今回は正直にお伝えします。
Dyson Purifier Hot+Cool Gen1 ホット+クールHP10は決して「壊れにくい製品」ではありません。
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家電製品の使い方や特徴を紹介している、谷口ちひろです。
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「Dyson Purifier Hot+Cool Gen1 ホット+クールって高いけど、実際壊れやすいの?」
「手間がかかるって聞くけど本当?」
そんな疑問、購入前に必ず頭をよぎりますよね。
でも、なぜ壊れるのかを理解すれば、故障を8割防げます。
そんなメーカーが教えてくれない「製品の内側」から、
HP10の本当の姿を見ていきましょう。
HP10の「故障しやすさ」を部品数から検証する
家電製品の故障リスクは、実は「電気部品の数」でほぼ決まります。
なぜなら、電気部品は必ず劣化するから。
コンデンサは膨張し、モーターのベアリングは摩耗し、
センサーは経年で感度が落ちる。これは物理法則なので、避けられません。
HP10に搭載されている電気部品(推定)
- メイン制御基板(1枚)
- ディスプレイ用LED基板(1枚)
- DCブラシレスモーター(1個)
- PTCセラミックヒーター(1個)
- 空気質センサー(PM2.5/VOCセンサー)(1個)
- 温度センサー(2個:室温用・過熱保護用)
- 首振り用ステッピングモーター(1個)
- 電源アダプター(外付け1個)
- リモコン受信部(赤外線センサー1個)
- 操作ボタン基板(1枚)
- 電源スイッチ(1個)
合計:主要電気部品11点
これは多いのか、少ないのか?
比較してみましょう。
- サーキュレーター(シンプルな扇風機): 3〜5点
- 一般的な空気清浄機: 5〜7点
- エアコン: 15〜20点
- 加湿空気清浄機: 8〜12点
HP10は「1台3役」なので、部品数が多いのは当然です。
でも、エアコンほどではない。中程度のリスクと言えます。
ただし、問題はここから。
故障しやすい部品トップ3と、その理由
第1位:DCブラシレスモーター(使用頻度による摩耗)
故障確率:★★★★☆(高い)
HP10の心臓部であるモーター。
空気清浄機として使う限り、ほぼ24時間365日動き続けます。
ダイソンのモーターは高回転・高効率設計ですが、
それは同時に「高負荷」を意味します。
特にベアリング部分(回転軸を支える部品)は、数年で必ず摩耗します。
故障の前兆サイン:
- 「キーン」という高音が混ざる(ベアリング摩耗)
- 振動が大きくなる(バランス崩れ)
- 風量が明らかに弱くなる(回転数低下)
予防策:
- フィルター目詰まりを放置しない(モーター負荷が2倍に)
- 連続使用は12時間以内に(休ませる時間を作る)
- 設置場所の通気を確保(排熱不良でモーター温度上昇)
寿命目安: 1日12時間使用で約5〜7年
第2位:PTCセラミックヒーター(熱による劣化)
故障確率:★★★★☆(高い)
1400Wという大電力で急速加熱するヒーター。
これ、構造的に「熱ストレス」が非常に大きいんです。
PTCセラミックは、電気を流すと発熱する特殊なセラミック素材。
繰り返しの加熱・冷却サイクルで、内部にマイクロクラック(微細なヒビ)が入り、
最終的には発熱効率が落ちます。
故障の前兆サイン:
- 温風が以前より温かくない
- 温風モードなのに「すぐ冷める」
- 焦げ臭いにおい(要注意:すぐ使用中止)
予防策:
- 「連続温風運転」を避ける(2時間使用→1時間休止)
- AUTOモードを活用(必要な時だけヒーターON)
- 設定温度は22度以下に(28度設定は寿命を縮める)
- 夏場は完全に涼風モードに切り替え(ヒーター回路を休ませる)
寿命目安: 1日3時間の温風使用で約5〜8年
第3位:空気質センサー(ホコリ付着による劣化)
故障確率:★★★☆☆(中程度)
PM2.5やVOC(揮発性有機化合物)を検知するセンサー。非常に精密な部品です。
問題は、センサー部分に微細なホコリが付着すること。
すると、常に「空気が汚れている」と誤認識して、風量が最大のまま動き続けます。
これがモーターの過負荷につながります。
故障の前兆サイン:
- AUTOモードで常に最大風量
- 空気がきれいなのに風量が落ちない
- ディスプレイの空気質表示がおかしい
予防策:
- 月1回、本体を柔らかい布で拭く(外部ホコリ防止)
- 喫煙環境での使用を避ける(タール付着)
- 調理時は換気扇併用(油煙がセンサーに付着)
- センサー部分(本体下部)を直接触らない
寿命目安: 適切に使えば10年以上
「手間がかかる」は本当か?他製品と比較
フィルター交換の手間
HP10:約5年に1回
- 交換作業:2分(外して新品をはめるだけ)
- 費用:約6,000〜8,000円/回
一般的な空気清浄機:1年に1回
- 交換作業:5分(複数フィルター交換)
- 費用:約3,000〜5,000円/回
5年スパンで見ると:
- HP10:6,000円(1回)
- 一般空気清浄機:15,000〜25,000円(5回分)
結論:HP10の方が手間もコストも少ない
日常的なお手入れ
HP10:
- 必須:なし
- 推奨:月1回の外装拭き+吸気口掃除機がけ(5分)
加湿空気清浄機:
- 必須:給水タンクの水交換(毎日)+タンク洗浄(週1回)
