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2021年9月22日水曜日

2021年Nutanix .NEXT KeyNote Day1 まとめ

今年も1年1回のNutanix最大のイベント、Nutanix .NEXTがはじまりました。
今年も昨年同様全面のオンラインとなりました。

日本では、10/7に日本人向けに「Nutanix .NEXT JAPAN」が開催されますので、日本語で提供される詳細な情報は、こちらに参加して頂くのが良いと思いますが、まずはワールドワイドで開催される.NEXTの情報を、個人的な視点ですが、簡単にまとめておきたいと思います。


まずは、CEOであるRAJIVより、Nutanixにおける近況の話がありました。
RAJIVは、2020年末にNutanixのCEOに着任したことから今年が初めてのNutanix .NEXTの参加となります。     
ここでは、日本の自動車メーカーであるトヨタ自動車が、3DCAD VDIをNutanix上で稼動させ、3Dモデル情報などを世界中で簡単にシェアができるようになったとの発表がありました。
2023年には、半分のワークロードがパブリックラウドに移行し、2024年には、より多くのワークロードがパブリッククラウドで動作するだろうと話がありました。2024年、それはもうすぐそこの話しですね。
その一方で、パブリッククラウドに支払うマージン費用は、年間で1000万ドルに上るという紹介がありました。
全てをパブリッククラウドに持っていくことは、コスト面で得策ではないが、パブリッククラウドのメリットを利用することも大事であり、マルチクラウド・ハイブリッドクラウドが重要である。
Nutanixは、マルチクラウドプラットフォームを提供し、ユーザーの管理を楽にさせることがミッションであると伝えられていました。
クラウドプラットフォームの管理には、運用の自動化、セキュリティガバナンスの監視などが求められます。
ハイブリッドクラウドには、DRやデーターの階層化(Cold/Hotデーター)などの利用があります。
これらをシンプルなプラットフォームをNutanixは、提供していくそうです。
この1枚のスライドに、AHVがRedHatの認定ハイパーバイザーになったことや、LeapのDRダッシュボードがリリースされたことなど、EraによるDB展開機能で大幅にDBの構築作業が効率化できるようになったなどの説明がありました。(かなり盛りだくさんでした)

また新しいデーターガバナンスサービスとして、「Nutanix Data Lens」が発表されました。
ユーザーのデーターのセキュリティとコンプライアンスを管理するハイブリッド/マルチクラウド向けのアクセス制御を提供するそうです。
マルチクラウドの管理として、画面のデモが行われておりました。
このシステムの名前が出てこなかったのですが、昨年発表されたNutanix Centralの画面ではないかと思います。
またマーケットプレイス経由でOpenShiftが簡単に展開できる説明も行われました。
これはおそらく、Nutanix Clustersの上に展開している物と思われます。
RedHatからは、MARCO BILL-PETER氏が、コンテナプラットフォームとしてNutanixを利用できることの重要性を解説していました。
ストレージやハイパーバイザーなど、OpenShiftを稼動させるプラットフォームが1つで全て揃うことのシンプルさであり、今後も共同のロードマップを用意するという説明もありました。
もう一つ大きな発表としては、Nutanix Clusters on Azureの発表です。昨年の.NEXTから発表がなされておりましたが、Test Driveにon Azureの体験が出来るようになりました。
https://www.nutanix.com/azure
最後に、CitrixとNutanixのより深いビジネスの協業についての説明がありました。
プレスリリースにも記載されています。
NutanixがFrameを買収し、VDIソリューションとしてはFrameがファーストチョイスと思われてしまっている側面もありますが、Citrix+AHVの強みも生かし、クラウドライクなFrameとトラディショナルな企業の柔軟な要望に応えられるCitrixを選択できるようになる(今までも選択できましたが)ということです。こちらは改めてのメッセージとなるかと思います。


本日はDay1ということもあり、全体的なお話しが多く技術的な細かい話しまでは、ありませんでしたが既にNutanix Data Lensという気になるキーワードも出てきました。

明日のDay2が楽しみです。





2019年12月10日火曜日

ぶっちゃけNutanixはトラブらないの?

