2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
『日本史を暴く』というタイトルはショッキングな印象を与え、読者を惹きつける。それは、「暴く」という言葉から受ける印象にある。これって、広告の原則には則っている。 「暴く」という語を念のために手元の辞書で引くと、「人が隠しておこうと思うものを…
先日、『台北アセット 公安外事・倉島警部補』の読後印象を載せた。これは第7弾。その時、第6弾の本書を見過ごしていたことに気づいた。このことには触れている。 そこで遅ればせながら本書を読んだ。冒頭の画像は単行本の表紙である。 奥書を読むと、「オ…
笹本稜平さんの作品をゆっくりとしたペースで読み継いでいる。本書は、「小説宝石」の特別編集「宝石 ザ ミステリー」のシリーズ(2011~2014年)に5編、「小説宝石」(2015年8月号)に1編が掲載された後、2015年10月に単行本が刊行された。2017年10月に文…
先日『可燃物』を読み、その後で、著者が戦国時代にシフトしてミステリー小説を書いていることを知った。著者が時代小説としてミステリーものをどのように描くのか、という関心から読んでみた。 奥書を読むと、2019年に「雪夜灯籠」が「文芸カドカワ」に、「…
先日、ジェレミー・リフキン著『限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭』(NHK出版)の読後印象をまとめた。その時、新聞の対談記事でジェレミー・リフキンさんを知ったことを冒頭に記した。この対談の相手が、本書の著者、斎藤幸平…
公安外事・倉島警部補シリーズ第7弾! 「オール讀物」(2022年5月号~2023年3・4月号)に連載の後、2023年11月に単行本が刊行された。 今回も、本作がシリーズの何冊めか調べていて、前作の刊行を見過ごしていることに気づいた。速やかに読みたい本がまたで…
先日、加賀恭一郎シリーズ第12弾『あなたが誰かを殺した』の読後印象記をまとめていたとき、第11弾の本書を見過ごしていたことに気づいた。そこで遅ればせながら、遡り本書を読んだ。本書は書下ろし作品で、2019年7月に単行本が刊行された。2022年7月に文庫…
新聞の対談記事を読み、著者を知り本書を知った。「限界費用ゼロ社会」という言葉が大昔に学んだ限界費用という用語を思い出させ、その連想が本書を読む動機づけになった。本書は2015(平成27)年10月に翻訳書が刊行されている。 原題は、"THE ZERO MARGINAL C…
『太閤暗殺 秀吉と本因坊』を読むことでこの著者と出会った。『鬼役』という長大なシリーズが出ていることを知った。このシリーズ、現在時点で第34作まで刊行されている。タイトルが面白そうなので、このロング・シリーズを読み継いでみようと思った。 本作…
くらまし屋稼業の第二弾、シリーズ化が始まる。ハルキ文庫(時代小説文庫)の書下ろし作品として、2018年8月に刊行された。エンターテインメント時代小説。 堤平九郎は飴細工屋を生業にしているが、裏稼業が「くらまし屋」である。この裏稼業が始動するとき…