- 推奨:加湿フィルター洗浄(月1回)
結論:HP10は圧倒的に手間が少ない
加湿機能がない分、「水を扱う手間」がゼロ。
これ、実は大きなメリットです。水垢やカビの心配もありません。
シーズンごとの入れ替え
従来の季節家電:
- 夏:扇風機を出す→冬:しまう→暖房器具を出す
- 年2回の入れ替え作業+収納スペース必要
HP10:
- 1台置きっぱなしでOK
- リモコンでモード切り替えるだけ
結論:収納スペース不要、入れ替えゼロ
A4サイズのスペースに置いたまま、1年中使えます。
「替え時」はいつ?判断基準を明確に
即座に買い替えるべきサイン
- 異臭(焦げ臭い、プラスチック臭) → 基板やヒーターの故障。火災リスクあり
- 電源が入らない(電源ランプも点かない) → 電源回路の故障。修理費1.5万円〜
- 本体から異音+振動が激しい → モーターの破損寸前。二次故障のリスク
- 温風が全く出ない(エラー表示なし) → ヒーター断線。修理費2万円〜
修理を検討すべきサイン
- フィルター交換後も風量が弱い → モーター劣化の可能性(修理費1.2万円〜)
- 首振りが動かない → ステッピングモーター故障(修理費8,000円〜)
- ディスプレイ表示がおかしい → 基板不良(修理費1万円〜)
まだ使えるサイン
- 運転音が大きい(でも異音ではない) → フィルター交換で改善の可能性
- リモコンが効かない → リモコン電池交換で解決(本体操作は可能)
- センサーの反応が鈍い → センサー部分の清掃で改善
経済的判断のボーダーライン
修理費が本体価格の40%を超えたら、買い替え推奨
HP10の実売価格:約6万円 修理のボーダーライン:2.4万円
例:
- モーター交換(1.5万円)→ 修理する
- モーター+基板交換(3万円)→ 買い替える
ただし、購入から3年以内なら、3万円でも修理する価値あり。
残り2年以上使えれば、1年あたり1.5万円で済む計算です。
HP10はどんな人に適切か?逆に向かない人は?
HP10が最高のパートナーになる人
1. 一人暮らし〜2人暮らし(25畳以下の空間)
適用床面積は25畳(60分)。ワンルーム、1LDK、2LDKなら十分カバーできます。
2. 収納スペースが少ない人
季節家電の入れ替えが面倒、収納場所がない…そんな人には最適。1台で1年中対応できます。
3. 空気質に敏感な人(花粉症、アレルギー持ち)
PM0.1まで除去できるHEPAフィルターは、市販品の中でもトップクラス。しかも密閉性が高いので、浄化した空気が漏れません。
4. ペットを飼っている人
ペットの毛、ニオイ、アレルゲンをしっかり除去。温風で冬場のペットの寒さ対策にも。
5. 部屋干しが多い人
温風+空気循環で、洗濯物を2倍速く乾燥(ダイソン実験データ)。生乾き臭対策にもなります。
HP10が向かない人
1. 広いリビング(30畳以上)がメイン使用場所
パワー不足を感じる可能性。業務用レベルの空気清浄機が必要です。
2. 加湿機能が絶対に欲しい人
HP10には加湿機能なし。乾燥が気になるなら、別途加湿器併用が必要です。
3. 電気代を極限まで抑えたい人
温風モード(1400W)は、1時間で約38円(27円/kWhで計算)。1日8時間使うと月9,000円超。エアコンの方が効率的なケースも。
4. 「音」に過敏な人
最小23.8dBは静かですが、AUTOモードでは最大49dBまで上がります。神経質な人には気になるかも。
5. メカが苦手で「シンプルな操作」を求める人
モード切り替え、タイマー、首振り角度…機能が多い分、操作が複雑に感じる人もいます。
故障を防ぐ「3つの習慣」
習慣1:週に1日、完全オフの日を作る
24時間365日動かし続けると、モーターの寿命は確実に縮みます。
週に1日、完全に電源を切る日を作りましょう。その日は窓を開けて自然換気。
これだけで、モーターベアリングの摩耗速度が約20%減ります。
習慣2:季節の変わり目に「通電リセット」
春→夏、夏→秋、秋→冬の切り替え時に、一度電源プラグを抜いて10分放置。
その後、再度差し込む。
これで内部の制御基板がリセットされ、センサーのキャリブレーション(校正)も
リセットされます。
「なんか調子悪い」が解消されることも。
習慣3:外出時は「ナイトモード」+「首振りOFF」
誰もいない部屋で最大風量で動かすのは、エネルギーの無駄。
外出時はナイトモード(最小風量)+首振りOFFにすると、消費電力が約70%減、
モーター負荷も大幅減。空気はゆっくり浄化されます。
まとめ:HP10は「手間なし」だが「無関心」はNG
正直に言います。HP10は「壊れにくい製品」ではありません。
電気部品11点、特にモーターとヒーターは確実に劣化します。
これは物理法則なので、避けようがない。
でも、なぜ壊れるかを理解して、ほんの少し気を配れば、5年、7年、10年と使い続けられます。
「手間がかからない」ことと
「放置していい」ことは違います。
月に5分だけ、フィルターと吸気口をチェックする。
週に1日、完全オフの日を作る。 温風は「必要な時だけ」使う。
この3つを守るだけで、修理リスクは8割減ります。
HP10は、あなたの生活に寄り添う「相棒」です。
相棒を大切にすれば、相棒もあなたを守ってくれますよ。
以上
快適な生活のために、家電に愛を!
参考になったでしようか。
皆さんの役に立ったら、うれしくお思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

