読書録「ラッシュライフ」4
著者 伊坂幸太郎
出版 新潮社
p277より引用
“「誰だって初参加なんだ。人生にプロ
フェッショナルがいるわけがない。まあ、時
には自分が人生のプロであるかのような知っ
た顔をした奴もいるがね、とにかく実際には
全員がアマチュアで、新人だ」”
全く別の方向を向いて生きてきた人達が、
ほんの数日の交わりで大きく変化するさまを
描いた群像劇。同社刊行作改稿文庫版。
立ち居振る舞いだけで人を不快にさせるよ
うな男が、一人の女を連れて新幹線で得意先
回りをしている。「金で買えない物は無い」
と豪語するその男は、誰よりも豊かに生きて
いると言い切り、自分の人生を信じてやまな
かったが…。
上記の引用は、生真面目な同級生にばった
り出くわした泥棒の台詞。
輪廻転生、生まれ変わりなどを信じ無いので
あれば、正しくて面白い意見だと思われま
す。ただ、人生二周目・三周目とか、強くて
ニューゲームみたいな才能を発揮するような
人もいるので、いまいち信じられなくも有り
ます。
大勢の登場人物が、それぞれの時間を過ご
す様子が描かれるのはいいのですが、時系列
があまりにもばらばら。かなりあちこちへ飛
ぶので、記憶しきれないところです。
頭の中で整理するのが得意な人や、群像劇
が特に好きな人向けの作品。
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