「ストレンジャー・シングス」結末の“ある真相”を知っているのはミリー・ボビー・ブラウンだけだとダファー兄弟が明かす
すべて彼女の頭のなかに
※この記事には「ストレンジャー・シングス」シーズン5 最終話のネタバレが含まれています!
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のフィナーレで最も話題となっているのは、ミリー・ボビー・ブラウン演じるイレブンの運命だ。シーズン5第8話「表側の世界」では彼女の運命ははっきりしないままになっているが、クリエイターのダファー兄弟は真実を知っている。そして、キャストで唯一それを知っているのはブラウン本人だという。しかし、ダファー兄弟もブラウンも、その真実を明かすことはなさそうだ。
「ストレンジャー・シングス」のフィナーレでは、イレブン以外の主要登場人物のエンディングがはっきりと描かれている。一方でイレブンは、自身が超兵器の創出や、ヴェクナ/ヘンリーの再来、あるいは現実世界と「アビス」をつなぐ新たな橋として利用されることを防ぐため、自らを犠牲にしたかのように見える。
そのショッキングな出来事から18カ月後、メインキャラクターたちがホーキンス高校の卒業式に集まり、別れを告げるシーンが描かれる。その際、マイク(フィン・ウルフハード)がある考えを語る。もしカリ(リネア・ベルテルセン)が最期の力を振り絞ってイレブンの死を幻として見せかけ、彼女を誰にも気づかれずに逃がしたのだとしたら?
マイクは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の仲間たちに向けてこの“真相”について語る。イレブンはカリと手を組み、自らの死を偽装する計画を立て、その後、遠く離れた小さな村へ旅立ち、穏やかに暮らしているのではないか――と。この結末が事実かどうかはわからないが、マイクたちはその物語を信じることを選ぶ。「ストレンジャー・シングス」がついに完結するにあたり、何を信じるかは見る者それぞれに委ねられているのだ。
マット&ロス・ダファー兄弟はすでに「ストレンジャー・シングス」の結末について説明しているが、ジョシュ・ホロウィッツのインタビューにおいて、彼らはイレブンの運命にまつわる真実を把握したうえで物語を書いていたこと、そしてその真相を伝えたキャストはミリー・ボビー・ブラウンただ1人であることを明かした。
「真実が何なのかを理解した視点から書いているということですよね?」とマット・ダファーは語る。「ええ、ロスと僕は知っていますし、そのことについてはミリーとも話しました。でも、書いているときに何を考えていたのかを説明してしまうと、結末が持つ力を損なってしまうと思うんです」
インタビューの中でマットは、まさにこの件について2人がブラウンにメッセージを送ったばかりであることを明かした。彼女は秘密をもらさないと約束したそうだ。「彼女も言いませんよ!」とマットは言っている。「時間のムダですよ! ミリーは秘密を守ると誓ったんですから」
その後、ダファー兄弟はブラウンが「ストレンジャー・シングス」でウィル・バイヤーズ役を演じるノア・シュナップととても親しいため、ブラウンがシュナップには明かしてしまうかもしれないと気づいた。そこで、マットはインタビュー中に、言わないようにと警告するメッセージをブラウンに送った。「ジョークじゃありませんよ」とマットは言った。「本当に今すぐ彼女にメッセージを送ります!」
同じインタビューで、ダファー兄弟は、イレブンが最終的にマイクと結婚し、幸せな生活を送り、政府から追跡されることもなく、研究室での実験は完全に終わるという「完璧なハッピーエンド」の可能性も模索したことを明らかにした。「でも、それでうまくいく方法を見つけることができませんでした」
フィナーレの配信にあわせて公開されたNetflixのQ&Aで、ロスは「ストレンジャー・シングス」の結末の背景にある考えについて、より詳しく語っている。「物語の最後でイレブンが仲間たちと一緒に過ごしているバージョンはありませんでした。私たちや脚本家は、彼女のパワーを奪い去りたくなかったのです。彼女はさまざまな意味での魔法や子供時代の魔法を象徴しています。キャラクターたちが前に進み、ホーキンスと裏側の世界のストーリーを終わらせるためには、イレブンはいなくならなければなりませんでした。たとえ真実かどうか明確な答えを与えられなくても、キャラクターたちがハッピーエンドを信じ続けるほうが美しいと考えました。彼らがそれを信じているという事実こそが、ストーリーを終わらせるより良い方法であり、この旅の終わり、そして、子供から大人になる彼らの旅を描くためのより良い方法だと思ったのです」
「そして現実は、もしイレブンがまだいるとしても、彼女と連絡が取れない以上、彼らが持てる希望はそれが真実だと信じることだけなんです」とマットは結論づけた。「もし接触できてしまうなら、すべてが崩れてしまう。だから、ストーリーとしては、これが彼女を生かしておくための最善の形なのです。これはマイクや仲間たちが、起きてしまった出来事をどう受け入れ、乗り越えていくかの話なんです」