加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

☆コロムビア(Columbia - SONY)

「Miles Davis - The Complete Plugged Nickel Live 1965」フリー&前衛色濃いライブ録音

マイルス・デイビス(Miles Davis)が、1964年の秋(09月頃)から率いたクインテットは、後に「60年代黄金クインテット」と呼ばれる程、当時の先鋭的なミュージシャンが揃った精鋭バンドでした。 kaji-jazz.hatenablog.com 今回は前回書いた記事の続きとなり…

「Miles Davis - At Plugged Nickel, Chicago Vol. 1&2 1965」フリー&前衛色濃いライブ録音

マイルス・デイビス(Miles Davis)が、1964年の秋(09月頃)から率いたクインテットは、「60年代黄金クインテット」と称えられるほど、当時の先鋭的なミュージシャンが奇跡的に揃ったバンドでありました。 マイルス以外のメンバーは、メンバー中、一番最後…

「Horace Silver - Pencil Packin' Papa」メジャー・レーベル復帰第2弾で来日記念盤

「Columbia」からメジャー・レーベル復帰第1弾として発売された「It's Got To Be Funky (CK-53812)」が好評だったのか・・・。 kaji-jazz.hatenablog.com 翌1994年05月にメジャー・レーベル復帰第2弾となるアルバム「Pencil Packin' Papa」が発売されまし…

「Horace Silver - It's Got To Be Funky」ファンキー・ジャズの帝王がメジャー復帰

日本盤CD帯に記された通り、「ファンキー・ジャズの帝王」としてヒップ・ホップ世代からも崇拝、あがめ祀られる存在となったホレス・シルヴァー(Horace Silver)。 約10年の自主レーベル「Silveto」での活動を終え、メジャー・レーベル「Columbia」から19…

Elvin Jones Special Quartet - 至上の愛~ライヴ・アット新宿ピットイン (Sony) 1994

1992年12月03日、ドラムスの巨人エルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)の新宿ピット・インでのライブ盤が、この「至上の愛~ライヴ・アット新宿ピットイン」です。 スペシャルゲストに、トランペットのウイントン・マルサリス(Wynton Marsalis)が参加して…

Wynton Marsalis - Wynton Marsalis (Columbia) 1981

クロスオーバー(フュージョン)・サウンド旋風が世を席巻していた時期、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)率いる「V.S.O.P. Quintet」が商業的成功を収めた事をきっかけにして、アコーステック・ジャズ回帰の機運が高まっていったみたいですね。 そん…

Herbie Hancock - Herbie Hancock Trio (CBS/Sony) 1981

1977年に録音された「The Herbie Hancock Trio (CBS/Sony 25AP-650)」から、約4年後の1981年07月28日、東京信濃町にある「CBS/Sony 信濃町スタジオ」にて録音されたアルバムが「Herbie Hancock Trio (CBS/Sony AP-2190)」です。 kaji-jazz.hatenablog.com …

Herbie Hancock – The Herbie Hancock Trio (CBS/Sony) 1977

いわゆるアコーステック・ジャズの人気がロックに押され衰退した1960年代末、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)を筆頭にしたミュージシャン達がロック、ファンク等のテイストを取り入れた音楽の制作を始めていきます。 そんな、クロスオーバー(フュージ…

「Stan Getz – Captain Marvel (Columbia) 1975」チック・コリア色強めのアルバム

クール・ジャズ、ボサ・ノヴァと時代にあった演奏スタイルに変遷しつつも、自身の演奏にはあまりブレを感じさせないスタン・ゲッツ(Stan Getz)。 自身の演奏スタイルをそれほど変えず、その時代にあった演奏スタイルを得意とするミュージシャンをバックに…

「Bud Powell - A Portrait Of Thelonious (Columbia) 1961」セロニアス・モンク集的なアルバム

天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)が1961年12月17日、パリで録音したセロニアス・モンク(Thelonious Monk)作品的なアルバムが「A Portrait Of Thelonious (Columbia CL-2292)」です。 この時期のバド・パウエル(Bud Powell)は、偏見と人種差…

