2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
負債が多い可能性がある場合、財産調査は特に慎重に行う必要があります。借金が多いと相続放棄を選択する可能性が高くなるため、調査の精度が重要です。 まず、督促状、税金の未納通知、クレジットカード会社からの案内などを確認します。金融機関に対しては…
相続財産の調査が終わったら、次に必要なのが“評価”です。相続税がかかる場合はもちろん、遺産分割でも財産の価値をそろえるために評価が必要になります。 不動産の評価は「路線価」または「固定資産評価額」を基準に行います。土地の形状や接道状況によって…
相続放棄は“相続開始を知った日から3か月以内”に判断しなければならないため、その間に財産調査を行う必要があります。特に借金や保証債務の有無が判断のポイントとなります。 調査では、預貯金や不動産などプラスの財産と、借金や滞納などマイナスの財産の…
数次相続とは、相続の手続きを終える前に次の相続が発生することをいいます。 例えば、父が亡くなり相続手続き中に母が亡くなるような場合です。このようなケースでは、調査すべき財産が二重に発生するため、手続きが複雑になります。 まず、第一の相続の財…
家族が知らない財産を探すときは、故人の生活習慣や性格からヒントを得ることができます。たとえば、几帳面な人は書類をきちんと保管している傾向があり、逆に“隠すタイプ”の人は、通帳や印鑑を別々の場所に保管することがあります。 カレンダーや手帳のメモ…
相続財産を正確に把握するため、金融機関から「取引履歴(取引明細)」を取得することがあります。取引履歴を調べることで、生前に大きな引出しがなかったか、多額の入金が誰からのものか、亡くなる直前に特別な取引があったかなどを確認できます。これは遺…
相続人が見落としやすい財産には、次のようなものがあります。・税金や保険料の還付金・医療費の過払い分・会社からの未払い給与や退職金・家賃の敷金・貸付金(故人がお金を貸していた場合)・未払いの保険給付金・町内会や互助会の積立金 これらは通帳や明…
現代の相続で急増しているのが「デジタル財産」です。ネット銀行、ネット証券、暗号資産(仮想通貨)、電子マネー、オンラインポイントなど、紙の書類が一切ない場合が多く、存在を見落としやすい財産です。 ネット銀行やネット証券は、郵便物が届かないため…
動産には、自動車やバイクのほか、貴金属、ブランド品、美術品など価値のあるものが含まれることがあります。 自動車は車検証で名義を確認し、ローン残債があれば契約内容も確認します。リース契約の場合は相続財産ではありませんが、残契約期間の扱いが必要…
相続では、プラスの財産だけでなく“マイナスの財産”も引き継ぐことになります。そのため、借金の調査は非常に重要です。 借金には、銀行や消費者金融からの借入れ、クレジットカードのリボ払いやキャッシング、税金の滞納、家賃や医療費の未払いなどがありま…
生命保険は、相続に大きく影響する財産の一つです。 まずは保険証券、保険料振替通知、保険会社からの案内文書があるかを確認します。クレジットカード払いや口座引落しの場合は、明細書に保険会社名が記載されていますので、そこから契約を特定できることが…
株式、投資信託、NISAなどの有価証券は、紙の証券が存在しないため見落としやすい財産です。自宅では、証券会社からの郵便物、残高報告書、年間取引報告書などを探します。特に、取引がなくても証券会社から郵便物が届くことがあるため、封筒の差出元を確認…
不動産は相続手続きの中でも特に重要で、見落としがあると後の手続きに大きな影響を与えます。 まずは自宅で、固定資産税の納税通知書、固定資産課税明細書、権利証(登記識別情報)などを探します。これらが見つからなくても、市役所で“名寄帳”を取得すれば…
預貯金は最も一般的な相続財産ですが、調査には注意点が多くあります。 まずは自宅から通帳、キャッシュカード、銀行からの郵便物を探します。また、ネット銀行は紙の書類が届かないため、スマートフォンのアプリやメール履歴が重要な手がかりになります。故…
遺品整理と相続財産調査は、似ているようで目的がまったく異なります。遺品整理は、故人の生活用品や思い出の品を整理し、自宅の片づけを進める作業です。一方で相続財産調査は、故人が残した財産や負債を、法律上の手続きに必要な形で把握することが目的で…
