トロコンへの道 第12回:昔の自分を超えるためトロコンを目指す!『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』

それでも難易度は下げたくない!

トロコンへの道 第12回:昔の自分を超えるためトロコンを目指す!『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』
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ロフィーハンターDiasが、PlayStationタイトルのプラチナトロフィーを取る過程やクリア感想、トロコンへ至るまでの奮闘をお届けする「トロコンへの道」。第12回は『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』です。かなり時間が経ってしまいましたが、TGS2025に参加されたみなさん、お疲れ様でした。私も2日間いろいろな作品のトレーラーを見たり試遊したりして、終始ワクワクが止まりませんでした。ここ数年はTGS期間の気温は低く過ごしやすいはずなのに、なぜか暑く感じましたし年々疲れが取れにくくなっていて老いを痛感しています。そして、すべてが終わり東京から帰ってきて(実は北海道在住)休む間もなく本作のトロコンに挑みました。

よく昔の作品を「記憶を消してもう一度遊びたい」と言う人がいます。『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』においては28年という時間の経過や当時は今ほどゲームが上手くなく挫折した嫌な思い出が合わさり、ありがたいことに(?)私の記憶がほぼ消された状態になっています。確か挫折したあと何年か経ってクリアはしたはずなのにストーリーも思い出せません。当たり前ですが昔はトロフィーなどというものはなく、私はやり込むタイプのゲーマーでもなかったため、深く遊んではいなかったのです。そしていまあらためてプレイしてみると、あの頃の自分では到底理解できないストーリー展開でした。「悪い奴がいて正義側の主人公が倒す」程度の認識はあった気がしていますが、陰謀、策略、自らが正義と信じる者同士がぶつかる争いといった少々複雑な背景までは読み取れていませんでしたね。そういう意味でも、作品を最大限楽しめるようになった現在は遊ぶには絶好のタイミングでした。今回は、作品をしっかり堪能しつつあのときの挫折した嫌な思い出を良い思い出に変えるためプラチナトロフィー獲得を目指します。記事の性質上、多少のネタバレを含みますが、ストーリー展開や結末などゲームの楽しみを損なうようなネタバレはついては触れませんので最後までお付き合いいただければありがたいです。

執筆時点(2025年10月21日)のプラチナトロフィー獲得率は2.5%。難しい作品であれば0.3%程度、たとえ有名作品であっても2%未満くらいが平均ということもあり2%を超えてくると簡単と思ってしまいますが、リマスター、リメイク作品においては当時遊んでいた熱量の高い人たちがトロコンまで遊ぶことが多く、あまり数字はあてになりません。それでもオリジナル版と比べだいぶ遊びやすくなっていて挫折しにくい環境にはなっていると思います。

現代に合わせた便利機能で遊びやすいがトロフィーハンターとしてはストレスを感じる部分も

本作のメインとなるのはリマスター版である「エンハンスド」バージョン。オリジナル版にあたる「クラシック」バージョンも用意されていますが、同一のセーブデータでバージョンを切り替えながら遊ぶことはできないので注意してください。とはいっても気軽にオリジナル版が遊べるのはうれしいですね。「エンハンスド」では高解像度でプレイできるだけでなく、オートセーブ機能やフルボイス化、バトルの早送りができるというようにリッチかつ遊びやすい仕様になっています。当時、間違ってセーブしてしまうと詰んでしまう連戦マップでの撤退ができるようになったのはうれしいポイントです。私はこれで何回も詰んでいたことを文章を書いていて思い出しました。ほかの細かな要素はまとめている記事があるので気になった方はそちらをご確認ください。

もうひとつ、トロフィーには直接関係してきませんがレベルの上げすぎには注意。ストーリー中の敵が強いからとレベル上げをしすぎるとレベルが固定されているストーリーバトルは簡単になる一方で、レベルがプレイヤーに依存するエンカウントバトルでの敵のレベルが上がり過ぎて、特に序盤では雑魚敵に苦労したりトロフィー獲得難易度が上がってしまうので気をつけましょう。おそらく敵のレベルは味方のいちばんレベルが高いユニットに依存すると思われます。

超がつくほど快適になったとはいえ、トロフィーハンターの私としては気になるところがありました。ひとつ目はバトルの早送り。ボタンを押している間だけできるのは便利でしたが、もう一段階早くできても良かったかなと。ふたつ目はリトライについて。トロコンを目指すうえで試行回数を重ねるためリトライする必要がでてくるのですが、その際にスキップできないシーンがあること。リトライ自体は早いのですがバトル冒頭のイベントではない会話シーンのところまで戻されてしまうため、毎回見なければなりません。早送りはできるものの、そこでリトライ機能の良さが損なわれてしまっている気がしました。そもそもそんなにリトライする人はいない想定なのでしょうけど。