Nutanixの製品に携わっていると、HCIを導入しようと思ったけど、価格が高いから3Tierにしたとか、HCIを導入した知っている会社さんがトラブっているのを見たので、危険すぎて3Tierにしたといった話しを耳にすることがあります。
今日は、私の個人的な目線で、HCIというかNutanixという観点で、 適用が難しい環境やトラブらないための秘訣をご紹介します。

Nutanixはどの業種にあわないの?
Nutanixは、医療、製造、公共など幅広い業種に導入実績があり正直、適用できない業種はないと言えます。Nutanixが適合できない業種と考えるよりも、仮想化に不向きな環境(例えば物理デバイスをCOMで制御するなど)は、Nutanixには向かないと考えるのが善いと思います。

Nutanixを入れたらトラブらないの?
Nutanixを導入してトラブルになったお客様というのは私は直接的に見たことはありません。ただ、トラブルになる要素はゼロではありません。その要素をお伝えします。

ポイント1
旧来の3Tierの考え方をそのままNutanixに適用する(ストレージ編)
これは、一番近い失敗の近道です。
まずNutanixのストレージはRAIDではありません。RF2という形でクラスター全体で筐体をまたいだ形でデーターがミラーになります。これを知らずにホットスペアディスクの設定が出来ないからダメとか、RAID5のような容量効率化ができないからダメとかこういった思想を元にOK/NGを判断されるケースを目にします。
なぜRF2という形を取っているかというと、Webスケールでどんどん拡張をしていくことを前提にしています。ノード数が増えてきた際にもハイパフォーマンスを維持し、高い可用性を維持するためにRF2が利用されています。Nutanixのファイルシステムはディスクが1本故障しても、他のディスク全体で、故障してデーターが1重になったデーターを即座にコピーしRF2であるデーターの2重化を即実行します。RAIDのように故障したディスクを交換するまで非冗長と言うことはありませんし、ホットスペアのディスクが固定されることもないという考えになります。
昨今NVMeなどの高速なメディアの登場により、RAIDコントローラーがボトルネックになるケースもでてきており、RAIDという考え方が過去のものになりつつあるという側面も1つ時代背景としてあるかとようにも感じます。もちろんすべての環境にRAIDが不適合というわけではありません。従来のHDDだけで構成された環境などでの1ホスト内での冗長性はRAIDで行うのが最も効率的であると思います。

ポイント2
旧来の3Tierの考え方をそのままNutanixに適用する(N+1編)
NutanixだけでなくHCI全体的な話しですが、サーバーのローカルディスクに共有ストレージとして利用されるローカルディスク(フラッシュ)が搭載されているのがHCIです。
つまりサーバーが1台故障するとその故障したサーバーに搭載したストレージの容量分がなくなることになります。すなわち、ストレージの容量をふるふるに使っている状況で、1台のサーバーが故障すると、1台分のストレージに保存されたデーターが読み込めなるため、データーの二重化が担保されなくなります。このままディスクが故障すれば、データーを失うことにもなりかねません。
Nutanixの構成においても、ストレージ容量必要な容量にあわせたサーバー台数にプラス1台サーバーを足すことで、1台故障しても大丈夫な「N+1」の構成を組むことが大切です。

ポイント3
旧来の3Tierの考え方をそのままNutanixに適用する(塩漬け編)
Nutanixは、ソフトウェア製品です。たとえば、iPhoneのiOSを定期的にバージョンアップするように、Nutanixのソフトウェアも定期的なバージョンアップが必要になります。
基本的に塩漬けにするべき物ではなく、必要に応じてアップデートすることでいつも快適な状態を提供します。
従来のストレージでのファームウェアアップデートは、コントローラーの切り替わりによる、マルチパスの切り替わりがおかしくなってトラブルになるケースなどがありましたが、Nutanixは、ソフトウェアのアップデートを無停止で行えるLCMやOne Click Upgrade機能があります。今までの大変だったからこそ嫌煙していたアップデート作業が、楽に出来るわけですから、本来はアップグレードを迅速に行う運用に変えていくのが正しい運用です。今までの3Tierの運用方法をそのまま持ち込んで塩漬けにするというのは、HCIには向いていません。


Nutanixに対して導入してトラブルが起きているというイメージがごく少数であるようですが、トラブルのは、いずれもNutanixの仕組みや特徴をきちんと理解していないことにあります。
Nutanixはユーザーフレンドリーでとても親しみやすい製品です。しかしテクノロジーの集合体である製品である以上、仕様制約やNutanixの正しい使い方がもちろんもあります。
今までの製品と同じ感覚で使ったいたらトラブルになったというのは、ただ単純に製品のことを知らずに思い込みで使っていることが問題です。

Nutanixのよさは、ハードウェアに依存しないソフトウェア製品であること、そして、旧来のアーキテクチャーに縛られない現代のストレージアーキテクチャーであることを理解することが大切です。

