ソニーの「スパイダーマン」ユニバースがリブートへ 『モービウス』や『マダム・ウェブ』などの相次ぐ失敗を受け
「新しい人材」による「新鮮なリブート」
ソニー・ピクチャーズの映画部門CEOであるトム・ロスマンが、『クレイヴン・ザ・ハンター』、『マダム・ウェブ』、『モービウス』といった作品の相次ぐ失敗を受け、ソニーの「スパイダーマン」ユニバースをリブートする計画があることを明かした。
これは、ロスマンがポッドキャスト番組「The Town」でマット・ベローニと対談した際の発言によるもの。同番組では、ロスマンが一連の質問に対し短いイエス/ノーで回答した。「より大がかりなスパイダーバースは終わったのですか?」と問われると、ロスマンは「ノー」と返答。さらに、「いずれ」は同シリーズに再び取り組むと認め、それが「新たな人材」による「新鮮なリブート」になるとも明かした。それ以上の詳細には触れていない。
ソニーのスパイダーマン・ユニバース(SSU)は、2018年の『ヴェノム』で始動して以来、苦戦を強いられてきた。『ヴェノム』および続編の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024年)は興行面では好成績を収めたものの、批評家からの評価は芳しくなかった。さらに深刻だったのが2022年の『モービウス』で、ミーム化するほど不評を買い、その後も『マダム・ウェブ』(2024年)、『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024年)と興行的失敗が続いた。当時、退任を控えていたソニー・ピクチャーズCEOのトニー・ヴィンシクエラは、『クレイヴン・ザ・ハンター』について、自身の就任以降7年半で「おそらく最悪のスタートになった」と述べている。また、SSU作品の失敗は批判的なマスコミのせいだとも主張していた。
参考までに、これまでのSSU作品に対するIGN USのレビュースコア(10点満点)は以下のとおり。
- 『ヴェノム』(4点)
- 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(7点)
- 『モービウス』(5点)
- 『マダム・ウェブ』(5点)
- 『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(4点)
- 『クレイヴン・ザ・ハンター』(3点)
リブートの具体的な内容について、ロスマンは現時点で明かしていないが、実現までにはある程度の時間を要する可能性が高い。ただし、トム・ホランド演じるスパイダーマンは健在で、今夏には『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の公開が控えている。


