ファンキー路線を突っ走る、ドナルド・バード(Donald Byrd)の代表的なライブ・アルバム「At the Half Note Cafe Volume 1 & 2」実質的には、ドナルド・バード(Donald Byrd)とペッパー・アダムス(Pepper Adams)による双頭バンドであったものの契約上の関係か、ドナルド・バード単独名義での発売となりました。

さて、ライブ・アルバム第2弾「At the Half Note Cafe Vol. 2 (Blue Note BST-4061)」は、第1弾より濃厚でファンキーな演奏が続きます。
1曲目「Jeannie」は、キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)クインテットも取り上げた名曲。
キャノンボールのアルバム(Them Dirty Blues / Cannonball Adderley Riverside RLP 12-322)は、1960年03月に録音されてますね。
あと、1961年に録音された「A Tribute To Cannonball / Don Byas & Bud Powell (CBS)」にも収録されておりますから、機会があれば聴き比べてみて下さい。
ちなみにこの曲「Jeannie」は、わたくしが大好きな曲でもあったりします。
「Jeannie」の日本人に親しみ易いマイナー調、適度なラテン風味、疾走感溢れるテーマ・メロディ、覚えやすいバックリフ(とリズム)・・・言う事無し(笑)。
1回思い出すと、自然にリズム・パターンを叩き出してしまう程、大好きなんです(松本隆調)。
こんなノリの良いリズムに乗って演奏出来たら、さぞかし気持ち良いだろうなあ。
ドナルド・バード、ペッパー・アダムスとも、リズム隊の叩き出すグルーブに乗り、気持ちよさそうにソロを吹いてますねえ。
お次の2曲目は「Pure D. Funk」のフル・バージョン。
「Fuego (BST-84026)」収録時に、即興で演奏されたブルース「Funky Mama (Donald Byrd)」に近い感じの濃いナンバーです。
3曲目は、ラテン風味の怒涛のドラム・パターンから始まる「Kimyas」は、キメ多めの曲ですが、これも一度嵌まると抜け出せなくなりそうな魔力を持った曲であります(笑)。
このタイプの曲は、ペッパー・アダムスのドスの効いた辛口のソロが似合いますね。
オリジナル・アルバムでのラスト4曲目は、爽やかなスタンダード「When Sunny Gets Blue」。デューク・ピアソンの可憐なピアノ・ソロが楽しめます。
以降の2曲は、CD化に際し追加された曲であります。
5曲目「Between The Devil and The Sea(絶対絶命)」は、ベースのレイモンド・ジャクソン(Laymon Jackson)のフューチャー曲。
タイトル(絶対絶命)とは裏腹に、明るい曲調で軽快にスイングする1曲。
ヘンリー・マンシーニ作曲の6曲目「Theme From Mr. Lucky」は、シャッフル・ビート気味のナンバーです。
ドナルド・バードの気持ち良さそうなブローを聴いていると、何故か心晴れ晴れ、爽やかな気分になってきます。
Donald Byrd - At the Half Note Cafe Vol. 2 Blue Note BST-4061
side 1
01. Jeannie (Duke Pearson)
02. Pure D. Funk (Theme) (Donald Byrd)
side 2
03. Kimyas (Donald Byrd) 11:58
04. When Sunny Gets Blue (M.Fisher-J.Segal) 06:20
bonus tracks
05. Between The Devil and The Sea (H.Arlen-T.Koehler) 09:54
06. Theme From Mr. Lucky (Henry Mancini) 10:50
Donald Byrd (tp) Pepper Adams (bs) Duke Pearson (p) Laymon Jackson (b) Lex Humphries (ds)
November 11, 1960 at The Half Note, NYC.




