気温低下効果は 0.06〜0.1℃程度 と小さい。
・再エネ・EV義務化などは産業や雇用を破壊する。
・コスト負担は中間層・労働者が支払うことになる。
ビョルン・ロンボルグなど多くの学者が「脱炭素政策は数値に見合わない」と述べています。
トランプ大統領がいう「いかさま」とは、「莫大なお金を払わせておいて、得られる効果はごくわずか」という意味であり、これは経済的合理性の観点からの批判です。
▲推進派の反論
脱炭素を進める側は、次のように反論しています。
・気候変動の被害コスト(災害、生産性低下)の方が長期的に大きい。
・再エネやEVは将来の成長産業になる。
・技術革新によってコストは下がっている。
つまり、推進派は「今の投資は未来の利益につながる」と主張します。
③政治をめぐる議論 ― 気候変動は政治的ツールなのか?
▼トランプ大統領・懐疑派の主張として、気候変動政策を “政治的道具” と見る
・国際枠組み(パリ協定)は アメリカの主権を侵害する。
・気候政策は 規制強化・中央集権化の口実 になっている。
・※1 ESG・※2 DEIなどと結びつき、イデオロギー的な色彩 が強まっている。
・ソーラーパネルなど再エネ産業の利権構造、特に中国の影響を懸念。
トランプ大統領は、こうした構造をまとめて「いかさま」と批判しています。
※1 ESGとは
企業の持続可能な成長を評価するための「環境(Environment)」、「社会(Social)」、「ガバナンス(Governance)」の頭文字をとった略語。これは、利益などの財務情報だけでなく、環境問題への対応、社会的な責任、企業統治の体制といった非財務情報も考慮して、企業を評価する考え方である。特に投資の世界で重要視されており、ESGの要素を重視して投資する「ESG投資」が普及している。
※2 DEIとは
「Diversity(ダイバーシティ、多様性)」「Equity(エクイティ、公平性)「Inclusion(インクルージョン、包括性)」の頭文字を取った言葉。個々の多様な個性を尊重し、公平な機会を提供した上で、誰もが組織に貢献できる包括的な環境を作ることを目指す考え方や取り組みのこと。
▲推進派の反論
他方で推進派は次を強調しています。
・気候変動は政治ではなく科学・安全保障の問題である。
・国際協調なしに地球規模の問題は解決できない。
・再エネや省エネ技術は安定供給と安全保障につながる。
政治化している側面は否定できないものの、推進派は「科学の問題を政治利用しているのはむしろ懐疑派だ」と指摘することもあります。
以上、この3つが複雑に絡むため、トランプ大統領の発言も推進派の批判も、どちらも一面の真実を含んでいます。
結局のところ、気候変動は“科学だけの問題”でも、“経済、政治だけの問題”でもありません。だからこそ、冷静に事実を整理し、判断していくことが重要だといえます。
4.私たちの文化に生じる影~四季が崩れるとどうなる?~
■「春と秋が消える国」になる可能性
地球温暖化が進むと、日本は “二季化(夏と冬だけの国)” になると指摘されています。
■ 想定される影響
・夏が3〜4ヶ月長くなる
・春・秋は数週間で終了
・桜の開花時期が大幅前倒し
・紅葉が色づかない、期間が短くなる
・台風・豪雨・干ばつなど異常気象が増加
・季節の行事が崩壊(花見、紅葉狩り、季語の意味ずれ)
・農作物の生育サイクルが乱れ、食文化が変わる
つまり、私たちの生活そのものが大きく変わるということです。
それでも「四季の文化」を守るためにできることはある
■「トランプ発言」がなぜ「日本の四季」の議論に関わるか?
トランプ大統領の発言が、たとえ自国の政治・エネルギー政策の文脈で出たものであっても、次のような観点で日本の「四季」論に影響を及ぼします。
①国際的な気候変動対策の停滞:
日本が抱える「春・秋の短縮」「夏の長期化」などの変化は、気温上昇・異常気象と深く関係しています。もし世界最大級の排出国の一つが温暖化を軽視すれば、地球規模での温室効果ガス削減が遅れ、その分、日本の季節変化が加速する可能性がある。
②文化・生活への影響をめぐる政策の差:
日本では「桜の開花」「紅葉」「季語」など、季節の移ろいを祝う文化があります。一方で、トランプ大統領のような立場では「温暖化=騙されている」という立場をとることで、こうした文化的価値観をめぐる議論にも影響を与えかねない。
③“四季の国”としての日本の立ち位置:
日本は地理・文化的に「四季がはっきりある国」として国内外で認識されていますが、その前提(気候変化が穏やかであること)が崩れつつある今、「四季を守る」という観点から、気候・エネルギー政策をどう読み解くかが問われています。トランプ大統領のように「気候変動懐疑」の立場をとる国が存在することは、国際協調・地球規模での気候安定化の難しさを浮き彫りにしている。
■日本の四季を守る観点から見た「トランプ発言」の意味
日本の「春・夏・秋・冬」の移ろいや、花見・紅葉・雪見などの文化が、気候の安定した変化の上に成り立ってきたものであるならば、温暖化=その安定を揺るがす事象です。
つまり、気候変動を「騙し」「過大報告」と見る立場と、四季の変化を「文化・自然の証」と見る立場とは、根底で相反する価値観を持ちうるのです。
日本の四季を守るためには、気候が変わるならば、どう暮らし・文化を変えていくか、そして政策の側でも「気候変動を前提とした文化守り・自然守り」の視点を持つことが重要だと言えます。
■四季は気候だけでなく、日本人の感性・文化・心を形作る土台である
・春の花を楽しむ
・夏の暑さに工夫する
・秋の実りを味わう
・冬の静けさに耳を澄ませる
こうした習慣そのものが、四季文化を次代につなぐ力になります。同時に、温暖化対策や環境への配慮も欠かせません。
私たちが「四季の国」であり続けるためには、自然と文化の両面を守る意識が不可欠かと思われます。
四季は日本の宝です。
気候が変わりつつある今だからこそ、その価値を改めて見つめ直し、守っていく必要があるのだとも思いますね・・・(今回は真面目にしめくくりました)









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