加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「Grant Green - Grant's First Stand (Blue Note)」初リーダーアルバムで代表作かな

グラント・グリーンGrant Green)のブルーノート第1弾が、このアルバム「Grant's First Stand (BST-84064)」です。

 

「Grant Green - Grant's First Stand (Blue Note)」初リーダーアルバムで代表作かな

 

少し話はズレますが、ギターのケニー・バレルKenny Burrell)同様、後年発掘された初リーダー・セッションをお蔵入りし、このセッションを初リーダーアルバムとして発売しているのも、個人的には面白い処だったりします。

 

 

さて、アルバム「Grant's First Stand (BST-84064)」は、グラント・グリーンGrant Green)のギターの他、ベイビーフェイス・ウィレット('Baby Face' Willette)のオルガンと、ベン・ディクソン(Ben Dixon)のドラムという、シンプルなオルガン・ギター・トリオでの演奏で、リズム&ブルースを演奏のルーツに持つグラント・グリーンの魅力を、十二分に堪能する事が出来る1枚に仕上がっております。

 

 

さて、アナログ・レコードでは、最初の3曲がA(1)面に相当します。

 

アップテンポで演奏される01曲目「Miss Ann's Tempo」は、グラント・グリーンGrant Green)の作曲。

 


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グラント・グリーン、ベイビーフェイス・ウィレット、そして再びグラント・グリーンと、それぞれの個性を発揮した刺激的なソロ・リレーが続きます。

 

オルガン・ギター・トリオというシンプルな編成である故、ベン・ディクソンが叩き出すリズム&ブルース風味のリズム・パターンが、演奏を的確に盛り上げているように感じされます。

 


02曲目「 Lullaby Of The Leaves」は、ミディアム・テンポで演奏される1曲。朴訥に単音で奏でられるグラント・グリーンのギター、饒舌かつブルージーなベイビーフェイス・ウィレットのオルガンと、これまた、それぞれの個性を発揮した聴きごたえあるソロが続きます。

 

演奏最後に登場するベン・ディクソンの短いドラム・ソロもまた良し。

 


03曲目「Blues For Willarene」は、リズム&ブルース風味強いグラント・グリーンGrant Green)作曲のひたすら陽気なブルース。

 

軽快にスイングするグラント・グリーン、続くベイビーフェイス・ウィレットは反復フレーズを効果的に交えつつ、これまた軽快にスイングしております。

 

 

アナログ・レコードでは、以降がB(2)面に相当します。

 

04曲目「Baby's Minor Lope」は、 やや哀愁を帯びたベイビーフェイス・ウィレット('Baby Face' Willette)の手による作品。

 

グラント・グリーンの程よくブルージーでスイングするギター・ソロ、ベイビーフェイス・ウィレットの弾き過ぎず、とは言ってもツボは外さないオルガン・ソロは見事ですね。

 


05曲目「Ain't Nobody's Business If I Do」は、ちょっとセンチメンタルな旅に出たくなりそうな雰囲気の曲。

 

ベイビーフェイス・ウィレットの高音部を効果的に使う独特なオルガン・ソロに続き、グラント・グリーンのセンチメンタルなギター・ソロが続きます。

 


06曲目「A Wee Bit O'Green」は、スロー・テンポでちょっとファンキー寄りなグラント・グリーンGrant Green)の作品。

 

グラント・グリーンのタメを効かせたブルージーなソロ、ベイビーフェイス・ウィレットの前のめり気味で刺激的なソロと、これまた各人の個性を楽しめる1曲となっております。

 

 

この「Grant's First Stand (BST-84064)」を、かなり久しぶりに聴き直しましたけど、高音域が伸びているであろうハイレゾ・バージョンよりも、低音とドラムの叩き出すリズムの輪郭がはっきりしているルディ・ヴァン・ゲルダーで聴くことをお勧めします。

 

オリジナルのモノ盤とかで聴いたら、物凄いでしょうねえ、これ。

 


Grant Green - Grant's First Stand (RVG)
Blue Note BST-84064 / 東芝EMI TOCJ-9087 [1999.03.25]

side 1 (A)
01. Miss Ann's Tempo (Grant Green) 5:41
02. Lullaby Of The Leaves (Joe Young/Bernice Petkere) 7:42
03. Blues For Willarene (Grant Green) 7:08

side 2 (B)
04. Baby's Minor Lope (Roosevelt S. Willette) 7:17
05. Ain't Nobody's Business If I Do (Everett Robbins/Porter Grainger) 4:27
06. A Wee Bit O'Green (Grant Green) 7:48

'Baby Face' Willette (org) Grant Green (g) Ben Dixon (ds)
January 28, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

 

グランツ・ファースト・スタンド

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