映画鑑賞録「ダンジョンズ&ドラゴンズ/
アウトローたちの誇り」5
監督 ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
出演 クリス・パイン
ミシェル・ロドリゲス
0:08:39辺りから引用
“ずっと欲しかったものと、自分との間にガラ
ス一枚しかないって気づいちまったら。
そりゃあもうタガが外れて夢中になるって。”
RPGの元祖と言える作品を原作とする、ファン
タジーアクションアドベンチャー。
雪の中やってきた七頭立ての大型貨物用ソリ
が、厳重な門に繋がれる。武器を構え、警戒を
強めて中身を受け取る兵士の前に、ソリから降
りてきたのは、いかにも凶暴そうな囚人で…。
上記の引用は、主人公が恩赦ために委員会に
犯した罪と経緯を説明するシーンでの台詞。
たとえそうであっても、それをしないようにす
るのが一般人。しかし、犯罪者と一般人の違い
は、ガラス一枚程度のもの、と言いたいのかも
知れません。
出来るなら、その一枚のガラスを割ることな
く、一生を終えたいものです。
0:23:49辺りの元仲間・フォージの台詞は、ま
あその通りなのですが、詐欺師本人の口から聞
かされると、説得力の高さが違いますね。
うまい話を持ってくる人物は、信じちゃいけな
いものなのでしょう。あと、自分の身の上の弱
みに触ろうとする人にも、気を付けたいもので
す。
剣と魔法、血と鋼鉄、多種多様な種族、幻想
世界ならではのトンデモ生物など、ファンタ
ジーRPGが好きな方にはたまらない作品。
RPGという遊びを作り出した作品を原作とするだ
けあって、ファンの納得を得るために、気合を
入れて作られたと感じる作品です。
同じように、ファンタジー作品の礎となった、
「指輪物語」を原作とした「ロードオブザリン
グ」よりは、ずっとノリが軽いので、気軽に
ファンタジー作品を楽しみたい方に、より向い
ているのではないでしょうか。
特に、TRPGをプレイされた経験がある人が見る
と、場面場面で頭の中に、判定ロール10D2など
を思い浮かべながら楽しめそうです。
1:23:25辺りの“違う、大事なのはそこだ。
負け続けてなきゃいけないんだ。
止めた途端、俺達の負けだ。”
という台詞は、色々考えさせられる台詞。
たとえ上手くいっていなくても、続けることが
大切なのかも知れません。
主人公・エドガンの立ち居振る舞いを見てい
て、頭に思い浮かんだのが「このすば」のカズ
マさん。1:51:28のシーンの台詞と行動は、カ
ズマさんがクライマックスで見せるものと、た
いへんダブります。
ゲーム、ファンタジーに少しでも触れてきた
人ならば、とても面白い作品ではないでしょう
か。
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