jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

製造業

「フロー」産業ではなく「ストック」産業の育成を--成長性を維持するための課題

年末に向けて,東京ディズニーランドやユナイテッドスタジオジャパン(USJ)のクリスマスイベントなどが華やかに紹介されている。他の遊戯施設も,年々規模を拡大し,さまざまなアトラクションを加えることで,リピート客をさらに繰り返し来場して飽きさせない…

介護人材の矛盾--力仕事に加えて思いやりと理性を兼ね備えた人材が集まる“KA(カイゴ・オートメーション)”の導入を

介護は力仕事である。本当に大変な仕事である。筆者は親の介護から逃げた。実の両親は故郷で歳を取り,兄の手配でそれぞれ施設に入って,そこで亡くなった。死に目に遭うことはできなかったし,施設を数回訪ねただけで終わった。遠くから励ましをできないか…

EV,AI,DX,ドローン・・・いずれも海外発の単語が世界を牽引--日本の立ち位置のなさ

EV,AI,DX,ドローンなど,いずれも海外発の単語が溢れている。筆者も仕方なく使っているのだが,いずれも最初は日本で実現した技術だと思う。EVは「電気自動車」,AIは「人工知能」,ドローンは当初はUAV(無人飛行機)と紹介されていたし,初の量産電気自…

中国のヒューマノイドロボットの脅威--超安定に加えて超自然動作も実現し「不気味の谷」を越えた

XPeng、次世代人型ロボット「IRON」発表:全固体電池搭載でTesla Optimus超えか | XenoSpectrum (2025/11/7)では,モデルのような滑らかな「キャットウォーク」を披露した。合成筋肉,合成皮膚を持つ。 すでに中国では,ボクシングをするヒューマノイドロボ…

CAD/CAM部門の生成AIを活用する提案--アイディアを形にする時間を短縮し,モノづくりを取り戻せ

生成AIが進化しているのだが、作り出しているのは無意味なイメージだけである。面白い、楽しい、すごい、といったところで、その後に何も残らない。単なるエンタテインメントに過ぎない。 筆者は、農林水産の一次産業、モノづくりの二次産業こそが国を支える…

年寄りワーカーばかりになった日本--若者はどこに消えたのか

定年退職後も,筆者はある企業に契約社員としてフルタイムで働いている。仕事は朝9時始まりで,自宅から約1.5時間かけて通勤している。ある意味,普通の会社に働くワーカーである。 同じ通勤電車に乗ってくる人,そしてターミナル駅で降りて次の電車に移動す…

人の命の責任は医療・交通だけではない--自分のクルマの運転のほか,モノづくりから飲食まで

連休中の旅行で利用した高速道路で,別の路線での逆走事故の話題を受けて(高速道路の逆走は「誰でもあり得る感」--完全なナビがほしい - jeyseni's diary 2025/4/29)とブログをつづった。クルマという乗り物は便利だが,運転者自身の命だけでなく同乗者の…

農業も工業も,中国はケタ違い--日本とのやり方の差は,国の広さだけではない

たまたま同じ日に中国の2つのニュースを見かけた。技術力で急成長、中国の金属3Dプリンター企業 江蘇省蘇州市,雲南省の「生花工場」を支える科学技術。 3Dプリンターでプラスチック素材を使う場合,ほとんどは試作品づくりであり,形状見本を提案するための…

日本が生き残れるのは非関税障壁のある分野だけ--クルマしかないが、井の中のかわず状態

現在、日本でカラパゴスな分野は、厳しい規制のあるクルマだけのようである。右ハンドルで様々な灯火類の規制がある。5ナンバー車や軽自動車の分野に海外からわざわざ攻め込むメリットがないからである。 しかし、家電製品もコンピュータ関連も、カメラも、…

日本の製品から多様性がなくなった--面白くて安く,多様なモノを産み出せる中国のすごさ

スマートウォッチで健康管理する人が増えているというのだが、Apple Watchは本当はどの程度健康管理に使われているのだろうか。一時期流行ったSwatchみたいに単なるファッションなのではないのか。特に、若い人が使う場合、健康管理用とも思えない。腕時計で…