また、Nutanixにおいてただしい情報を入手することも大切です。
商用のNutanixと無償で提供されるCommunity Edition(CE)は、一部構造が違うため、CEの品質がNutanixの品質という理解は必ずしもただしい物ではありません。
商用版Nutanixは、厳しいハードウェアコンパチビリティにより、ただしく動作するハードウェアは、コンパチビリティに適合した物のみになります。
CEは、Nutanixの良さを手軽に体験して頂くため、Direct Path I/Oを利用した構造やIPMIを必要とする商用版のNutanixと異なり、どのような環境であっても動作するようにカスタマイズが施されて提供されています。
故に、CEでの情報すべてが商用のNutanix同じくあてはまる物ではありません。

Nutanixに対するただしい情報を入手し、Nutanixの製品コンセプトや仕組みを理解して利用すればNutanixの運用でトラブルになることはあり得ません。





2019年12月7日土曜日

改めてNutanixが動作するサーバーモデルをご紹介(2019年版)

Nutanixの各モデルを紹介したのは、2016年の頃の話しでした。
それから、たくさんのメーカーがNutanixが動作することをサポートしたモデルを発表しています。

今日は、そのモデルについて改めてご紹介します。


Nutanix純正 NXモデル

2U4ノードと言われる形をHCI市場にイメージづけた製品でもある、Nutanix NXモデル。現在はNX Coreと言う形で販売されております。現在のモデルはG7といわれるモデルで、いわゆる7世代目になります。
2U4ノードモデルを始め、現在ではシングルソケットモデルやハイエンドモデルなど多くのモデルを発売しています。
一部では、NXモデルは終売になるという根も葉もないウワサがありますが、NXモデルをNutanixがやめることはありません。その根拠は、2017年の.NEXT Washingtonにて、ディラージCEOから、NXは、なくさないとメッセージがありました。2018年の.NEXT New OrleansにおいてもディラージCEOから、NXは、なくさない。もちろん販売の構成比率は変わるかも知れないが、NXをなくすことはないと強いメッセージがありました。また、2019年 .NEXT Anaheimにおいても、ディラージCEOは、NXはずっと続けるというメッセージがありました。ソフトウェアカンパニーという印象を強くしようとしているNutanixですが、一番ハードウェアに近い存在であるソフトウェアがNutanixであり、そこにいち早く機能実装ができるのは、やはり純正品であるNXであることに変わりはありません。Nutanixがソフトウェアの色味を強くすることで、NXモデルは終売になるといった印象を与えてしまっている部分があるのかも知れませんが、そのような理解は誤解であることを3年間一貫して伝えています。また、ディラージCEOは、製品コンセプトを含めいつもぶれない思想を持っていまと思います。そのCEOが、NXはなくさないと言っているわけですから、NXモデルが無くなるというのは、根も葉もないウワサでしかあり得ません。


HPE DXモデル

2019年4月に発表があった、HPEのProLiantをベースにした、DXモデルが発表されました。発表当初からかなりの注目を空いていましたが、ついに2019年9月より見積もりが開始となりました。
DXモデルは、NXモデルと同様もかなりラインナップが多いことが特徴できです。


DELL XC / XC Core モデル

Nutanix NXモデルの純正に次いで歴史が長いのがXCシリーズです。
DELL XCシリーズは、NutanixのOEMを2014年から開始し、たくさんの導入実績があります。ハードウェアメーカーですので、その強みを生かした、ハード構成の柔軟さやハードウェア・ソフトウェアのワンストップなサポートが提供できる強みがあります。

LENOVO HX / HX Certify Node モデル

Lenovo Enterprise Solutionsが提供する、Nutanixは、HXと呼ばれています。
DELLのXCシリーズと同様にハードウェアメーカーとしての強みを生かし、サーバーとネットワークを含めた統合的にサポートを受けることが出来ます。


HITACHI HA8000V モデル

日立製作所が提供するNutanixは、ハードウェア(サーバー)がNutanixのソフトウェアのコンパチビリティに適合したモデルとなります。
モデルがDL360ベースとDL380ベースの2つとなり、ディスクサイズも2.5インチモデルのみとなりますが、日立が誇る保守サービスである日立サポート360によるワンストップサービスを受けることが出来ます。


FUJITUS Enterprise Cloud on PRIMERGY モデル

富士通のサーバーは、富士通とシーメンスの合弁会社が設計をしていたこともある背景があり、ヨーロッパを中心にNutanixのOEMモデルを販売していました。日本においては2019年夏から発売が開始されています。
ヨーロッパで販売されているモデルに比べ、 日本ではスペックやモデル面でまだ充実したラインナップがあるとは言いづらい状況ですが、PRIMERGYファンは日本でも一定数いますので、選択肢の1つとなると思います。


