10代の頃から、生活の要所にいつもOKAMOTO'Sの音があった。
岡本太郎を敬愛し、メンバー全員がオカモト姓を名乗る4人組ロックバンド、OKAMOTO'S。
2009年のデビュー以来、おもに1960〜80年代の洋邦ロックに影響を受けた硬派なサウンドを轟かせている。ベーシストのハマ・オカモトはダウンタウン浜田雅功と小川菜摘の長男。星野源♪恋 のベーシストもハマさんである。
今日はポッキーの日だし吉幾三の誕生日でもあるけど、 そんなことよりベースの日だ!!!!ハマ・オカモトのベースに身を任せ!!!!
youtu.be※0:16あたりから出てくる、ひときわ貫禄のあるヒゲメガネベーシストがハマさんです。(当時25歳)(Fender社と史上最年少でエンドースメント契約を結んだアジア人初のベーシスト)(すごい)
2015年11月のこと。
母親が『OPERA』というアルバムにハマり、機を同じくして関ジャニ∞の最新アルバムにOKAMOTO'Sが楽曲提供しているのを知った。♪勝手に仕上がれという曲だ。
熱心なeighter(関ジャニ∞のファン)だった私はカーステレオから流れるOKAMOTO'Sの音に身を委ね、自然と曲を覚えていった。もちろんウォークマンにもダビングした。『関ジャム』にOKAMOTO'Sがゲスト出演し、ジャムセッションで♪勝手に仕上がれを披露した回は擦り切れるほど観た。VHSなら擦り切れていた。
高校に進学し、歴史の語呂合わせにOKAMOTO'Sを利用していた。(♪ミスターファンタジスタに合わせて江戸時代の私設塾を4つ覚えた。サビの♪考えようじゃ ファンタスティックさ→適々斎塾 緒方洪庵 といった具合に。半ば強引だけど未だに覚えている)
母親と一緒に、青森や東京にも遠征した。
アルバム『NO MORE MUSIC』の発売時、ハマさん以外の3人がタワレコでアルバムお渡し会をする謎イベントに行った。サインを書いてもらっている間、ボーカルのショウくんに「受験生なので頑張れって言ってください!」と伝えたところ「頑張らなくていいんだよ♪」と言われ、いたく感動した結果ギターのコウキくん、ドラムのレイジくんとしゃべる時間がなかった。母親は緊張してぜんぜん話せなかったらしい。
大学に進学した。当時所属していた新聞サークルで、初めて紙面に載った記事はOKAMOTO'Sの音評だった。大学正門の守衛さんや学生センターのスタッフなど「OKAMOTO'Sを選ぶとは渋いねぇ」と局所的に評判だった。入稿作業中、好きだった人がOKAMOTO'Sの好きな曲をかけてくれて、ますます好きになった。
このブログを書くにあたって件の紙面を母親に送ってもらった。当時18歳。見るに堪えない文章を覚悟したが、意外と読めた。たしか原文はもうちょい尖っていて、先輩方が丸く整えてくれた覚えがある。むしろ文章に変なしがらみを感じなくて、今より読みやすくねぇか?
その翌年、武道館の10周年ライブにも行った。ライブ前夜に「明日はOKAMOTO'Sのライブなのでワクワクして寝れない」的なことをツイートしたら、レイジくんからいいねが来てますます寝れなくなった。ソロアルバムを出したコウキくんのライブにも行く予定だったが、身内に不幸があり泣く泣く取りやめた。
それ以降いろんな曲を聴くようになり、コロナ禍もあって少しOKAMOTO'Sから遠ざかってしまった。

『OPERA』や♪勝手に仕上がれを聴き倒していた15歳の冬から、もう10年が経っていた。なんの因果か。ブログにするなら今しかない。
【好きな曲5選】
★チャンス
すべての日々に意味があったことに
いつの日か気づくって いま決めたんだ
それまでは辞めれないぜ
コロナ禍で人生の音楽ベスト10を勝手に選んだときにもランクインしました。新しい日常を支える名曲10選【祝3000アクセス】 - 歩み
★Phantom(By Lipstick)
2016年のリリース当時からこの曲が異常に好きで、事あるごとに聴き続けています。
★ラブソング
有無を言わさずMVを見てほしい!OKAMOTO'SのMVではいちばん好きで、下手したら生涯出会ったMVでトップ10に入ってる。
レイジちゃんマジで可愛い。ショウコちゃんの気高い感、ハマコちゃんの平日バリキャリ休日ゴスロリ楽しんでますよ感、コウキちゃんの...地元の商店街で出くわしそう感、撮影大変だったでしょう感も含めてもう全部好きです。youtu.beラブソングにしては歌詞が少ないし、サビなんて全部ハミングなんだけど、恋で舞い上がってるときにことばなんて要りませんよね。「明日へドュラッターン」って何?
