
前回の放送で、官兵衛のお父さんが、黒田職隆が亡くなりましたね。
柴田恭兵の演技はあまり好きじゃなかったけど、最終回の職隆の言葉は
とても心に沁みました。
官兵衛に新しい領地の留守役を頼まれた、息子の長政が、焦って、領民に刀を抜いて
しまったことに対して、職隆が長政にこう諭します。
「時が来るまで育つのを待つ。
そして摘み取る頃合いを見極める。
それが肝心じゃと、
わしは父から教わった」
そして官兵衛にも、
「今でこそ、この姫路で黒田と言えば、
皆が慕ってくれるが、
初めからそうだったわけではない」
「昔からその地で生きてきた者は、
新しい領主を歓迎することはまずない。
頭ごなしではいかぬが、
甘すぎてもならぬ。
そのさじ加減が肝心なのじゃ・・・」
「 黒田家の昔話、
たまには長政に聞かせてやってくれんか」
と長政のことを官兵衛に託しました。
すると官兵衛は長政に、
「 我らが領民を信じるのだ。
裏切られても信じる」
「 心がひとつになれば、厳しい命にも民は従う」
そして長政は自分の過ちを悟り、自ら領民に詫びる。
自分の昔を思い出し、ついつい聴き入ってしまいました。

「家臣を信じ、
家族を慈しみ、
この乱世を
みなで生き抜くのじゃ」
上杉鷹山とも通じる言葉。
領主も経営者も、結局はここに行き着くんだ。
こうして黒田家のDNAは父から子へ、そして子から孫へと受け継がれていく。
前にも一度書いたけど、戦国のドラマだと、どうしても戦のシーンがメインに
なりがちだけど、今回の 軍師官兵衛 は、むしろ戦じゃない場面の方がシビれる。
放送も残り1/3。 これからも楽しみにしてます。