直島翔氏『テミスの不確かな法廷』が、主演に松山ケンイチさんを迎え、NHKドラマ10での連続ドラマ化が決定。原作者である直島さんが、ドラマの撮影現場を訪問しました。作中でも重要な法廷シーンの撮影をご覧になった直島さんのインタビューをお届けします。
直島翔さんインタビュー
――実際に撮影を見学されて、松山ケンイチさん演じる主人公・安堂清春像についてはどのように感じられましたか?
直島:目つきなどの表情はもちろん、歩き方、手の動かし方といった細かい部分は原作の小説にはあまりありません。撮影をのぞいて、松山さんが独自に役作りしてくださった安堂清春をまのあたりにしました。私自身が生み出した清春なのに、初めて会ったような、それでいて確かな清春がそこにいるような、作者としてはふしぎな気持ちがしました。
――法廷や事務所のセットもかなり作りこまれていたのではないかと思います。実際にご覧になっていかがでしたか。
直島:裁判官室には小さなテミス像もありました。法廷は実際の裁判所そのままでした。高い場所から見下ろす廷内の景色は、裁判官の視点です。視聴者は裁判官目線で、生々しい法廷のやり取りを体感できるのではないでしょうか。
――没入感の高いドラマになりそうですね。見学中、特に印象的だったことはありますか?
直島:松山さんのほかに、上級判事役の遠藤憲一さんや書記官の山田真歩さんともすこし話をさせていただきました。法廷もののセリフは覚えるのがたいへんなのだそうです。それでいて、みなさん表情が明るかったことが印象に残りました。松山さんを中心に、いいチームワークで撮影がすすんでいるようでした。
――ドラマを楽しみにしている方、また原作を読んでいる方やこれから読む方に向けて、メッセージをお願いします。
直島:ドラマでは安堂清春のさまざまな特性について、いちいち説明はされません。そのあたりは原作が詳しい。ドラマと小説は補完関係にあるのかもしれません。文庫や新刊を手にとってもらって、松山さんの絶妙な演技やセリフはこういうことだったのかとより理解を深めてもらえれば、より見応えのあるドラマになると思います。
ドラマ情報
ドラマ10「テミスの不確かな法廷」
2026年1月6日(火)放送開始予定(全8話)
NHK総合 毎週火曜 夜10:00~
※NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信中
出演:
松山ケンイチ 鳴海唯 恒松祐里 山崎樹範
市川実日子/和久井映見 遠藤憲一 ほか
脚本:浜田秀哉
音楽:jizue
演出:吉川久岳(ランプ)、山下和徳、相良健一、富澤昭文
制作統括: 橋立聖史(ランプ)、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、渡辺悟(NHK)
公式HP:
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書誌情報
異色の青春×リーガルミステリ。原作小説第1弾!
書名:テミスの不確かな法廷
著者:直島 翔
発売日:2025年11月25日
Y地裁に赴任して半年、副市長が襲われた傷害事件を担当することになった裁判官の安堂清春は、弁護士の小野崎から被告人が無言を貫いていると聞き、何かを隠しているのではないかと気づくが……。微笑みながら殺人を告白する教師、娘は殺されたと主張する父親。生きづらさを抱えた青年が様々な事件に挑む、異色の青春リーガルミステリ!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322505000521/
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ラスト3ページで世界が反転。逆転法廷劇が話題の原作小説第2弾!
書名:テミスの不確かな法廷 再審の証人
著者:直島 翔
発売日:2025年12月22日
発達障害の特性に悩みながら日々裁判に向き合う安堂は、7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感などから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、殺人の濡れ衣を着せられたと訴える男。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる安堂の父だった……。衝撃と感涙のラストが待ち受ける法廷ミステリ!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322507000961/
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著者プロフィール
直島 翔(なおしま・しょう)
1964年、宮崎県生まれ。立教大学社会学部卒業。新聞社勤務。社会部時代、検察庁など司法を担当し、『転がる検事に苔むさず』で第3回警察小説大賞を受賞し作家デビュー。その他の著書に『恋する検事はわきまえない』『警察医のコード』がある。