ショウくんの詞は「ニーニニニーニニニニニニニー」とか「Tra lala-lou-la Yeah! Yeah!」とかおよそ凡人には思いつかない擬音が多いんですが、聞けば不思議と「その音こそ正解だ」と思う。フロントマンすぎる。
★マジメになったら涙が出るぜyoutu.beいしわたり淳治先生プロデュース。10代で華々しくデビューするもなかなか日の目を見なかったOKAMOTO'Sが、♪青い天国(後述)と同時期に初めてちゃんと人を頼った楽曲だったはず。精神的にしんどかった中高生時代に自己を投影しては励まされていました。社会人になって改めてMVを観ると刺さる。
高1の頃、テスト勉強しながらサビの替え歌で「世界史だったら やる気が出るぜ 物理をやると死にそうだぜ」と口ずさんでいました。私立文系です。
★オドロボ
music.apple.com最近の曲でいちばん好きです。父親ゆずりで声が通りすぎるハマ・オカモトのコーラスがクセになる。そしてベースラインが妖艶すぎる。ライブで聴いたときに心を鷲掴みにされてしまった。ハマさんとレイジくんは普段あまり楽曲制作に携わらないけど、もっと2人が手掛けた曲も聴きたいぜ。【おすすめ曲11選】
すいません、どうしても10曲に収まりませんでした。
☆Beek
OKAMOTO'S挨拶代わりの一曲。イントロのギターリフを聴くだけで、ファンは踊る準備ができる。
☆Run Chicken Run
これを10代でやったらそりゃ世間は黙っちゃいないよね。2分にも満たないインスト曲なのに満足度が高すぎる。青くささが残る初期のOKAMOTO'Sは、「俺たちの音に震えろ!」とでも言いたげな若々しさと刺々しさが最高です。
☆欲望を叫べ!!!!youtu.be]フラストレーションが溜まったときにはこれ一択!バンド名の由来になった岡本太郎をテーマにした楽曲で、芸術を爆発させる着火剤になりうる。
☆青い天国
ライブの定番曲。サビの歌詞「手を振るぜ」に合わせて手を振るのがお決まり。「あ〜OKAMOTO'Sのライブに来たぜ」と思えて楽しいです。youtu.be間奏でちょっとテンポが早まり、疾走感あふれるベース、ギター、ドラムに酔いしれるのが至極。
☆告白
なんてことない日常に聴く曲。こんなに明るい曲調なのに歌詞が「人は茨の道を いつも選ばされている」から始まるのが陰鬱なOKAMOTO'Sの等身大らしくていい。サビのレイジくんの上ハモが素敵ですね。レイジくん歌上手いんだよなぁ。
☆ドアを叩けば
アルバム『Let It V』は曲順が素晴らしい。母親が大好きな曲。
music.apple.comパーカッションのようにドアを叩け
中の君が踊り出すまで
☆SAD SUNDAY
歌詞が好き。憂鬱な日曜日の夜に昔からよく聴いてたんだけど、サブスク対応してないの!もうあの頃のウォークマン壊れちゃったよ!あの曲が聴きたいのに!
