◆松崎いたる
教育委員会では、2013年8月に体罰ゼロ宣言を行いまいしたが、この宣言後も教員による暴力は続発しています。
体罰ゼロ宣言後に発生した暴力事件は何件ですか。また、宣言後も続発する原因をどう考えていますか。
◆教育長答弁
体罰ゼロ宣言を行った9月以降、2013年度中に区立学校で発生をした体罰は7件です。体罰が続発する原因は、児童・生徒の言動や態度に対して、自分の感情を抑えられないという教師の指導力不足や「これくらいは体罰ではないだろう」という教師自身の認識の甘さなど、意識の問題が主要な要因です。
◆松崎いたる
いわゆる体罰が生じる理由は、さまざまな立場から知恵を集めて究明すべきものですが、教員自身の意識改革が必要であることは間違いないことです。
そもそも昔ながらの体罰などという言葉を使っていること自体が、意識改革に逆行しています。体罰とは、子どもの悪さに対する心身への罰という意味であり、指導法のひとつなどと、暴力を合理化する方便にもなっています。社会でも、家庭でも、学校でも暴力は許されません。教員による暴力だけが「体罰」などと言いわけが許されること自体が不合理です。
「体罰」の呼称をやめ、教員による「暴力」に呼称を変えることから意識改革を始めるべきと思いますが、いかがですか。
◆教育長答弁
「体罰」は学校教育法第11条に規定されており、呼称を変更できませんが、教育委員会は、体罰は教員による暴力行為だと認識しています。研修会などの場で繰り返し、体罰は暴力行為であり、法に定められた許されない行為であることを伝え、教員の意識改革を進めていきます。
◆松崎いたる
子ども同士のいじめを含め、学校内での暴力問題を上司からの指示・命令で抑えるのではなく、教員同士が話し合い、知恵を出し合い、解決できるようにすべきです。そのためには、具体的には、自由に発言・議論できる職員会議を重視すべきと思いますが、いかがですか。
◆教育長答弁
学校でのいじめや暴力等の生活指導及び体罰問題は、個別のケース対応が必要となる場合が多いため、組織として計画的に対応していくことが大切です。これらの問題を解決するためには、個々の教職員の意識を高め、組織風土を改善していくことが必要です。そのためには、職員会議に限らず、教職員相互があらゆる機会を捉え、話し合い等を行い、学校全体で共通意識を持ち、組織的に対応することが重要だと考えています。