うちの子嫌われてる?そんなとき親はどうすればいいかを考察してみた

「なんとなく浮いているかも?」そんな違和感を覚えた授業参観の日。
子どもたちが元気にわいわい話している中で、息子はぽつんと一人でぼうっとしていました。
完全に孤立しているわけではなく、友達と話している姿も見られましたが、なんとなく馴染んでいないような…そんな雰囲気を感じました。
親としては、「友達とうまくやれているのかな?」と不安になる瞬間です。
子ども同士の関係は日々変わるものですが、もし嫌われていたり、邪険にされているなら、どう対応すればいいのか考えてしまいますよね。
今回は、
そもそも子どもが嫌われる状況とはどんなものなのか、
子ども同士が相手を拒絶したり、距離を取る理由にはどんな心理があるのか、
もし子どもが嫌われていると感じたとき、親はどう関わればいいのかについて考えてみます。
- 1.子どもが嫌われている(邪険にされている)状況とは?
- 2.どうして子ども同士でも好き嫌いが起きるのか?
- 3.子どもが嫌われている(邪険にされている)とき、親はどう対応すればいい?
- 4.嫌われている状況が続くなら?長期的な視点で考える対応策
1.子どもが嫌われている(邪険にされている)状況とは?

子どもの学校生活を見ていると、「もしかして嫌われているのかな?」と思う場面があるかもしれません。
例えば、授業参観でなんとなく浮いているように見えたり、遊びの輪に入れてもらえなかったり。「いつも誰かと遊んでいるはずなのに、今日は一人でいることが多い…」と感じると、親としては心配になるものです。
ただ、低学年の子ども同士の関係は移り変わりが激しいため、「一時的に距離ができているだけ」というケースも少なくありません。
昨日は楽しそうに遊んでいたのに、今日は会話が少なかったり、グループの雰囲気によって関わり方が変わることもあります。こうした場合は、「嫌われている」というよりも、その日の状況によるものかもしれません。
とはいえ、心配すべきケースもあります。特定の子から毎回無視されるなど、明らかに邪険にされ続けている場合は、子どもが心理的なストレスを感じている可能性があります。
また、「遊びに誘ってもいつも断られる」「話しかけても避けられる」など、長期間孤立している様子が見られたら、慎重に様子を見守る必要があるでしょう。
さらに、子ども自身が「学校に行きたくない」「休み時間が楽しくない」と言い始めたときも、人間関係の悩みを抱えているサインかもしれません。
このような場合は、子どもの気持ちをしっかり聞きながら、先生や周囲の大人と協力して環境を整えることが大切になってきます。
2.どうして子ども同士でも好き嫌いが起きるのか?

子ども同士の関係を見ていると、ある子を避けたり、邪険にしたりする場面があることに気づくことがあります。
「どうしてこの子だけ仲間に入れないの?」と感じることもあれば、「いつもは普通に話しているのに、急に冷たくなるのはなぜ?」と思うこともあるでしょう。
子どもが子どもを嫌ったり、距離を置いたりする理由には、いくつかの心理的背景が考えられそうです。
それは「単なる意地悪」ではなく、子どもなりの視点で関係を築こうとしている結果かもしれません。
「異質性」に敏感な子どもたち
子どもは「自分と違う」と感じる相手に対して、戸惑いや警戒心を持ちやすい傾向があります。
例えば、みんなが同じように遊んでいる中で、一人だけ違う遊び方をしていると、「この子はなんか違う」「どう関わればいいかわからない」と感じてしまうことがあります。
特に、言葉遣いや振る舞いが独特だったり、話し方がゆっくりだったりすると、「なんとなく合わない」「一緒にいると違和感がある」と思われることも。
こうした「異質性」は、成長とともに受け入れられていくものですが、低学年のうちはまだ適応力が十分ではないため、距離を置かれることがあります。
子どもの気質が影響している
子ども同士の関係は、「その子の気質」によって変わることがあります。
例えば、協調性が低い子は「自分の好きなことだけやりたい」と思う傾向が強いため、グループ遊びで「我が強い」と見られたり、ルールを守らないと感じられることがあります。
逆に、とても控えめな子や、人前で話すのが苦手な子は、「一緒に遊んでも盛り上がらない」「会話が続かない」と思われ、グループの輪から外れてしまうことがあるかもしれません。
こうした「気質の違い」が関係のギクシャクにつながりやすく、知らないうちに距離を置かれてしまうことがあります。
コミュニケーションの難しさが関係することも
言葉の使い方や行動のクセによって、関係がうまく築けないこともあります。
例えば、話すタイミングがずれてしまう子や、相手の気持ちをうまく読めない子は、「話していて疲れる」「一緒にいるとなんか違和感がある」と思われることがあるのです。
また、子ども同士のやり取りでは、「ちょっとしたズレ」が大きな違和感につながることもあります。
例えば、冗談を言ったつもりが、相手には伝わらずに「変なことを言う子」と思われたり、遊び方のペースが合わず、「やりづらいな」と感じられたりします。
これらのコミュニケーションのズレは、成長とともに改善されることもありますが、低学年のうちはまだ対人スキルが発達途中のため、関係がぎこちなくなりやすいのです。
一時的な関係の乱れと、本当に合わない関係の違い
子ども同士の関係は、日々変化しています。そのため、一時的に仲が悪くなることは珍しくありません。
「昨日は仲良しだったのに、今日はなんかそっけない」そんなことはよくありますし、自然に元に戻ることも多いものです。
しかし、長期間にわたって関係がぎくしゃくしていたり、子どもが「この子とは合わない」と繰り返し感じている場合は、単なる一時的なものではなく、根本的に相性が合わない可能性もあります。
そうした場合は、無理に関係を修復しようとするよりも、「他に合う友達を探す」という視点を持つことが大切かもしれません。
3.子どもが嫌われている(邪険にされている)とき、親はどう対応すればいい?