再びロケットエンジンの爆発--今度はIHIの不具合

小型のイプシロンSロケットエンジンの燃焼実験中に異常燃焼から爆発に至った。2023年7月17日に最初の燃焼試験で爆発を起こしてから2回目の事故になった。このロケットはIHIエアロスペース社が製造したものである。 一方,三菱重工業が製造した大型のH3ロケッ…

リチウムイオン充電池の安全性を再考すべき--劣化や衝撃による発火の危険性を回避する手段はあるか

電池といえば,学校ではボルダの電池をまず教えられ,そこから化学式で元素を覚え,イオン化傾向の差を利用すれば,さまざまな化学電池を作ることができることを学んだ。最近のキャンプブームで,ちょっと実験的に面白いのが,活性炭とアルミ箔を使った電池…

「カイゼン」を捨てて「改ざん」ですか--「検査」「補修」のコストカットをするのは,もはや日本企業じゃない【追記】

JR貨物の車軸荷重の検査不正が明らかになったのも束の間,今度は都営地下鉄と東京メトロでも同様の検査不正が明らかになった。【追記】2024/9/20ニュースで,京王電鉄でも検査不正が明らかになった。 日本の自動車メーカー5社(トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ…

個人の「投資」は「ギャンブル」と同じ--人類や地球に役立つモノを開発する会社を支えるのはプロの銀行の役目

「貧乏人は麦を食え」とマスコミが勝手に発言を切り取って伝えて炎上したのが,昭和25年(1950年)の池田勇人蔵相(当時)の発言だった(【昭和のことば】“切り取られ”発言の元祖 貧乏人は麦を食え(昭和25年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト)。いまでも…

サプリメントの功罪を考える--胃に負担,身体全体に成分が回るのも疑問

紅麹サプリメントに混入した異物が原因で,腎臓病を悪化させて死亡するという事故が起きている。製造過程でカビから発生した毒性成分が原因とされている。 製造工場の品質管理状態がかなりいい加減だったような印象があり,残念な気がする。正しい管理が行わ…

分化しすぎたエンジニアリング--企画・設計に自由がなくなり、製造に膨大な投資とコストのリスク

工学が扱う分野は、一言で言えばモノづくりである。製品という形になることで、価値が生まれる。GDP を支える武器である。 しかし、家内工業の時代では、企画から設計、製造まではワンストップでできていた。売りたいモノ、売れそうなモノのアイディアを考え…

起業しても虚業,就職してもブラック--実業への起業家はほとんどなし

筆者は,実はモノづくりの技術者,研究者を目指して勉強をしていた。しかし,Japan as No.1を支えていた大手モノづくり企業は,学部卒レベルの知識では研究職には就くことはできず,大学院卒が求められていた。筆者は,専門課程で必要とされた数学がチンプン…

机の上の整理ボックスを1個導入--スマホ,メガネ,その他ちょっと隠したいものが隠せる

筆者の机の上はとにかくモノが多い。キーボードとマウスパッドの場所以外には,所狭しといろいろなモノが置いてある。自分でも汚いと思ってきた。 いつも厄介に思っていたのが,スマホとメガネの置き場所である。それぞれ,スマホはスマホ用の置き台があり,…

100円ショップ依存を見直す--モノづくりを取り戻せ

小学生高学年から中学生にかけて,ラジオ作りのために大阪日本橋の電気街によく出かけた。さまざまな部品店を巡る途中にある雑貨店にも立ち寄って,いろいろな変わったモノを見つけるのが好きだった。 大人になって東京に出てからは,当時はまだ電気街だった…

サイエンスはエンタメ--フィールドワークをする研究者以外は科学からは遠ざかる時代に

宇宙の果てはどうなっているのか,宇宙の開始はどんな状態なのか,生物はなぜこれほど多様なのか,生物はどのように進化したのか--サイエンスのテーマには夢がある。研究者ばかりでなく,子供も大人も夢中になることができる。 学問で言えば,物理学と生物学…

