加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「Kenny Burrell – Introducing Kenny Burrell (Blue Note)」ケニー・バレルのブルーノート第1弾

シングル・トーンでホーン奏者のようにソロを奏でる事で、ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)の心を鷲掴みにしたであろうギタリスト、ケニー・バレルKenny Burrell)のブルーノートにおける初リーダー作が「Introducing Kenny Burrell (Blue Note BLP-1523)」です。

 

「Kenny Burrell – Introducing Kenny Burrell (Blue Note)」ケニー・バレルのブルーノート第1弾

 

いきなり蛇足ですが、4000番台で登場するグラント・グリーンGrant Green)も、フロントの一角としてホーン奏者同様、シングル・トーンによるソロで彩を添えるアルバムが多いですが、1500番台ではその役目をケニー・バレルKenny Burrell)が担っていたという訳です。

 

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さて話を戻しますが「Introducing Kenny Burrell (Blue Note BLP-1523)」には、ケニー・バレルの記念すべき初リーダー・アルバムにも関わらず、バレル抜きドラムとコンガによるデュオ曲「Rhythmorama」が収録されております。

 

まあホレス・シルヴァーHorace Silver)トリオのアルバムでも、アート・ブレイキーとサブ―によるパーカッション・デュオをぶち込んで(笑)いるので、この辺がブルーノートというか、(良い意味で)ワンマン・オーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が作るアルバムらしさだなあと、思ったりします(笑)。

 

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まずは、1956年05月30日録音の「This Time The Dream's On Me」、「Weaver Of Dreams」、「Blues For Skeeter」、そしてリーダー抜きの「Rhythmorama」という4曲を。

 

01曲目「This Time The Dream's On Me」は、ギター、ピアノ、ベース、ドラムス、コンガというギター・カルテット+パーカッションという編成による演奏であり、主にジュークボックス向けであろうシングル盤(Blue Note 45-1653)としても発売されております。

 


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ケニー・バレルKenny Burrell)のシングル・トーンによる流暢なソロが、キャンディド(Candido)のコンガが刻むリズム・パターンで、より鮮明に浮かび上がっているようにも聴こえます。

 

トミー・フラナガンTommy Flanagan)の洗練された流暢なソロもよろしいですし、テーマ前にケニー・クラークKenny Clarke)のドラムとキャンディド(Candido)のコンガによるソロ交換が挟まれるのも面白いです・・・ギターが主役なはずなのに(笑)。

 


04曲目「Weaver Of Dreams」は、パーカッション抜きのカルテット編成によるバラッド演奏で、コードワークを多用したケニー・バレルの洗練されたソロが堪能出来ます。

 


06曲目「Rhythmorama」は、アップテンポで演奏されるドラムスとコンガだけのデュオ。ケニー・バレルKenny Burrell)は、入ってません。リーダー・アルバムなのに(笑)。

 

ケニー・クラークKenny Clarke)の刻むリズム・パターンがやや重めなので、そこに絡むキャンディド(Candido)の軽快なコンガが、丁度いいアクセントになってるかな・・・と。

 


07曲目「Blues For Skeeter」は再びカルテット+パーカッションでの演奏で、タイトル通り、アーシーなブルースなんですが、キャンディドのコンガが入る事によって、曲の浮遊感が増すというか、やや軽快な演奏に仕上がっております。

 

 

1956年05月29日の録音からは「Fugue'n Blues」、「Takeela」、「Delilah」の3曲が収録されております。

 

 

02曲目「Fugue'n Blues」はパーカッション抜き、カルテット編成での演奏。ポール・チェンバースPaul Chambers)のベースに、トミー・フラナガンケニー・バレルが対等かつ絶妙に絡まりあいつつ、演奏が進んでいく感じが面白いですね。

 


03曲目「Takeela」は、カルテット+パーカッションでの演奏。キャンディド(Candido)のコンガが急速調のリズムを刻み、そこに他のメンバーが乗っかって演奏が進行していき、トミー・フラナガンケニー・バレルと流暢なソロが続いた後、キャンディドの軽快なコンガがソロで登場。

 


05曲目「Delilah」も、カルテット+パーカッションでの演奏で、シングル(Blue Note 45-1653)としても発売されており、私にとっては、クリフォード・ブラウンClifford Brown)の演奏でお馴染みな曲なんですけど、雰囲気は同じでも、こちらの演奏の方が洗練されているように感じます。

 


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Kenny Burrell – Introducing Kenny Burrell (SBM)
Blue Note BLP-1523 / Blue Note 7243 5 24561 2 3 [2000] (BN Connoisseur)

side 1 (A)
01. This Time The Dream's On Me (H. Arlen, J. Mercer)  4:57
02. Fugue'n Blues (Kenny Burrell)  6:46
03. Takeela (Kenny Burrell)  4:17
04. Weaver Of Dreams (J. Elliott, V. Young)  4:41

side 2 (B)
05. Delilah (Victor Young)  6:02
06. Rhythmorama (Kenny Clarke)  6:25
07. Blues For Skeeter (Kenny Burrell)  8:05


#02,03,05 May 29, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Tommy Flanagan (p #2,3,5) Kenny Burrell (g) Paul Chambers (b #2,3,5) 
Kenny Clarke (ds #2,3,5) Candido (conga #3,5)

#01,04,06,07 May 30, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Tommy Flanagan (p #1,4,7) Kenny Burrell (g #1,4,7) Paul Chambers (b #1,4,7) 
Kenny Clarke (ds #1,4,6,7) Candido (conga #1,6,7) 


Kenny Burrell - This Time The Dream's On Me / Delilah (Blue Note 45-1653)

 

イントロデューシング・ケニー・バレル

イントロデューシング・ケニー・バレル

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最後にケニー・バレルKenny Burrell)関連の過去記事を貼っておきますね。

 

 

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