眠れない夜はいつも
情けない自分のせいさ
とにかく考えることが
多すぎるから
☆L.O.S.E.R
私の中では"loser"といえば米津よりOKAMOTO'Sです。イントロから繰り返すギターのリフは、一度聴けば頭から離れなくなるはず。痺れるカッコよさ。すべてを投げ出したいときや「はいそうです、所詮私は負け犬ですよ」と思ってしまったときの慰めになる一曲です。
やっぱり実家でOKAMOTO'Sを聴き狂っていた時期の『OPERA』と『NO MORE MUSIC』が群を抜いて思い出深いアルバムで、『OPERA』は一枚を通してストーリー仕立てになっています。ぜひ時間があるときに頭から聴いてみてほしい。
あえて一曲に絞るなら♪L.O.S.E.Rってだけで、結局全部好き。♪ハーフムーンはギターのコウキくんがボーカルの優しい曲。♪アップサイドダウンと♪楽しくやれるハズさは変な曲だけど急に聴きたくなる。♪うまくやれはたまにライブでやってくれる。C&Rが盛り上がります。
☆Border Line
『BL-EP』の収録曲で、1曲目の♪Burning Loveとともに曲のイニシャルが「BL」になっているきめ細やかさ。
憂鬱なエブリデイ 死ぬまでの間の
退屈を忘れさせてあげよう
そんなこともうさ 考えるのやめるんだ
とりあえずいいから始めようねえ 純情に 愛情を 注ぎ過ぎて結果損したわ
感情は 単純じゃない 頭悪いふりしてやり過ごせない
ここで声を大にして伝えたいのは、オカモトコウキが手掛ける曲の良さ。決してショウくんの曲を下げてるわけじゃないですよ。文学的な歌詞と抒情的な曲調が私の琴線にガリガリ触れる。♪ヤバコウキや♪なんかホーリーなどたまに様子がおかしくなりますが、人間らしくていいと思います。
コウキくんがボーカルを務める曲も最近増えてきたし、ソロデビュー済なので彼の甘い歌声を聴きたい方はサブスクで「オカモトコウキ」と検索してください。ソロデビューアルバム『GIRL』の♪石鹸は、『NO MORE MUSIC』♪時差のアンサーソングです。
♪ハーフムーンを除けば、♪WENDYと♪頭の中だけ俄然ポップ が好きですね。母親はショウくん派、私はコウキくん派です。ジョンとポール、ヒロトとマーシー的なことですわ。
☆Spriteyoutu.beMVの”青春のつぎはぎ”がスプライトの泡みたいに儚くてきれい。そして歌詞が素晴らしい。時の流れに抗えない人間の性を、時の流れとともに泡が消えぬるくなるスプライトに重ねている。
思い出のヒットソング口ずさんで 切なさの理由を探していた
今より知らないことばかりで 今より、わかっていた
年を重ねるごとに知ったかぶりが増えていく。純粋でいられなくなる。思い通りにならない社会で生きていくために、大人は小賢しさを覚える。嫌な気持ちだ。
現に私は「言葉で残せないことがあまりにも多すぎ」るとわかっていながら、書かずにいられないからこうやって書いている。ショウくんが「In the night we're not alone」と言ってくれると心強い。
☆よくないね
最新アルバム『4EVER』より。現在このアルバムを引っ提げて全国ツアー中で、私も行って参りました。
コウキとショウのデュエット曲です。“いいね”がこんなにあふれた社会にあえて提案する“よくないね”、ひねくれたOKAMOTO'Sらしいユーモアに満ちた曲です。
OKAMOTO'Sは、ひねくれ者たちの味方だ。
実は誰よりもまっすぐな心を持ちながら15年間反骨精神を掻き乱し、今日も新宿からあなたの街のライブハウスにやってくるダークヒーローだ。 私はずっと居心地の良い場所なんてなくて、流行に興味がなくて、人と群れたり自分を打ち明けたり己を曝け出したりすることに一抹の恐怖さえ覚えてきた。
ティーンエイジャーからアラサーになっても、内なるロックを呼び醒ます、オカモトズに夢中だ。youtu.be
笑って笑って もう強い奴のフリするのは止めて
泣けてくるぜ 見え透いたお世辞ばっか






















































































