1. はじめに
塔山郁さんの人気医療ミステリーシリーズ、『病は気から、死は薬から』
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今回も薬剤師・毒島さんの鋭い洞察と、リアルな医療・社会問題が絡み合う見応えのあるストーリーでした。
本作では特に 「漢方・サプリメント・有毒植物」 というテーマが重要なポイントとなっており、読者にとっても考えさせられる内容になっていました。
以下、それぞれのテーマごとに感想と考察をまとめてみました!
漢方・サプリメント・有毒植物に関する学び
今回の作品では、「植物由来だから安全」と思われがちな漢方やサプリメントの危険性が、リアルに描かれていました。
特に 「身近にある有毒植物の危険性」 については、物語を通して学ぶことができました。
植物=安全は誤解!
植物由来の成分が、必ずしも安全とは限りません。
例えば、トリカブトやスズランなど、日本でも庭先や山に自生している植物の中には致死的な毒性を持つものも。
それらを誤って摂取してしまった事例は過去にも報告されており、「自然だから安心」という認識の危うさを改めて考えさせられました。
薬も毒も紙一重
「医薬品の多くは植物由来の成分を科学的に抽出・加工して作られている」 という点。
ただし、自然のままの植物を摂取すると毒性が強すぎたり、適切な量を超えてしまうリスク があります。
つまり、「植物由来=安全、合成=危険」という単純な考えではなく、適切な知識を持って使うことが重要なんですね。
🔹本作のポイント
・「サプリメント=健康に良い」と思い込みやすいが、過剰摂取や相互作用のリスクもある
・有毒植物は意外と身近に存在しており、素人判断は危険
・薬は適切な用量・用法を守ることが大切
認知症と社会問題:ホテルに泊まる高齢女性のエピソード
今回の作品のもう一つの大きなテーマが、「認知症と社会問題」でした。
特に、ホテルに泊まる高齢女性のエピソードはリアリティがあり、読んでいて胸が締め付けられる思いでした。
ホテルスタッフの対応が秀逸
高齢女性がホテルに宿泊し、ホテルスタッフが機転を利かせて対応するシーンは非常に考えさせられました。
🔹本作のポイント
・認知症の初期症状に気づき、適切に対応することが重要
・介護だけでなく、社会全体の理解と協力が不可欠
・家族だけで抱え込まず、行政や専門機関と連携することが大切
マルチ商法・結婚詐欺?と社会問題
本作では、サプリメントのマルチ商法や結婚詐欺?といった現代社会で実際に起こり得る問題も描かれていました。
サプリメントのマルチ商法の危険性
サプリメントのマルチ商法は、「健康になれる」というキャッチフレーズを前面に押し出し、高齢者を中心に広がることが多いです。
しかし、健康被害につながるケースもあるとのこと。
結婚詐欺?のエピソードもまさかの展開で驚きましたが、「現実にもあり得る」と思わせるリアリティがありました。
🔹本作のポイント
・サプリメントには慎重になるべき
・医学的に効果が証明されているものか確認することが大切
5. まとめ
今回の作品は、薬剤師・毒島花織の視点を通じて、
・漢方・サプリメント・有毒植物の危険性
・認知症と社会全体のサポートの必要性
・マルチ商法や結婚詐欺?のリアルな問題
といった 医療・社会的テーマ を扱った、とても読み応えのある医療ミステリーでした。
他には、水尾さんと毒島さんの関係についても変わらず気になる部分ですね。
まだまだ続きそうな予感の小説です。
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