各モデル毎の通称まとめ
メーカー製品名称モデル通称
NutanixNutanix HCINX
HPEHPE ProLiant DXDX
DellDell EMC XC シリーズXC
LESLenovo Converged HX SeriesHX
HITACHI日立HCIソリューション for NutanixHA8000V
FujitsuNutanix Enterprise Cloud on PRIMERGYXF


各メーカーNutanixに対応したモデルを出していますが、モデルの通称がそれぞれ異なりますので、一般的にはモデル通称で呼ばれることが多いです。
NXはもちろん、DXやXC、HXはよくきく呼び名ですが、最近対応した国産メーカーの通称(日立はおそらく通称がサーバー名と同じHA8000V?)は覚えておくとよいと思います。

なお、海外では上記以外にも対応しているメーカーがありますが日本国内での発表がなされていないので、今回は日本国内で発表されている6社を紹介いたしました。






2018年12月8日土曜日

Nutanixの製品群をおさらい

この記事はNutanix Advent Calendar(2枚目) 2018 12/8の記事です

Nutanixといえば、HCIの会社というイメージが強いかもしれません。Nutanixは、たしかにHCIを作った会社ではありますが、HCIはNutanixのコンセプトであるインビジブルインフラストラクチャーを実現する一つの手段に過ぎません。

エンドユーザーが欲しいものは、高速なストレージでも、ハイパフォーマンスなサーバーでもない。アプリケーションを満足に使える環境がほしいだけ。Nutanixは、そんなエンドユーザーの本来の目的のために、インフラを気にせず、アプリケーションに集中できる環境を提供したいというコンセプトからできています。これをインビジブルインフラストラクチャーという言葉で表現しています。

Nutanixは、オンプレミスを中心に今までは展開してきましたが、昨今様々な製品が増えており、あまりなじみのない名前の製品も耳にすることが増えてきました。

今日は最近お目見えした製品の名称とどんな製品なのかを簡単にまとめてみましょう。

Acropolis HCI Plarform

皆さんご存じのHCIのNutanixです。
Nutanixと表現する場合これを指すことが多い。

AHV

Nutanixが提供するKVMをベースとしたハイパーバイザー。
このハイパーバイザーは原則Nutanix HCI Platformの上のみで動作します。(AHV単体での利用はできません)
なお、昔はAcropolis Hypervisorとよばれていましたが、2017年よりAHVが正しい読み方となる。


Nutanix Files

Nutanixが提供する無停止拡張に対応したファイルサーバー。
CIFS3.0の他にNFSにも対応しする。Nutanix HCI Platform上でのみ動作する。
なおハイパーバイザーは、AHVとvSphere ESXiに対応。


Nutanix Volumes

昔は、Acropolis Block Servicesと呼ばれていた機能。
Nutanix HCI Platform上で提供される、Nutanixのストレージの一部をNutanixの外部にあるサーバーにiSCSIでディスクボリュームを提供する機能。


Nutanix Buckets

Nutanix HCI Platform上で提供される、S3互換のオブジェクトストレージ機能。
今日現在まだリリースされていないがまもなくリリース開始の見込み


Flow

Nutanix HCI PlatformとAHV上で動作する、仮想マシン単位でのファイアーウォール機能を提供する。Flowライセンスを別途手配する必要がある。なお、画面オペレーションはPrism Centralを利用する。


Calm

仮想マシンのデプロイメントを自動化するオートメーションツール。
PrismCentralでオペレーション画面が提供される。Calmのラインセンスは展開される仮想マシン台数によってきます。25VMまで無償で利用できる。


Era

Databaseのコピーマネージメントツール。
初期バージョンはOracleとPostgreSQLの自動展開、自動バックアップの取得、スナップショットによるクローンDB作成など、DBにおける構築と運用作業をGUIで大幅に楽にすることができるDB管理ソフトウェア。AWSでいう、RDSに近い機能を提供。


Karbon

kubernetesの自動展開や運用機能をサポートする。
PrismCentralからUIが提供される。


Nutanix Xi

Nutanixが提供するクラウドサービスの総称。


Xi Beam

マルチクラウドの管理、セキュリティポリシーの監査、コスト試算などを行う、クラウドマネージメントツール


Xi Epoch

マルチクラウドにおけるネットワーク通信を可視化するツール。
マイクロサービスの通信やL7レベルのエラーを可視化することで、ネットワークトラブル時の解決を早めることが可能になる。


Xi Frame

Nutanixが提供するDaaSサービス。
クライアントは、WebブラウザでH264エンコードで画面転送される。
なお、VDIインスタンスは、GCPかAzureが選択可能。


Xi IoT

昔はProject Sherlockといわれていた。IoTセンサーデバイスからの送られてくる情報を、処理・精査し適切なところにデーターを保存させるセンサーゲートウェイの機能をもつ。
IoTセンサーから送られたデーターにAIの処理を挟ませたり、顔識別をさせたりなどの、各種処理をプログラムベースで埋め込むことが可能。


Xi Leap

Nutanix HCI Platformで稼働している仮想マシンを、クラウド上でDRできるサービス。


なんだか、覚えにくかったり製品名からイメージしづらい物もありますが、あれなんだっけ?と思ったら是非このページをもう一度見直してみてください。


明日は、私がいつもお世話になっている@hanakara_milkさんの投稿です!