相続手続きの第一歩は「相続財産を正確に把握すること」です。相続では、財産が“どれくらいあるのか”“どんな種類があるのか”が分からないまま進めてしまうと、遺産分割がまとまらなかったり、後から別の財産が見つかってトラブルになったりします。財産調査…
相続人調査は戸籍の収集と確認の連続ですが、最も大切なのは「丁寧さ」と「漏れのない確認」です。前婚の子、認知された子、代襲相続人、数次相続、焼失・欠落戸籍など、相続人調査は意外な発見の連続です。ひとつの見落としが後に大きなトラブルにつながり…
相続人調査では、最低限いくつかの法律知識を押さえておく必要があります。 例えば、養子には「普通養子」と「特別養子」があり、特別養子は実親との法律関係が断たれるため、実親の相続人にはなりません。また、胎児は原則として相続人となりますが、死産の…
相続人調査は誰でもできますが、実際には時間がかかり、複雑さから途中で諦める方も多いです。 専門家に依頼するメリットは、まず戸籍の読み解きの精度が高いことです。古い戸籍の解読や、認知・養子・非嫡出子に関する記載などは一般の方には難しい場合があ…
時として、戸籍がなかなか揃わず「どこに本籍があったかわからない」という事態が起きます。 特に転籍を繰り返している場合や、戦前の戸籍が焼失している地域ではよくある問題です。このような場合、まずは「除票の附票」や「住民票の除票」を取り寄せ、過去…
被相続人が婚外で子をもうけ、後に認知したケースも相続人調査ではよく見られます。 認知された子は法律上の「子」であり、相続人となります。認知は出生後すぐに行われる場合もありますが、中には成人後に認知されるケースもあります。この情報は、古い戸籍…
相続人調査で最も多いミスが「前婚の子の見落とし」です。 被相続人が再婚している場合、現在の家庭だけを見て「子はいない」と判断しがちですが、戸籍には前婚で生まれた子の記録が必ず残っています。 前婚の子は、たとえ疎遠であっても相続人であり、遺産…
数次相続とは、相続が始まる前または相続手続の途中で別の相続が発生することです。 例えば、被相続人Aの相続手続を進めている最中に、相続人である子Bが亡くなった場合、Bの相続手続が同時に必要になります。これが「数次相続」です。 数次相続が発生すると…
被相続人に子も直系尊属もいない場合、兄弟姉妹が相続人になります。 ここで特徴的なのは「兄弟姉妹が亡くなっている場合に限り、その子(甥姪)が代襲相続人となる」点です。兄弟姉妹が生きていれば甥姪に相続権はありません。また、兄弟姉妹の子は1世代限…
被相続人に子がいない場合、相続人は親や祖父母などの「直系尊属」に移ります。 まずは父母を確認し、いずれかが生存していれば相続人になります。両親とも亡くなっている場合には祖父母へ遡ります。 ここで重要なのは、「直系尊属は被相続人の出生時点の戸…
相続人調査で最も重要なのは「子」と「直系卑属(孫・ひ孫)」の確認です。 子がいる場合、原則として親や兄弟姉妹には相続権がありません。ここで注意が必要なのは、婚内子、婚外子、養子、認知された子、特別養子など立場が異なる子でも法定相続分は同じで…
法定相続人として必ず確認すべき存在が「配偶者」です。 婚姻している場合、法律上の配偶者は常に相続人となります。ポイントは、事実婚の相手は相続人にならない点です(内縁関係)。 また、婚姻期間の長さも関係ありません。離婚していた場合は「離婚日」…
戸籍には「戸籍謄本」「除籍謄本」「改製原戸籍(かいせいげんこせき)」など複数の種類があります。 戸籍謄本は現在有効な戸籍、除籍謄本はその戸籍に記載されていた全員が除籍された状態のもの、改製原戸籍は法律改正によって作り替えられる前の古い戸籍で…
なぜ「出生から死亡まで」すべての戸籍が必要なのか。 これは、途中のどこかの戸籍に、結婚、離婚、認知、養子縁組、死亡、転籍などの重要事項が記載されているためです。 例えば、被相続人に婚外子がいた場合、その記載は古い戸籍でしか確認できません。改…
相続人調査は、次の3つのステップで行います。 ①「出生から死亡までの連続した戸籍を揃えること」、 ②「配偶者と子どもがいるかを確認すること」、 ③「直系血族(父母・祖父母)や兄弟姉妹へ遡る必要の有無を判断すること」 まずは被相続人の「死亡の記載の…
