内田樹 X 釋徹宗
タイトルに惹かれて手に取ってみた。この文庫本には「あとがき」が3つ付いている。内表紙の裏のメッセージとこれらの「あとがき」並びに本文、ネット検索で出版を確認してみた結果を総合すると、次の経緯を辿って、この二度目の文庫本化に至ったようである…
本書は二部構成。第1部「仏教体系の連峰」、第2部「日本で構築されたノーマライゼーション・ブディズム」である。読後印象は、第2部にウェイトがかかっていると思う。 大雑把な言い方をすれば、第1部は仏教思想の理論の精緻化の一つの側面、系譜を語り、…
著者の名前を知ったのは、釈徹宗と著者の対談をまとめた『現代霊性論』が初めてだった。多数の著書を出版されているが、私は未読。奥書を見ると、街場シリーズも沢山出ている。タイトルをあげてみると、『街場の現代思想』『街場のアメリカ論』『街場の教育…
聖地巡礼シリーズとして、第1作は大阪・京都・奈良が取り上げられた。 そうなると、近畿地方では、「熊野」という聖地が俎上に上るのは必然。 この第2作は、「熊野紀行」と副題が付いている。「紀伊山地の霊場と参詣道」が2004年7月7日に世界遺産(文化遺…
『聖地巡礼 リターンズ』の副題に関心を抱き最初に読んだ。(付記:先般再掲しご紹介している)その時これが第3作と知り、第1作の「ビギニング」にリターンすることにした。 「まえがき」に、第3作を読み感じていたことが「理由」として記されていた。本…
「おわりに」を読むと、「二人で”かけあい講義”ってのをやらない?」というプライベートな食事中の会話がきっかけで始まったという。「そんな二人が何のビジョンもなく、一度の打ち合わせもせず、毎回教壇に登場したのだった」と。 2005年9月から半年間、神…
『聖地巡礼』がシリーズ化されていて、2016年12月に第1刷が発行された本書が第3作になる。私にはこれが初めて読む本である。いずれ遡って他の2書も読んでみたいところ。さて、なぜまずこの本が目に止まったのか? それは表紙に記された副題「長崎、隠れキ…
だいぶ前にこの本のことを知り手帳に書名をメモしてはいた。内田樹・釈撤宗の共著『現代霊性論』を読んで、この本を読んでみる気持ちにはずみがついた。 不干斎ハビアンは、桶狭間の戦いの5年後、1565(文禄8)年ごろ北陸あたりで生まれ、1621(元和7)年に…
本書は対談集である。この共著者の対談集は、最初に『現代霊性論』を読み、その後、『聖地巡礼』の3シリーズ;<ビギニング>、<リターンズ>、<ライジング>を読み継いできた。 新聞広告で本書を知り、そのタイトルと対談集ということに関心を抱き読んでみた。…