労働の質に応じた税制を提案--不労所得者からは多く取る形

サラリーマン増税の話題がまた出ているようである。あるコメンテーターが、自動車通勤する高額所得者から多く取ればという提案をしたらしい。ところが地方で自動車通勤しか手段のない人から文句が出ているようである。どっちもどっちだが、すでに確信犯であ…

タイパを言うならゲームをやめよ--時短できず人生をムダにすると思う

世の中、時間が足りないと言う人が増えたのか、タイパ(タイムパフォーマンス、単位時間当たりの成果)が重要というコメントをよく見かける。本当にそうなのだろうか。 時短という言葉もよく聞かれる。同じ結果が得られるなら、手早い方法がいいという訳であ…

ベースワークが無くなった日本--エッセンシャルワーカーも必要だが、その前に国を支える労働者不在の現在

新型コロナウイルス禍で注目されたのが、エッセンシャルワーカーである。医療関係者やゴミ収集などの衛生関係者、輸送、公共交通機関関係者など、社会を陰で支える人たちである。 エッセンシャルワーカーがいなければ、移動もできないし、モノも届かない。病…

量を出せる国が勝つ--工業製品,エネルギー,そして食糧

第二次世界大戦後,日本が高度経済成長して奇跡の復興を遂げた。資源のない日本が世界に打って出られた唯一の切り札が,モノづくりであった。 この原則は,基本的に変わらない。やはり「量を出せる国が勝つ」ということなのだと,改めて考えたので,考えをま…

発射すらできない日本が北朝鮮のミサイル失敗を批判できるのか--日本にニーズのあるモノづくりを再考せよ

2023/5/31、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した。軍事衛星を打ち上げるロケットという触れ込みで「6月の早い段階で打ち上げる」と事前通告があった件である。2段目への着火に失敗したとされている。 日本は事前の予告の段階で「これはロケットという名を借りた…

工場夜景---日本には,このプラントを作る技術はなくなったと思う件

「映え」を「バエ」と読んで,Instagramがコミュニケーションツールとして定着したようである。筆者は,発信する写真が何もないので,アプリを登録しては削除しを繰り返している。FacebookやTwitterと同様,どうやって使えばいいのか,正直言ってまったく分…

デジタルの「解答」は,「気づき」になっても「創作」ではない--安易な「公開」で後悔しないように

ChatGPTがAIの新たな利用の道を開いた。世界中の人々がこの新しい“おもちゃ”に飛びついた。無料登録が順番待ちになり,登録者も利用件数や時間の制限を受けるほどである。 Microsoft,google,百度などが次々とこのAIチャットボットを公開した。ChatGPTのリ…

鉄工業は、水素燃焼のノウハウを発電に転用せよ--「水素は産業の米」を再演せよ

日本製鉄(NIPPON STEEL)のCM 動画がトレインチャンネルで掛かっている。鉄と水素で、出るのは水だけ、カーポンニュートラルに貢献する、としている。 製鉄には、鉄鉱石の酸化鉄を還元(酸素を引き剥がす)工程が必要で、従来は鉄鉱石とコークス(炭素)を…

保守だけでは維持できない日本--人材育成,産業育成で「日本を潰すわけにいかない」と世界に思わせる政策が必要

最近,「保守」という言葉が頭に浮かんできた。高度成長期から50年が経過し,鉄道や道路,橋などの交通インフラや,集合住宅そして個人の家まで含めて,「結局,人が作ったものの耐用年数は50年」だと改めて認識したことがきっかけである。特に公共のインフ…

モノづくり企業に伸びしろ--人のやる気を伸ばしてコストを下げる管理

ユニクロが,全社員の月給を10万円上げると発表した。初任給でも30万円になるという。さらに将来的な増額もあり得るという。 菓子業界のシャトレーゼは,2016年以降,毎年5%の給料アップを続けているという。また墨田区の町工場でも,毎年給料アップが実現…