ユービーアイソフトがヴィヴェンディとの長き戦いに終止符、テンセントはさらに株式を取得
今回の取引に当たり、テンセントとユービーアイソフトは戦略的パートナーシップを締結。
ユービーアイソフトとヴィヴェンディの間で繰り広げられていた長き戦いにようやく終止符が打たれた。保有しているユービーアイソフトの株式すべての売却にヴィヴェンディが合意したためだ。
2社間の合意ではヴィヴェンディが保有するユービーアイソフト株式をすべて売却することが取り決められており、その数はユービーアイソフトの株式資本全体の27.3%(数にして3048万9300株)に相当するということだ。ヴィヴェンディが保有していた株式に関しては、ユービーアイソフトがすべて買い戻す予定だという。また、ヴィヴェンディは今後5年間に渡り、ユービーアイソフトの株式を買い取らないという点でも合意した。
また、Ontario Teachers' Pension Planと、SNS及びゲーム開発を手掛ける大手中国会社のテンセントが、ユービーアイソフトへの長期投資を目的として今回の取引に参加することもわかっている。
テンセントとユービーアイソフトの間には、中国での市場開拓を目的とした戦略的パートナーシップが結ばれたことも確認されている。ユービーアイソフトによれば、「ユービーアイソフトの人気ソフトを、中国の市場においてPCまた携帯機種向けに」運営、発売、そして宣伝していく役目をテンセントが担うとのことだ。
ユービーアイソフトのCEOであるイヴ・ギユモは以前、ヴィヴェンディによる買収の恐れを「大惨事」と表現していた。自社が保有する持ち株の比率を高め、それによりヴィヴェンディによる敵対的買収を阻止するため、自社株買いプログラムを行うまでユービーアイソフトは追い込まれていた。
一方で、ヴィヴェンディがユービーアイソフトを買収するのかそれとも株式を売却するのか、幹部たちの間では結論が出ていなかったとされている。去年の11月には、短期間の敵対的買収という選択肢についても除外を行っている。2016年にゲームロフトが敵対的買収を後押ししてからというもの、2社は今まで火花を散らしてきた。