子どもが「友達とうまくいっていないかも…」と感じると、親としては心配になりますよね。でも、ここで焦って動くと、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。
まずは落ち着いて、子どもの気持ちを確認しながら、適切な対応を考えていきましょう。
まずは子どもの気持ちをじっくり聞く
「なんで嫌われちゃったの?」「何かしたの?」と詰め寄るのは逆効果です。
子ども自身も「どうしてこうなったのか」分かっていないことが多いので、責めるような聞き方をすると、話しづらくなってしまいます。
それよりも、「最近、お友達とはどう?」とさりげなく聞いてみるのがおすすめ。
もし「遊んでくれない」「話してもそっけない」などの悩みを口にしたら、「それは悲しいよね」「嫌な気持ちになるよね」と共感しながら話を続けていきます。
親が「ちゃんと話を聞いてくれる」と分かると、子どもは少し安心できます。そして、自分の気持ちを整理しながら、問題の本質を少しずつ考えられるようになります。
焦って介入しすぎないことが大切
「じゃあ、お母さんが先生に言うね!」とすぐに動くのは危険です。もちろん、いじめのような深刻な状況なら、しっかり対応する必要がありますが、単なる子ども同士のすれ違いなら、親が過剰に介入すると、子どもは「自分で解決できない」と思ってしまいます。
子ども同士の関係には、「時間が解決すること」も多いので、まずはしばらく様子を見ながら、子ども自身がどう対応するかを考えさせるのも大切です。
ただ、完全に放置するのではなく、「困ったら相談していいよ」と伝えておくことで、子どもが安心して親を頼れる環境を作ることができます。
「どうすれば関わりやすくなるか?」を一緒に考える
「嫌われた=もうどうしようもない」と思ってしまうと、子どもは傷つきやすくなります。しかし、関係がうまくいかないときには、「どうしたら変わるか?」を考えてみることもできます。
- 例えば、
いつも話しかけるタイミングはどう? - どんなふうに遊びに誘ってみる?
- 他のお友達とはどう?
こうした質問を通して、「できることがあるかも」と気づかせることが大切です。
ただ、「こうしなさい!」と指示するのではなく、子ども自身が考えられるように導くのがポイントです。
この過程で、「この関係はあまり気が合わないかも?」と感じることもあります。
その場合、無理に関係を修復するのではなく、「合う子を探す」という選択肢を持たせるのも大切です。
先生や周りの大人と連携して環境を整える
もし、子どもが長く孤立していたり、困っている様子が続いているなら、先生に相談するのもひとつの方法です。
「最近、○○は学校でうまくやれていますか?」と聞いてみるだけでも、先生が気にかけてくれるようになりますし、学校側の対応が必要な場合もあります。
また、子どもの話だけでは全体の状況が見えないこともあるので、先生の視点から「どういう雰囲気なのか?」を聞くことで、適切な対応を考えられることもあります。
子どもが嫌われている(邪険にされている)と感じたときは、「まず気持ちを聞く」→「焦らず様子を見る」→「どうすれば関わりやすくなるかを考える」→「必要なら先生とも相談する」という流れで対応すると、子どもの心が落ち着きやすくなります。
4.嫌われている状況が続くなら?長期的な視点で考える対応策

子ども同士の関係は日々変化しますが、もし長い間「嫌われているかも…」という状況が続いているなら、親としてどう対応すればいいのか、悩むこともありますよね。
ここでは、長期的に見て子どもにとって良い方向に進むための考え方を整理していきます。
「誰とでも仲良くしなきゃダメ」と思わなくていい
「友達を作らなきゃ」「誰とでも仲良くするべき」と思いすぎると、子どもは無理に人間関係を築こうとして、余計に疲れてしまうことがあります。確かに、周囲とうまくやっていく力は大切ですが、すべての人と良い関係を築くことは現実的ではありません。
友達づきあいには「合う・合わない」があるものです。苦手なタイプの子と無理に仲良くなろうとするよりも、「気の合う子を見つけて、その関係を大切にする」視点を持てるようにすることが大切です。
「合う人を見つける」視点を持たせる
今いる環境でうまく関係が築けないなら、「他のコミュニティに目を向ける」という選択肢もあります。
例えば、習い事や地域の活動など、学校以外での関係を広げていくことで、自然に気の合う友達を見つけられることもあります。
子どもが「この場ではうまくいかない」と感じているなら、他の環境でリラックスできる関係を築けるように、新しい活動に目を向けてみるのもひとつの方法です。
家庭でのコミュニケーションが「自己肯定感」を支える
友達との関係に悩んでいるとき、子どもの心を支えるのは「家庭の安心感」です。「学校でうまくいかなくても、家では安心して過ごせる」そう感じられることで、子どもの自己肯定感は守られます。
特に「話をちゃんと聞いてもらえる」「自分の気持ちを否定されない」環境があると、学校で嫌なことがあっても、気持ちを整理しやすくなります。
日々の何気ない会話の中で、「あなたは大切な存在なんだよ」と伝え続けることが、子どもにとって、最も大きな心の支えになるかもしれません。
子どもが長く嫌われていると感じているなら、「誰とでも仲良くしようとしなくていい」「気の合う人を見つける視点を持たせる」そして、「家庭の安心感をしっかり守る」ということが大切になってきます。
学校での人間関係がすべてではありません。
子どもが「自分らしくいられる場所」を見つけていくことで、少しずつ、良い方向へ進んでいけるはずです。