2017年12月16日土曜日

Nutanix AHVの紹介 その2 AHVは、オールマイティなの?

この記事はNutanix Advent Calendar 2017/12/16 の記事です

前回は、AHVというハイパーバイザーがきちんとしたエンタープライズな機能を保有していることを紹介しました。
では、世の中で広く使われている一般的なハイパーバイザーと同じようにAHVは、使えるのかというのを、見ていきたいと思います。


対応しているゲストOS

AHVが正式に対応しているゲストOSは、以下の通りです。

サポートゲスト(SCSI/IDE)
Windows 7, 8, 8.1, 10
Windows Server 2008 R2, 2012, 2012 R2,2016
RHEL 6.4, 6.5, 6.6, 7.0, 7.1, 7.2,7.3
CentOS 6.4, 6.5, 6.6, 7.0, 7.1, 7.2,7.3
Ubuntu 12.04.5, 14.04.x, 16.04.x, 16.10, Server, Desktop (32-bit and 64-bit)
FreeBSD 9.3, 10.0, 10.1
SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3 / SP4, 12
Oracle Linux 6.x, 7.x
サポートゲスト(PCI/IDE)
RHEL 5.10, 5.11, 6.3
CentOS 5.10, 5.11, 6.3
Ubuntu 12.04

ここ10年ぐらいに発売されたOSであれば、問題なく動作することがここからわかります。
言い換えると、仮想化されて塩漬けされたゲストOS、例えばWindows NT4.0などはどうさせることが出来ません。
ただ、すでにOS提供メーカーがサポートを終了したOSを使うこと自体がリスクであり、本来は新しいOSに移行するべきで有り、メンテナンスを放棄したただの延命という意味での仮想化は正しい使い方ではありません。


AHVホストの上限

AHVにおける制限事項は以下の通りです。


ホストあたりのオンラインVM数128
ホストあたりのオンライン仮想ディスクの数256
コンシステンシーグループごとのVM数(スナップショット利用時)8
同時に編集するVMの数(たとえば、 vm.create / deleteおよびpower操作etc)64

正直、一般的に利用する場合なにも気にすることがない事項だtrお思いマス。
コンシステンシーグループ毎のスナップショットは、Nutanixオリジナルのデーター保護機能であり、この機能を利用して複数の仮想マシンの一貫性のあるバックアップを取得する機能があり、そのグルーピングの上限が8台の仮想マシンと言うことになります。


仮想マシンの上限


VMごとの最大vCPUホストあたりの物理コア数
VMあたりの最大メモリ2TB
VMごとの仮想ディスク数SCSI: 256
PCI: 6
IDE: 4

Nutanixから提供されるドキュメントを読む限り、これ以上の情報を見つけることは出来ませんでした。
では、実際に仮想マシンに12個のNICを割与えた場合、どうなるのでしょうか?
(vSphere仮想マシンの場合、1つの仮想マシンに割り与えられるNIC数は、10個となります)

実際に、Prismの画面から仮想マシンにNICを12個割与えるとことができました。


では、OSから見るとどようになっているでしょうか?
今回はWindows Server 2016で試してみましたが、きちんとNICが12枚認識されています。


実際に12個のNICが必要となるケースはほとんど無いと思いますが、仮想マシンに対して自由な構成が出来ることがわかります。


そのほか

AHVでのそのほかの対応事項も併せて書いておきます。

  • 仮想マシンNICにトランクポート(VLANトランク)での接続が可能
  • vGPU/GPUパススルーの対応
  • CPU仮想化(ネスト)の対応
  • CPU/RAMのホットプラグに対応
vGPUなどは、VDIの用途に最適ですし、CPUの仮想化は、検証環境等で利用する際にも威力を発揮します。



まとめ

今回は、AHVの制限事項を中心に見てきました。
結果、AHVがオールマイティかどうかというと、一般的な仮想マシンの利用において何も困ることはないと言うことが証明できると思います。仮想ハードウェアの制限事項やサポートのゲストOSも、これからNutanixを導入する場合においてなにも気にすることはないと思われます。