トロコンに向けて

最後の一文「トロフィーに対応していません。」に恐怖を感じたらあなたも立派なトロフィーハンター。
最後の一文に恐怖を感じたらあなたも立派なトロフィーハンター。

死亡した仲間は帰ってこないとか壊されたレア装備の再度入手は不可など、ゲーム内での取り返しのつかない要素や時限要素はあってもトロコンにおいてはそのような要素はありません。ただひとつ注意してほしいのが「クラシック」バージョンはトロフィーには対応していないこと。見落とさないとは思いますけど最後にサラッと怖いことが書いてあります。異なるバージョンでのセーブデータの共有はできないことを頭に入れておきましょう。

時限の心配はなくとも、ゲーム開始前に「皆伝ジョブマスター」のトロフィー獲得に向けて誰にすべてのアビリティを覚えさせるかは決めておきたいところ。トロフィーの説明文にはパーティーメンバーの”誰かひとり”がと書いてあるので誰でもよさそうな感じもしますが、特にこだわりがなければ主人公の「ラムザ」が無難です。理由はのちほど説明します。

トロコンした過程で苦労したところと、初心者が苦戦しそうなポイント

本作では各ジョブごとにひとつ、特定の行動をとるトロフィーが用意されていますが意識していればなんら難しいことはないです。算術士を除いては。算術士のトロフィー「計算どおり」の獲得条件は、算術で味方にダメージを与えずに同時に3体以上の敵にダメージを与えること。情報量が多すぎますよね(笑)算術とはレベルやExpなどの「対象」、3や4の倍数といった選んだ対象の「条件」を決めて魔法を発動させるもので、例えば「対象」をレベル、「条件」を4の倍数、魔法をファイアにすると、敵味方関係なく「レベルが4の倍数のユニットにファイア」が発動します。発動前に対象がわかるのでしっかり確認してから使ってください。トロフィー獲得には敵3体以上にダメージを与えることに加え、味方がダメージをくらわないことが条件。上手く敵3体を対象にできたとしても1人でも味方を巻き込んでしまうとアウトです。正攻法で挑むとここで苦労する人は多いでしょう。ですが味方に「カメレオンローブ」を装備させ発動する魔法を「ホーリー」にすれば簡単に達成できちゃいます。この装備は聖属性を吸収するのでホーリーをくらっても回復します。味方が対象になっていてもダメージをくらいさえしなければOKなのです。

すべての儲け話を大成功させる「畏国の何でも屋」のトロフィーは仕様がわからなければ取れないトロフィー。儲け話とはユニットを派遣するサブクエスト的なもので、日数が経過すると帰還し失敗、成功、大成功などの結果を聞くことができます。私は適当に派遣しても最初から最後まで大成功にしかなったことがないので難易度はかなり低いと思われます。ユニットの能力が結果には関係しないので誰を派遣しても問題ありません。毎回意識していたことは、最大人数である3人を派遣すること、派遣日数も最大にすることの2つ。これだけでも大成功できる確率は高くなるはずです。

苦労するのはここではなく、儲け話を受ける段階。エンディング手前まで進めて受けられる儲け話がないのにトロフィーが獲得できず、バグかと思っていたら特定の月にしか受けられないものが存在している仕様でした。この世界では月日がイヴァリース歴で示されており、双子の月の1日、双子の月の2日のように移動することで日が経っていきます。トロフィーが獲得できていないのに受けられる儲け話がない場合は月を変更すれば出てきます。受け損ねてもまたその月が巡ってくれば受けられるので、そこまで慎重にならなくても大丈夫です。

