磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

そういう手があったんだ!



日曜日、幸い雨も上がったので、磯輪家伊勢志摩サミットのアトラクションとして英虞湾を
船で遊覧することにしました。

賢島の遊覧船乗り場に着くと、おっちゃんが近付いてきて、

 「遊覧船のコースがふたつあるので、説明しますよ」

と話し掛けてくるんです。

 「それじゃあ」

と説明を聞くことに。

 「ひとつは大型船で、広い航路を往復して、最後に真珠屋さんに
  立ち寄って、買い物をします。

  もうひとつは小振りの船で、船頭さんの案内で、大型船が入れない
  狭いけど、景色のいい水路を行って、帰りは大型船と同じルートで
  戻ります。 でも真珠のお店には立ち寄りません」

体よく、大型船のくさしつ、小型船の良さをさり気なくアピールします。

よくよく見れば、航路の案内図で説明を聞いているところは、小振りの遊覧船の切符売り場
じゃありませんか!



「ふたつのコースを案内する」と言いながら、決して正体は教えてくれませんが、実の
ところは、小型船の方へ客を誘導する小型船を運航している賢島遊覧船組合の組合員さん
ですよ、きっと。 つまり自作自演。

やや詐欺まがいの、実に巧みなポン引きですね 笑


しかし結果、これが大正解!
船頭さんによるライブのガイドがとても流暢で、楽しいんです。



例えば、牡蠣の養殖用のいかだがいくつも湾内に浮いていますが、その上には必ず
小さな箱が乗っていることを伝え、

 「これ、何だか分かりますか?
  これは(養殖作業をする人の)トイレです」

とか、



我々が泊まったサミット会場の志摩観光ホテルを紹介し、ホテルの館内ツアーでも
絶対に教えてもらえなかった 退位直前だった天皇皇后両陛下が宿泊した部屋の位置を
あっさりと教えてくれたり、




 「我々の船も、以前は大型船同様、真珠屋さんに立ち寄っていたん
  ですが、お客様にアンケートを取ったところ、大多数の方が一番
  不満と答えたのが『真珠屋さんへの寄港』だったので、以来、
  それを止めました。
  真珠をお土産に買いたい人、買いたくない人、いろいろなのに、
  買いたい人の買い物が終わるまで待ってないと、船が出せない
  でしょ」

と内幕を暴露したり、ミキモト真珠の秘密を教えてくれたり・・・


運転席のすぐ後ろに立って面白がった私があれこれ質問するので、ますます饒舌になり、
オフレコの話はマイクを通さず、地声で話したり。

あれやこれやで、いっぱい笑わせてくれました。
いや~、楽しかった~




めぐちゃんも、真剣に話を聞いて、海を眺めていました。




1か月前にISOWAの見学にいらっしゃった 伊勢のおかげ横丁さんの系列で、前日
ランチを食べた志摩地中海村も見えました。


船着き場に戻ると、船頭さんが最後のあいさつをしたんで、感謝の拍手をしたら、

 「令和になって拍手をもらったのはこれが2回目です」

とまんざらでもない様子。 握手して別れました。


結構きわどいけど、なかなかのマーケティングに感心しました。

でももし英虞湾で遊覧船に乗るなら、間違いなく こちらをおススメします。
言っときますが、決して、組合からリベートなどもらってませんからね 笑