加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「Donald Byrd - At the Half Note Cafe Vol. 1 (Blue Note)」あのバンドより人気があったファンキー・バード

ファンキー・ジャズ全盛期に録音されたドナルド・バードDonald Byrd)の大人気ライブアルバム「At the Half Note Cafe Volume 1」は、2枚に分散発売されたライブ・アルバム第一弾です。

 

「Donald Byrd - At the Half Note Cafe Vol. 1 (Blue Note)」あのバンドより人気があったファンキー・バード

実質的には、演奏仲間から「ナイフ」と表現されたドスの効いたゴリゴリなバリトン・サックスを聴かせてくれるペッパー・アダムス(Pepper Adams)との双頭バンドなのですが、契約上の関係かブルーノート・レコードでは、バード単独名義で発売されております。

 

リヴァーサイド・レコードから発売されたライブ・アルバム「Pepper Adams - 10 To 4 At The 5 Spot (Riverside RLP 12-265/RLP-1104)」は、ペッパー・アダムス(Pepper Adams)名義だったりしますので、それほどリーダーが誰かという「こだわり」が、単純に無かったのかもしれません(笑)。

 

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当時(1959~1960年頃)、アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey and The Jazz Messengers)も、同様にファンキー路線を突き進んでおりましたが、ライブスポットにおいては、ドナルド・バードが率いるバンドがジャズ・メッセンジャーズより集客が良かった事もあるそうです(伝聞系)。

 

そういえばドナルド・バードは、ホレス・シルヴァーHorace Silver)が在籍していた頃、ブルーノート以外のレコード会社に録音していた頃の最初期ジャズ・メッセンジャーズに参加しておりましたね。失念しておりました(笑)。

 

 

さてアルバムは、ルース・メイソン(Ruth Mason)女史の麗しいお声によるメンバー紹介から、にぎにぎしく始まります。

 

ちなみに司会を務めるルース・メイソンさんですが、後のアルフレッド・ライオン夫人となる方(この当時は入籍前)であり、第1回「Mt. Fuji Jazz Festival with Blue Note」では、満身創痍のアルフレッド・ライオンに同伴して来日されております。

 

 

なお、ドナルド・バード率いるバンドが持つ一番の特徴は、「知性」と「ファンキー」、「可憐さ」と「野生味溢れる」演奏に加え、程好い「ゴスペル風味」を加味した絶妙なバランスの良さなのだと思います。

 

さて、熱気あふれるライブの1曲目で演奏されるのは、ピアノで参加するデューク・ピアソンDuke Pearson)が作曲した「My Girl Shirl」。

 


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この曲を聴けば、高密度なライブを心ゆくまで堪能した気分になるという、「モーニン(Moanin')」並みに強烈なファンキー・ナンバーですね。

 

ドナルド・バードの流暢なトランペット、それを支えるペッパー・アダムスのドスの利いた切れ味抜群のバリトン・サックスが快感であります。


作曲者デューク・ピアソンの可憐なピアノ、ドラムスのレックス・ハンフリー(Lex Humphries)も、フロントに負けず劣らず熱演を繰り広げております。

 

スタジオ録音版「My Girl Shirl」は、アルバム「Byrd In Flight (BST-84048)」に収録されております。

 

1曲目の熱気冷め遣らぬまま、タイトル通りソウルフルな2曲目「Soulful Kiddy」に突入していきます。


3曲目の絶品バラッド「A Portrait of Jennie」では、ドナルド・バードをフューチャーした演奏を聴くことが出来ますね。

 


4曲目「Cecile」は、ドナルド・バード作曲。キメ多めでちょっとモーダルなナンバーです(実際モード・ナンバーなのか不明だが)。


ラスト5曲目は、エンディング・テーマ代わりなのか短めな「Pure D. Funk」で終了します。

 

 

残る2曲「Child's Play」と「Chant」は、CD化に際し追加収録された作品。

 

アップテンポで可愛らしい6曲目「Child's Play」は、ちょっとハード・バップ風味がついた1曲。


7曲目「Chant(聖歌)」は、タイトル通りスローでややゴスペル調の作品であり、バードが以後進む「A New Perspective (BN4124)」などのゴスペル路線に通じる作品です。

 

 


Donald Byrd - At the Half Note Cafe Vol. 1  Blue Note BST-84060

side 1
01. Introduction by Ruth Mason Lion 01:21
02. My Girl Shirl (Duke Pearson) 10:32
03. Soulful Kiddy (Donald Byrd) 10:06

side 2
04. A Portrait of Jennie (J.Russell-G.Burdge) 06:49
05. Cecile (Donald Byrd) 12:52
06. Pure D. Funk (Theme) 01:51

bonus tracks
07. Child's Play (Duke Pearson) 08:42
08. Chant (Duke Pearson) 11:03


Donald Byrd (tp) Pepper Adams (bs) Duke Pearson (p) Laymon Jackson (b) Lex Humphries (ds)

November 11, 1960 at The Half Note, NYC.

 

 

 

 

 

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