毛皮骨肉店でショップでは販売されないアイテムを10種類加工することが条件のトロフィー「特別な逸品」は人によっては苦戦しそうなポイント。シーフのアビリティ「密猟」を装備してモンスターを倒すと、そのモンスターをアイテムに加工してもらえます。トロフィーを獲得するためにはレアアイテムを加工しましょう。対象となるアイテムは、加工後のアイテム名のあとにオレンジ色のアイコンがあるのでわかりやすいです。画像を見てもらうとわかりますが、同じモンスターの「うりぼう」であっても名前の横にアイコンがあるレアパターンも存在していてレアパターンの方が対象のアイテムである可能性が高いので、できればレアモンスターを狙いたい。レアかどうかはモンスターを倒したときに抽選されるのでオートセーブのデータをロードして直前に戻り倒してレアが出るまで繰り返すのも良いですし、終盤であれば経験値やジョブポイントを稼ぎつつひたすら倒し続けるのもありです。運が絡むものは再現性が低く、攻略法というより結局は自身のヒキの強さにかかってきます。このトロフィーに時間をかけたくない人は序盤から「密猟」担当を2人、できなければ最低1人はパーティに入れておくようにしましょう。

いちばん苦労するであろうトロフィーはすべてのジョブの全アビリティを覚える「皆伝ジョブマスター」です。トロコンに向けての項目でもお話ししましたが、「全アビリティ」がどこまでを指すのかが不明なのも怖いところ。いや、全なんだから全部でしょと言われそうですけど、敵からの攻撃を受けて覚える「ラーニング」のアビリティがあり、「アルテマ」は主人公しか覚えられません。「皆伝ジョブマスター」のトロフィー説明にはラムザ(主人公)がではなくパーティメンバーの誰かひとりがと書いてあるので「アルテマ」は除外されるはずとは思います。しかし「アルテマ」問題が解決しても、まだ「ゾディアーク」問題が残っています。「ゾディアーク」もラーニングでのみ覚えられる召喚士のアビリティで、オリジナル版では時限要素だったみたいですが「エンハンスド」バージョンでは時限ではなくなりました。このアビリティは主人公以外も覚えられますがカウントされているかは不明。私はこの2つのアビリティは「全アビリティ」にはカウントされないと考えますが、検証したわけではなく100%ではないので万全を期すためにもラムザに全アビリティを覚えさせることにしたのです。アビリティを覚えさせる過程でのジョブポイント稼ぎは、バトルの早送り機能の追加でかなり効率が良くなっています。味方同士で攻撃、回復をしあうとか見習い戦士のアビリティ「ためる」を繰り返すとか好きな方法で稼いでみてください。

私は何がいちばん苦労したかというと、トロフィー関係ではなく純粋な難易度。おそらく当時の難易度相当であるデフォルトの「スタンダード」でプレイしていたのですが、連戦マップや某ボス戦ではゲームオーバーを連発し苦労しました。何度も「これが標準?」と難易度を確認してしまうほど。トロフィーに難易度指定はないので勝てなければ「カジュアル」にすれば良いだけ。でも、それではだめなのです。トロフィーハンターである前に1人のゲーマーとしての意地で断固として難易度変更はしないと決めていました。聞こえはいいけど愚かなプライドと言われればそうかもしれません。心が折れそうなくらい負け続けたときもあったりして、嫌な思い出を払拭するどころかあの頃を追体験するような嫌な感じになりながらもなんとかトロコンできました。難易度の高さはもちろんロード時間も長く操作性も今から比べると良くはない状態で、挫折したとはいえなんとかクリアまで漕ぎ着けたDias少年はすごいと思いませんか?プレイヤースキルは低くても根気強い性格ではあったので、当時からトロフィーハンターには向いていたのかもしれませんね。

トロコンを終えて

個人的に好きなやつ(ガフガリオンが「このクソ、阿呆、間抜け!この分からず屋めがっ!」と強く罵るシーン)。
個人的に好きなやつ。

トロコンまでにかかった時間は約50時間。難易度にこだわらなければ40時間くらい、効率良くプレイしたり得意な人であればさらに早くトロコンできると思います。「家畜に神はいないッ!!」や「オレは“絶対”なんて言葉を“絶対”に信じないけどな。」といった名言の数々をフルボイスで聞けたのは良かったです。ネタっぽいものだけでなく、歳を重ねた今だから刺さる深い名言もあり、長い時を経てリマスターされた作品をプレイするメリットも感じました。

余談ですが、当時「〇〇(ボス)から源氏装備が盗める」と、ある友達が発言したことにより学校では源氏盗める盗めない論争が勃発していました。皆さんのまわりでもありませんでした? 結論をいうと、オリジナル版では盗めません。ですが「エンハンスド」では、なんと源氏装備が盗めるように変更されました。今思うと願いも込みでの嘘だったように思うのですが、28年経ってそれが現実になったのってなんだかエモいなと。そんな彼にこの記事が届くことを願って終わりたいと思います。それでは、また次のトロコンでお会いしましょう。

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