【開催レポート】Campus Connect (日本初!) @ 日本経済大学
2026年5月9日、Campus Connect が日本経済大学で開催され、記念すべき日本初開催となりました!学生・保護者・教職員など大勢の方が集まり、有意義な学びの時間となりました。この記事では、運営スタッフとして参加した立場から、当日の様子をレポートします。
なお、WordPress プロジェクトでは、Campus Connect の主催者を随時募集しています。
- ぜひ主催したいという方は、こちらからお申し込みください:https://wordpress.org/education/campus-connect/
- 「開催に興味があるけど、まず誰かに相談したい」という方は、WordSlack の community チャンネルから遠慮なくお声がけください
Campus Connect とは
WordPress Campus Connect は、WordPress のエコシステムやコミュニティを教育の現場と直接つなぐプログラムです。学生が実際にサイトを作りながら WordPress の基礎スキルを身につけ、メンターやコントリビューターのサポートのもとで将来のキャリアの可能性を探れる、シンプルで柔軟な形式が特徴です。
イベントは半日または一日のワークショップ形式で開催され、参加者はウェブサイト制作を通じて、WordPress エコシステムへの貢献の仕方や、その中で成長していくさまざまな道を発見します。事前の経験は一切不要で、教育機関に関わる方であればどなたでも主催者になれます。
これまでに世界中で 45 回のイベントが開催され、83 の教育機関が参加、6,200 名以上の学生がこのプログラムを通じて学びの機会を得てきました(本投稿執筆時点)。今回の日本経済大学での開催は、その輪が日本にも広がった記念すべき第一歩です!
当日の様子
今回は、日本経済大学のスタートアップコミュニティ STATIO STARTUP LAB. が主催し、会場は同大学渋谷キャンパス内のスタートアップ拠点「日本経済大学 STATIO」。日本経済大学の学生だけでなく、高校生や他大学の学生を含む20名超が集まり、交流を深めながら一日かけて MVP(Minimum Viable Product = 使える最小限の製品)づくりに挑戦しました。
私は WordPress コミュニティの一員として参加し、イベントの最後に地元の Meetup への参加を呼びかけました。当日は WordPress.com のスポンサー支援により参加学生に教育機関向けホスティングプランを無償提供できましたので、私はその導入サポートも担当しました。さらに一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA) にも協力団体としてご支援いただき、総勢スタッフ4名体制で20名超の参加者を一日通してサポートできました。
イベントは「スタートアップの基礎を学ぶ午前」と「WordPress で実際に手を動かす午後」の2部構成。オープニングからクロージングまで、リーンスタートアップの考え方と WordPress の実践がひとつながりになった、密度の濃いプログラムでした。




前半:スタートアップと MVP 思考を学ぶ
基調セッションでは、経営学部長の寺岡 幸二先生 @fujigoco が「起業とスタートアップの違い」や「リーンスタートアップ」の考え方をレクチャー。Airbnb やメルカリといったおなじみのサービスもごく小さく始まったこと、大学発スタートアップが10年で約3倍に増えていることなど、具体的な事例とデータを交えながら、「完璧な計画よりも、まず試して学ぶ」という発想を分かりやすく解説してくださいました。
続く技術セッションでは、WordPress エコシステムの入門として、オープンソースとしての WordPress の成り立ちや「コア・テーマ・プラグイン・ホスティング」という構造を紹介。NASA、Spotify、Razor など、世界的な組織やブランドが WordPress を活用している事例も取り上げ、MVP づくりのツールとしての可能性を共有しました。
その後、参加者はそれぞれ WordPress.com アカウントを開設。教育機関向けの無料プランでサイトを立ち上げたところで、お昼休憩に入りました。主催者がサンドイッチを用意してくださっていましたが、近隣のお店まで食べに行く参加者もいました。
後半:WordPress で MVP 制作に挑戦
午後はいよいよ実践パートです。「完璧を目指さない」「テーマとプラグインの両方を試す」「好きにカスタマイズする」という”3つの約束”のもと、大まかなステップを紹介したあとは、参加者それぞれが思い思いにサイトを動かしていきました。
- 投稿内容:入力したキーワードから Gemini で記事を作成
- アイキャッチ画像:記事の内容から Jetpack AI で作成
- テーマ:共通のテーマに変更したうえで、それぞれがデザインをカスタマイズ
- プラグイン:WooCommerce を導入し、サイトに追加されるさまざまな機能を確認
特別な知識がなくても、AI の力を借りながら数時間で「動くサイト」が形になっていくのが、このワークショップの面白いところ。他の参加者やスタッフと会話を交わしながら、一人ひとりが自分のサイトを作り上げていきました。
終盤には再び短いレクチャーがあり、生成 AI と WordPress のさまざまな組み合わせ方も紹介されました。AI を相棒にすれば、サービスのアイデアをこれまで以上に素早く形にできることを実感する場面もありました。最後はクロージングとして、オープンソース/WordPress コミュニティへの招待でイベントを締めくくりました。
当日の資料
寺岡先生のご厚意で、当日使用したスライド資料を公開いただきました。スタートアップ/MVP 思考から WordPress でのサイト制作、生成 AI 活用まで、一日の流れに沿ってご覧いただけます。
参考リンク:
