2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
『小説伊勢物語 業平』の読後印象をご紹介したときに少し触れたが、著者自身が 本書の「おわりに」の冒頭に、「『小説伊勢物語 業平』と、それを補足するために書いたこの新書」(p189)と説明している。本書を読了して、まず『小説伊勢物語 業平』の理解を…
著者のアート小説を主体にしながら読み継いできた。リーチ先生とは、イギリス人陶芸家バーナード・リーチのことである。本作は学芸通信社配信により全国の7新聞各紙に、2013年10月20日~2015年11月10日に順次配信され、2016年10月に単行本が刊行された。第3…
11月初めに『小説小野小町 百夜』が目に止まり読んだ。読後印象をまとめている。この本の奥書を読んで、『小説伊勢物語 業平』が出版されていることを知った。そこでタイトルに興味を抱き読んでみた。『伊勢物語』は文庫本で手許にあるのだが、部分読みして…
たまたま、新聞広告で眼に止まり、このミステリー小説を読んでみる気になった。私にとっては初作家作品となる。時折、今まで読んだこと無い作家の作品を一度は読んでみようと試みている。その一冊。 本書は、当初「アップルブックス」(2021年6月~7月)に連…
著者の作品を読み継いでいる。本書のタイトルを見た時、ヘレン・ケラーの名を自動的に連想してしまった。そのヘレン・ケラーに関連した本だろうかと想像した。読み始めて、そうではないことに気づいたしかし、この小説は、和歌でいえば、本歌取りともいえる…
羽州ぼろ鳶組シリーズの第6弾! 比較的ゆっくりとしたペースでこのシリーズを読み継いでいる。本書は平成30年(2018) 8月に文庫本が刊行された。 松永源吾と深雪との間に平志郎が誕生し、すくすく育ちつつある。時折この平志郎の様子が描き込まれていくとこ…
手許の『日本語大辞典』を引くと、木挽町(コビキチョウ)は現在の東京都中央区銀座東部の旧町名という。江戸時代に、製材をする木挽き職人が多く居住していた町のようだ。その町に、万治3年(1660)森田太郎兵衛が森田座を創設した。江戸三座の一つで、歌舞伎劇場…
『合理的にあり得ない』の第2弾。短編が40ページ前後の作品とするなら、この第2弾は、短編「物理的にあり得ない」と、中編「倫理的にあり得ない」「立場的にあり得ない」の2本を合わせて収録された連作集である。最初の短編は「メフィスト」(2017VOL3)に…
花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に 『百人一首』に採録されたこの歌を知らない人はほとんどいないだろう。たぶん古文の授業に『百人一首』が組み込まれているだろうから。少なくとも小野小町という名前は良く知られていると思う。…