明日は、仮想化の魔術師@Wataru Unnoさんです。





2017年10月8日日曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その3

Nutanixを拡販していると、こんなウワサ話を聞いたけどホントですか?などの聞かれることがしばしばあります。
これは、Nutanixの情報がまだまだ少ないことも影響しているようですが、正しくない情報がそのまま流れ続けることは、フェアではないと思います。
今回は、Nutanixに対するウワサの第3弾と記載します。


ウワサ1
Nutanixは、台湾メーカーの製品で故障しやすい。

真相
ウソ

これは、前回のウワサ2でも書きましたが、壊れるか壊れにくいかは、個人の判断によるところもでありますので、何とも言いにくいところがありますが、この噂の中で明確な嘘が1点入っています。
それは、「台湾メーカー」という表現です。
Nutanix純正のNXシリーズは、スーパーマイクロ製のハードウェアを利用しています。
スーパーマイクロは"アメリカ"の会社です。

(参考)スーパーマイクロの紹介(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Supermicro

スーパーマイクロは、Nutanix以外でも様々なメーカーにOEM/ODMでハードを提供したり、レンタルサーバー事業者など大量のサーバーを必要とする会社で多く使われている大変実績のあるハードウェアであることをまずは理解しておく必要があります。


ウワサ2
Nutanixは、SSDに相当な負荷をかけているのでSSDが短時間で故障する

真相
ウソ

これもまたウソな話ですね。
そもそもHCI製品はどこのハードウェアもSSDの高速なパフォーマンスとHDDの容量コストをうまく使っています。そのため、どのハードウェアにおいてもSSDをフル活用するのは間違いありません。
ここで出てくるのは、Nutanixが採用しているSSDは、耐久性の高いSLCのモデルを採用しています。そのため、壊れにくいパーツを採用していることはきちんと押さえておく必要があります。
一般的に考えても、SSDよりもHDDのほうが壊れやすいことは容易に想像できます。


ウワサ3
Nutanixは、内部構造が複雑で障害が発生すると復旧まで時間を要する

真相
ウソ

Nutanixはソフトウェアですので、ソフトウェア内部プロセスとしては様々なプロセスが動作していることは事実です。
しかし、これらのプロセスに動作異常が発生した場合、Prism側できちんと何が悪いかのエラーがきちんと表示されます。
Nutanixには、優秀な保守エンジニアがそろっていることは前回のウワサ2で紹介した通りです。
従来のサーバー故障の感覚から行くと、サーバー機の不調があった場合、まずサポートセンターに電話をしてコールセンターの方に症状を伝えて、とりあえず保守員に現地に来てもらうという対応をしていただいたこともあります。
保守員は、あーでもないこうでーもないと電話でサポートエンジニアと会話しながら切り分けをするケースはよく見る光景です。
一方で、Nutanixは、ハードウェアは、極限までシンプルにしていますので、まずハードの故障は保守員が直行してあーでもないこーでもないといった切り分けをする必要が全く必要ありません。では、ソフトウェア面での切り分けはというと、NCC(Nutanix Cluster Check)といわれるNutanixを全体にわたってチェックする総合ツールがあります。これは、単純に言えばshow tech-supportみたいなもので、全体の情報をチェックしてクラスター全体の情報を収集します、これを見ることで原因個所をすぐに突き止めることができます。また、Nutanixには、WebEXを使ったリモートサポートがありますので、電話して保守員が来るまでの時間を待つよりも、障害があればすぐに、Nutanixのサポートエンジニアが直接そのNutanixクラスターを遠隔で操作し調査をしますので、従来よりもより高速かつ適切に、短時間で問題を解決できます。


ウワサ4
Nutanixは、ハードウェアとソフトウェアで保守がわかれる

真相
一部ホント、一部ウソ

まず、Nutanix純正を購入し、AHVを利用した場合、このウワサは明確にウソになります。それは、NutanixのハードウェアもAHVもNutanix自身がサポートをしてくれるからです。
では、Nutanix純正を購入し、ESXiを利用した場合どうなるかというと、Nutanixに関するソフトウェア・ハードウェアはNutanixが保守を行い、ESXiの問題はVMwareが保守を行うことになります。
じゃあ、保守は2つの窓口に分かれることになるのですね?と聞かれれば、答えはYesです。保守窓口が2つに分かれると、どちらに聞いてよいのかわからないということと、双方で回答が異なるなどが、不安要素になるかと思います。
そこでNutanixは、Nutanix上で稼働しているもので、Nutanixがハイパーバイザーかの切り分けができない場合は、"Nutanixにまず問い合わせてください"というポリシーがあります。Nutanix側で切り分けとどちらが悪いかの判断、明確にハイパーバイザー側の問題であれば、ハイパーバイザーメーカーへの問い合わせ方法について指南してくれます。
どうしても保守窓口は一本化したいという希望がある場合は、DellEMCのXCシリーズ、Lenovo社のHXシリーズを利用することで、ハイパーバイザーとハードウェア、さらにNutanixの内容までを一括で保守受けしてもらえますので、このような心配は、必要なくなります。


