機動戦士ガンダム40周年プロジェクトが次々に発表!動く実物大ガンダムから『閃光のハサウェイ』の映像化など
『閃光のハサウェイ』も劇場版3部作で制作
動くガンダムが横浜に出現し、LUNA SEAがテーマ曲を作り、『閃光のハサウェイ』が劇場版3部作で登場する。1979年に『機動戦士ガンダム』が誕生してから40周年を記念した「機動戦士ガンダム 40周年プロジェクト」が11月21日に発表となって、ガンダムファンなら歓喜するプロジェクトが次々に明らかにされた。
「夢が現実になり、現実がまた新しい夢を作るのが究極のエンターテインメントだ」。東京都内で行われた「機動戦士ガンダム 40周年プロジェクト」の発表会に登壇したサンライズの宮河恭夫社長は、2020年夏に横浜で、動く18メートルの実物大ガンダムを展示するプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」がもたらす可能性をこう話した。2009年のガンダム30周年では、東京・お台場に18メートルの実物大ガンダムを立像として設置したが、今度は動くものとして披露される。
技術監修及びGGCリーダーに早稲田大学名誉教授の橋本周司と中京大学工学部教授のピトヨ・ハルトノ、設計開発スタッフにはテクニカルディレクターとして石井啓範、システムディレクターとしてアスラテックの吉崎航、クリエイティブディレクターとして乃村工藝社の川原正毅を迎えたプロジェクト。ガンダムという誰もが興味を抱く題材を、立像ではなく動くものとして設計・開発し、施工するプロセスを体感・共有することで、夢を実現しようとする次代の研究者や技術者を生み出す助けになるという。
ガンダムが立つ予定地は横浜市の山下ふ頭。2020年夏から約1年間の予定で展示され、周辺では関連したイベントも行われる予定という。「ガンダムは日本が世界に誇る最強のアニメコンテンツ。他に類を見ない世界観とストーリーが世代を超えて多くのファンを魅了しています。そのガンダムが横浜の大地に立つ。世界のクリエイターや研究者、エンジニアの叡智を結集したプロジェクトは、横浜に世界中の人を引きつけると確信しています」。林文子横浜市長の代わりに来場したい荒木田百合副市長は、こう話してガンダムの動く立像が横浜市に観光や産業の振興をもたらすことを喜んでいた。
「機動戦士ガンダム 40周年プロジェクト」は他にも盛りだくさん。11月21日の発表会では、「すべてを超えていくもの」という意味で「BEYOND(ビヨンド)」というコンセプトが公表され、その言葉を表すようなキービジュアルが紹介された。
これまでガンダムシリーズでは、作品の枠を超えるようなコラボレーションが行われてこなかった。今回のプロジェクトでは、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』と『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』、『機動戦士ガンダムW(ウイング)』と『機動戦士Z(ゼータ)ガンダム』、『ガンダム Gのレコンギスタ』と『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』という、年代だけでなく世界観すら超えた組み合わせのビジュアルが作られた。
「個々の作品の枠を越え、世代を超え国境を越えて幅広い人たちにアプローチしていく」と宮河社長。合わせて発表されたプロジェクトのロゴも、未知のガンダムに出会って、その出会いが次のつながりを生んでいくという願いを込めて、メビウスの輪をモチーフにしたものが使われている。今のところ"越境"はキービジュアルだけだが、今後どういった展開が行われるかに期待もふくらむ。
プロジェクトテーマ曲も作られる。LUNA SEA/X JAPANのSUGIZOが楽曲を制作。11月21日の発表会では、まだ完成前のものながらもSUGIZO自身がヴァイオリンを奏でて楽曲「THE BEYOND」を披露した。「ガンダムは哲学の根幹。子供の頃にガンダムが始まってリアルタイムで好きになり、シャアに憧れなると決めた」と話すほど、ガンダムシリーズが大好きなSUGIZO。「THE BEYOND」は「終わらない旅」という想いを込めて作曲した。
「ガンダムは40周年、LUNA SEAは30周年で今も最前線を走っています。光や希望を未来に託したい、僕らの力で未来を導きたいという気持を込めて作りました」とSUGIZO。「ガンダムというコンテンツを広く世界に迎えて飛翔するために、個人的にもバントとしても全霊で向き合っていきたい」と、ガンダム好きならではの強い想いを改めてアピールした。
40周年では個々の作品も動く。劇場で全6作がイベント上映された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』が13本のTVシリーズに再編集され、2019年4月からNHK総合テレビで放送される。ここではSUGIZOによる全OP・ED楽曲プロデュースが行われ、かつてのガンダムの名曲がフィーチャリング・アーティストとのコラボレーションでカバーされる。すべてのOP曲はLUNA SEAが担当する。
『ガンダムビルドダイバーズ』に続く「ガンダムビルドシリーズ」の企画や、ガンダムがデフォルメキャラとなった「SDガンダムシリーズ」の最新作となる『SDガンダムワールド 三国創傑伝』の企画も進行中。そして、富野由悠季総監督によって作られた『ガンダム Gのレコンギスタ』に新作カットを追加し、再編集したものを『劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ』として2019年に展開する。富野監督は2019年に20周年を迎えるフランスのJAPAN EXPOにも登壇する予定。
その富野総監督が1989年に書き下ろした小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が劇場版3部作として動き出す。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』をターニングポイントにして、UC(宇宙世紀)の次の100年を描くプロジェクト「UC Next 0100」の第2弾として、11月30日公開の『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』に続いて展開される。
この『閃光のハサウェイ』の映像化には、SUGIZOも「まさか映像化されるとは思っていなかったので聞いたときには絶叫した」とのこと。「むごい最期を遂げるんですよ、ハサウェイが。それをちゃんと映像化してくれる。コアなファンとしては楽しみで仕方がない」。ただ、公開まではまだ間があることから「今はNTが楽しみ。僕はミネバ(ミネバ・ラオ・ザビ)を我が子のように可愛がっていて、ミネバが活躍してくれるのが嬉しくて仕方がない」。ガンダム好きにはたまらないプロジェクトが目白押しと言えそうだ。
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
