kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

幸せを感じるヒント⇒すべてが虚しく感じたとき

人生の中で、「すべてが虚しい」と感じる瞬間は、誰にでも訪れるものです。

 

どんなに頑張っても報われないと感じたり、日々の繰り返しが無意味に思えたり、大切な人との別れや環境の変化で心がぽっかりと空いてしまったり──。

 

特に介護士という仕事は、人を支える役割を担いながらも、自分の心のケアが後回しになりがちです。

 

私は老人ホームで働く介護士として、日々入居者様の生活を支える中で、時に虚しさを感じることがあります。

 

努力してもすぐに結果が見えないことも多く、認知症の方が昨日のことをすっかり忘れてしまうこともある。

 

「私は何のためにやっているのだろう?」と考えてしまうこともあります。

 

でも、そんなときだからこそ、ふとした瞬間に「幸せ」を感じられる小さなヒントがあることに気づきました。

 

今日は、虚しさを感じたときに少しでも心が軽くなるヒントをお伝えしたいと思います。

 

1. 「今、この瞬間」を大切にする

虚しさを感じるとき、私たちの心は過去や未来に囚われています。


「あのとき、ああしていればよかった」
「これからどうなるのだろう」


そんな思考が頭の中をぐるぐる巡り、目の前の時間を見失ってしまうことがあります。

でも、私たちに確実に存在するのは「今、この瞬間」だけです。

 

たとえば、入居者様の手を優しく握ったときのぬくもり、食事を美味しそうに食べる表情、名前を呼んだときに返ってくる笑顔──。こうした小さな瞬間に意識を向けることで、心が少しずつ温かくなります。

 

私自身、ある日とても疲れていて「今日も何も変わらないな」と思いながら仕事をしていたとき、入居者様の一人が私の手を握って「ありがとう」と言ってくれました。

 

その言葉を聞いた瞬間、心がふっと軽くなり、「ああ、この仕事をしていてよかった」と思えたのです。

 

2. 「幸せ」のハードルを下げてみる

「幸せ」と聞くと、大きな成功や特別な出来事を思い浮かべがちです。でも、それだと「幸せ」を感じる機会が少なくなってしまいます。

 

そこでおすすめなのが、「幸せのハードルを下げる」ことです。

 

・朝、気持ちよく目覚められた
・温かいお茶を飲んでほっとできた
・入居者様の笑顔が見られた
・同僚と他愛のない話で笑い合えた

 

こんな些細なことでも、「幸せ」と感じるように意識すると、日々の中にたくさんの幸せがあることに気づきます。

 

あるとき、私は入居者様の食事介助をしていたのですが、その方が「今日はいつもより美味しいね」と嬉しそうに話してくれました。

 

何気ない一言でしたが、私にとっては「頑張ってよかった」と思える瞬間でした。

 

「大きな幸せ」ではなく、「小さな幸せ」に目を向けることで、虚しさが少しずつ薄れていくのです。

 

3. 誰かの役に立っていることを思い出す

介護士という仕事は、決して派手ではありません。でも、私たちがいなければ、入居者様の生活は大きく変わってしまいます。

 

「ありがとう」の言葉がなくても、入居者様が穏やかに過ごせること、それ自体が私たちの存在意義です。

 

以前、ある入居者様のケアをしているとき、その方のご家族から「いつも本当にありがとうございます」と言われたことがありました。

 

「家ではなかなかできないことをやってもらえて、安心しています」との言葉に、私は改めて自分の仕事の価値を実感しました。

 

自分では気づかなくても、私たちは確かに誰かの役に立っている。そう思えたとき、虚しさは少しずつ和らいでいきます。

 

4. 自分を労わる時間を持つ

介護士は、人のために尽くすことが多い仕事です。でも、だからこそ「自分のための時間」を持つことが大切です。

 

・好きな音楽を聴く
・お気に入りのお茶を飲む
・少し早起きしてゆっくり朝日を眺める
・休日に思い切って遠出してみる

 

こうした「自分を大切にする時間」を持つことで、心の余裕が生まれます。

 

私は以前、仕事が忙しくて自分のことを後回しにしていた時期がありました。

 

でも、少しずつ「自分を大切にする時間」を意識して取るようにしたら、不思議と心に余裕が生まれ、仕事の中でも小さな幸せを感じやすくなったのです。

 

5. すべての感情を否定しない

虚しさを感じることは、決して悪いことではありません。
それだけ一生懸命に生きている証拠です。

 

無理に前向きになろうとせず、
「今、私は虚しいと感じているんだな」と素直に受け入れることも大切です。

 

感情は波のようなもの。今は虚しさの波が来ていても、やがてまた穏やかな気持ちになれる日がやってきます。

 

そんなときは、深呼吸をして、自分に優しく声をかけてあげてください。


「大丈夫。私はちゃんとやっている」
「今はしんどいけど、またきっと笑える日がくる」

 

自分自身を労わることが、心の回復につながります。

 

おわりに

「すべてが虚しい」と感じることは、決して悪いことではありません。
でも、その中にも、小さな幸せの種は確かに存在しています。

 

・今、この瞬間に目を向ける
・小さな幸せを見つける
・自分の役割を認識する
・自分を労わる時間を持つ
・感情を否定せず、受け入れる

 

これらのヒントが、少しでも心を軽くする手助けになれば嬉しいです。

 

今日も、あなたは誰かの支えになっています。
そして、そのことが、あなた自身の幸せにつながる日がきっと来ます。

 

焦らず、自分のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。