「Wynton Marsalis - Hot House Flowers (Columbia) 1984」グラミー賞を受賞したストリングスもの

1980年代にロック風味のエレクトリック・サウンドが幅をきかせていたジャズ界を、アコーステックに回帰させた最大の貢献者であるトランペット奏者のウイントン・マルサリス(Wynton Marsalis)。 類まれなるテクニックで、ジャズとクラッシックの両方のアル…

「Miles Davis - In A Silent Way (Columbia) 1969」静寂の中繰り広げられる新たなる音楽表現

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「In A Silent Way (Columbia CS-9875)」は、「Miles In The Sky (Columbia CS-9628)」、「キリマンジャロの娘 Filles De Kilimanjaro (Columbia CS-9750)」と続くエレクトリック路線のアルバム第3弾であります。 「…

「Miles Davis - Filles De Kilimanjaro (Columbia) 1968」コンセプト・アルバム「キリマンジャロの娘」

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のアルバム「キリマンジャロの娘 Filles De Kilimanjaro (Columbia CS-9750)」は、エレクトリック路線に舵を切ったマイルスの「Miles In The Sky (Columbia CS-9628)」に続いて発売されたスタジオ録音です。 ジャケット…

「Miles Davis - Miles In The Sky (Columbia) 1968」エレクトリック・サウンドへの転換模索

1967年06~07月にかけ録音された「Nefertiti (Columbia CS-9594)」は、60年代黄金クインテットが作り出すアコーステック・サウンドの頂点というか到達点に至ったアルバムであります。 往々にしてある分野の頂点を極めしてしまうと、次にどの方向へ行くべき…

「Miles Davis - Nefertiti (Columbia) 1968」耽美的なウェイン・ショーター・サウンドの到達点かな

「60年代黄金クインテット」を率いるマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のスタジオ録音第4弾は、1967年06~07月にかけ4回行われた録音から拾遺された「Nefertiti (Columbia CS-9594)」です。 シシリー・タイソン(Cicely Tyson)の顔のドアップがあし…

「Miles Davis - Sorcerer (Columbia) 1967」耽美的なバラッド多めのアルバム

「60年代黄金クインテット」を率いるマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のスタジオ録音第3弾が、1967年05月に録音された「Sorcerer (Columbia CS-9532/CL-2732)」です。 ジャケットの女性は、後に結婚するシシリー・タイソン(Cicely Tyson)との事。 …

「Miles Davis - Miles Smiles (Columbia) 1966」マイルスとトニーの真剣勝負(一騎打ち)

「60年代黄金クインテット」を率いるマイルス・デイヴィス(Miles Davis)は1965年03月に録音されたアルバム「E.S.P. (Columbia CS-9150/CL-2350)」から約1年半後、1966年10月にスタジオ録音第2弾となる「Miles Smiles (Columbia CS-9401/CL-2601)」を録…

「Miles Davis - E.S.P. (Columbia) 1965」ウェイン・ショーター加入後、最初のスタジオ録音。

ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)がマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のバンドに加入して最初のスタジオ録音が、今回の「E.S.P. (Columbia CS-9150/CL-2350)」です。 後に「60年代の黄金クインテット」と呼ばれるメンバーが集結した、最初のスタ…

「Miles Davis - Miles In Berlin (Columbia)」ウェイン・ショーター加入後のライブ

「Miles Davis - Miles In Berlin (CBS S-62-976/Columbia C2-38506)」は、これまでの一連のライブ録音とは一味違う演奏なので参考資料漁りつつ、どう感想を書こうか悩んでたら、結構時間が過ぎてしまいましたね。 週末は終日、遠方に出かける事が多いので、…

「Miles Davis - Miles In Tokyo (CBS/Sony)」マイルスを煽る過激なリズム隊

1964年、東京オリンピックが開催された年にマイルス・デイヴィス(Miles Davis)は、「第1回世界ジャズ・フェスティバル(The World Jazz Festival)」の参加グループの一つとして、ファン待望の初来日を果たします。 日本での公演の一つ、1964年07月14日「…