ウワサ5
Nutanixの、重複排除・圧縮機能は使い物にならない

真相
ウソ

これも何が根拠で出てきているのかが全く謎です。
まず、重複排除機能ですが、Nutanixのキャッシュエリアに相当する部分の重複排除機能であるインライン重複排除機能と実際の保存領域の重複排除を行うポストプロセス圧縮の2つがあります。ポストプロセス重複排除機能があります。
この2段階のプロセスを経て、負荷をかけずに重複したデーターをきちんと排除し、容量の削減に寄与します。
重複排除による、重複データー分の要領削減はもちろん行われます。
圧縮機能も、インライン圧縮と、ポストプロセス圧縮の2つの圧縮機能があり、2段階での圧縮を行い高い圧縮率でデーターを保存していきます。
重複排除や圧縮機能は、ストレージコンテナ(Datastore)単位で行うことが可能ですので、複数のストレージコンテナを作成し、用途に合わせて利用することも可能です。

Nutanixは、圧縮機能を利用することを強く推奨しています。
これは、重複排除は保存されるデーターによりどれぐらいの容量が節約できるのかが異なり、サイジングしづらいという問題があります。一方で圧縮は、非圧縮ファイルであれば一定の圧縮がかけられるのは明確で、重複排除に比べてサイジングしやすいというメリットがあります。そのため、圧縮機能を積極的に利用することを推奨していますし、合わせて重複排除機能を利用してさらに容量の削減を行うことは、Nutanixでも普通にできることであり、利用してなにも問題はありません。

▼重複排除・圧縮の設定



さて今回も5つのウワサを紹介しました。
Nutanixは、知名度が上がっていく一方でまだまだ、一般的に情報がいきわたっていない側面もあり、正しくない情報が出回ることもありますが、是非正しい情報に触れていただきたいと思います。




2017年9月27日水曜日

Nutanixって大丈夫なの?Nutanixの事例を紹介

Nutanixは、ハイパーコンバージドインフラストラクチャーという、仮想化にとって最もシンプルで効率のよい、仮想化を最大限に使いやすくするインフラ基盤として誕生しました。
会社は2009年に生まれた会社で、日本でも知名度はだいぶ伸びてきましたが、 まだまだ変な会社とか、マンション経営の会社じゃないのとか、Nutanixという会社を知らない人にとっては、怪しいイメージを持っている人も居るかもしれません。

今日は、Nutanixの導入されている企業を紹介したいと思います。
この導入企業は、Nutanixサイトで公開されています。

まず、公共分野では、
があげられます。
どこも人口の多い都市であることは、見てすぐわかります。
こういった役所の重要な基盤は、Nutanixで稼働しています。
また、事例では公開されていませんが、日本中のかなり多くの市町村や府県でもNutanixの導入が進んでいます。

では次に医療分野を見てみましょう
がメーカー事例としてあげられています。
実は医療分野でもNutanixの導入はかなり進んでいるのですが、まだ出せる事例が少ないというのはあります。ただ、医療分野では電カル導入に伴うVDI導入も盛んですので、事例はどんどん増えるでしょう。


では次に金融を見てみましょう。
医療や金融はシステムの堅牢性や安定動作にかなり厳しい要求をしてきます。
ここで注目は、日本の株式を仕切る、東京証券取引所に導入されているということです。

これは、NutanixのWebスケールな分散の仕組みはこのような大規模でも威力を発揮すると言うことの表れです。言い換えれば、東証で動かせる高度な仕組みをNutanix3ノードで小さな企業でもその俊敏性と利便性が享受されるのは凄いことだと思います。

Nutanixにおいて重要なことは、できたてのスタートアップの企業が社内基盤に最小限のNutanixを導入して、その企業がどんどん成長して、東証に上場したとしても、ずっとNutanixを使い続けることができるのです。企業の成長に合わせてシステムを見直したり、リプレースする必要はありません。Nutanixは会社の成長に合わせて拡張ができます。ずっとその企業とつきあうことのできる基盤であることを是非知っておいてほしいです。

