
ピアノの上に雨が降っている。その雨音がずっと耳に残る。
坂本龍一の、癌発覚から死までの3年間の記録。NHKでの映像に音源や画像をすこし追加したもの。死にゆく自分の姿を記録するのは、藝術家の矜持だろうか。不安や怯えをさらけ出し、それでも死の瞬間まで美意識を失わない姿に、底知れぬ深い思いを感じた。本人の強い意志がなければこのような記録は残せなかっただろう。挿入される旋律や、音(環境音楽のような)の透明な美しさ。いつまでも聴いていたい心地よい音の響きは、雲の流れや雨の音など自然の中から感じ取られたもの。ニューヨークの自宅の庭に置かれたグランドピアノは、風雨に晒され、だんだんと朽ちてゆくーまるで本人のように。なんという象徴だろう。でもそれは、自然に還ってゆく過程でもある。「死にざま」を明確に残すことにより、この人の存在は忘れられないものになった。
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