「Miles Davis - 'Four' & More (Columbia) 1964」アップテンポ中心の名ライブ

1963年初頭に新バンドを結成したマイルス・デイヴィス(Miles Davis)は、ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)を獲得するまでの間、制作(コロンビア)側との確執があったためかライブアルバムだけを発売していく事になります。 マイルス・デイヴィス(Mi…

「Miles Davis - My Funny Valentine (Columbia) 1964」バラッド中心の名ライブ

1963年初頭に新バンドを結成したマイルス・デイヴィス(Miles Davis)は、スタジオには入らず、ひたすらライブに明け暮れる日々を送っていた様です。 そんな中、公式にライブ録音された、1964年02月12日の「Philharmonic Hall」でのライブは、記録(ディスコ…

「Miles Davis In Europe (Columbia) 1963」トニーのボコボコ叩きまくるドラムが・・・

1963年からのマイルスの快進撃は、トニー・ウィリアムスを筆頭とした若手3人「The Trio」がメンバーに加わった事から始まります。 アルバム「Seven Steps To Heaven (Columbia CS-8851/CL-2051)」の録音に入る直前、マイルスはリズム隊の三人を自宅に呼び寄…

「Miles Davis - Seven Steps To Heaven (Columbia)」若手3人「The Trio」との初共演

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のアルバム「Seven Steps To Heaven (Columbia CS-8851/CL-2051)」は、トニー・ウィリアムス(Tony Williams)、ロン・カーター(Ron Carter)、そしてハービー・ハンコック(Herbie Hancock)という若手3人が、マイル…

「Miles Davis - More Music From The Legendary Carnegie Hall Concert (Columbia) 1961」マイルスとギル・エヴァンス楽団のライブ盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)とギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団が、1961年05月19日にニューヨークのカーネギーホール(Carnegie Hall)でのライブ・アルバム「Miles Davis At Carnegie Hall (Columbia CS-8612)」に収録されなかった曲を「お蔵出…

「Miles Davis - Miles Davis At Carnegie Hall (Columbia) 1961」マイルスとギル・エヴァンス楽団のライブ盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)とギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団が、1961年05月19日にニューヨークのカーネギーホール(Carnegie Hall)で行ったライブの模様を収録したアルバムが「Miles Davis At Carnegie Hall (Columbia CS-8612)」です。 クイ…

「Miles Davis - At The Blackhawk (Columbia) 1961」最も聴きやすいマイルスのライブ・アルバム

ハンク・モブレー(Hank Mobley)を擁するマイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いるクインテットが、サンフランシスコのライブハウス「ブラックホーク(The Blackhawk)」での演奏を、1961年04月21日と22日の二日間に渡り行り、コロンビア(Columbia Recor…

「Miles Davis - Someday My Prince Will Come (Columbia) 1961」製作者に捧げる曲を録音した意図は

1960年12月に結婚し、マイルス・デイヴィス夫人となったフランシス・テイラー(Frances Taylor)がアルバム・ジャケットを飾る「Someday My Prince Will Come (Columbia CL-1656/CS-8456)」。 アルバム・ジャケットに奥さんを起用したり、裏のライナーノート…

「Miles Davis & John Clotrane - The Essential Live In Stockholm (Dragon) 1960」コルトレーン対マイルス・バンド

1960年03月、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)は、バンドを辞めたがっているジョン・コルトレーン(John Coltrane)を何とか説き伏せ、最後のヨーロッパ・ツアーに旅立ちます。 この、1960年03月から04月かけて行われたヨーロッパ巡業は、ヴァーヴ(Verv…

「Miles Davis - Sketches Of Spain (Columbia) 1960」アランフェス協奏曲とスペイン関連の曲

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団と共演したアルバム第3弾で最終作となる作品が「Sketches Of Spain (Columbia CS-8271/CL-1480)」です。 「アランフェス協奏曲」を筆頭に、スペインに関連する計5曲が演奏されて…