大企業のためNutanixでもなく、中小零細企業のためのNutanixでもなく、どんな企業にもフィットする仮想化基盤がNutanixなのです。

Nutanixの事例はこちらから参照することができます。





2017年9月3日日曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その2

Nutanixにまつわるウワサを5つほど紹介をしてきましたが、今回さらに5つの噂の紹介とのその回答をご紹介します。

ウワサ1
Nutanixのサポートはすべて英語で、日本語での受付ができないので、一般のユーザーが取り合え使える代物ではない。

真相
ウソ

この情報はしばしば耳にすることがありますが、これは2017年現在、間違いですね。
Nutanixには、日本にニュータニックス・ジャパン合同会社という日本法人を設立しており、日本人がNutanixのサポートを直接受けてくれます
日本語での電話サポートもありますし、サポートポータルからWebベースでのケースオープンも可能です。もちろんWebでのケースオープンも日本語(2バイト文字)での記入が可能です。
また、ニュータニックスのサポートは、自社で行っており、委託をせず高いスキルを持ったエンジニアが直接対応をしてくれます。一般的なサーバーメーカーの場合、受付の人がスキルを持たない状態でマニュアルに沿った回答しかしないケースもありますが、ニュータニックスのサポートにおいてそのようなことはありませんし、ニュータニックスはワールドワイドでサポート体制にはかなり力を入れています。
その証拠として、先日の.NEXTでは、出荷数が増えているにもかかわらずサポートに対する満足度も上がっているという結果が発表されています。

▼出荷数とサポートの満足度の情報

▼NPSのスコアは、Webで見ることも可能です。
https://npsbenchmarks.com/companies/nutanix

ちなみに、NPSとは、ネットプロモータースコアの略で、企業に対する価値(ブランドや信頼)を数値化する指標だそうです。
92点という驚異的な高得点が出ていることがわかります。



ウワサ2
NutanixのCVM間の通信はかなり高負荷になるので、接続するスイッチはJumbo Frameに対応していることが必須である。

真相
ウソ

これも全くのウソです。NutanixのCVM間の通信は非常に効率の良い通信が行われており、MTUサイズは通常の1500で動作しています。また、JumboFrame(MTU9000)で動作せることも可能ですが、MTUサイズは1500で十分なパフォーマンスが得られるように設計されています



ウワサ3
Nutanixは、データーローカリティで仮想マシンが存在するホストのディスクにデーターを書き込むので、仮想マシンがライブマイグレーション(vMotion)すると、すべてのストレージデーターが移動するので、ネットワークが高負荷になる。

真相
ウソ

この話も、Nutanixを敵視しているメーカーからよく出てくる根も葉もない話です。
まず、Nutanixのデーターは、ファイルベースではなくストレージのブロックベースで管理されています。この概念を理解されていないことが、この誤解を生む話になると思われます。
Nutanixは、データーローカリティという概念で、仮想マシンが存在するホストのローカルディスクにデーターを書き込むことで、データーの読み込みは、ネットワークを解さずディスクのローカルバスだけで通信をすることで、高速なリードかつネットワークに負荷をかけないという工夫されたつくりになっています。
この場合、仮想マシンがライブマイグレーションした場合どのようになるかという話ですが、仮想マシンが移動した場合、データーはRF2もしくはRF3で構成されているため、仮想マシンの移行先に複製されたデーターがある場合は、そのデーターをローカルバスを使って直接アクセスを行います。もし、ローカルディスクにデーターがない場合、ネットワークを介してデーターが存在するホストからデーターを取得することになります。
ただ、ここでミソなのは、この動作は仮想マシンがなんらかのデーターを読み込もうとした場合、そのデーターのブロックだけを他のホストからデーターを取得するという動作です。仮想ディスク(VMDK)のファイルすべてを持ってくるわけではなく、必要なデーターブロックだけを持ってくることと、一度他ホストから取得したデーターは、それ以後、仮想マシンが稼働するホストのローカルSSDにデーターをキャッシュする仕組みになっています。そのため同じデーターの2度目以降のアクセスはローカルディスクからのアクセスとなるため、ネットワークを介さず読み込むことになります。
そのため、仮想マシンがライブマイグレーションしても、必要なデーターだけが必要なタイミングで読み込まれえるため、ネットワークに大きな負荷を与えることはありません。



ウワサ4
Nutanixのハードウェアは、故障率が高い。

真相
個人の感覚によるが、ウソに近い

まず、Nutanix純正は、ご指摘の通りスーパーマイクロ製です。これは確かに事実です。
次に故障率が高いかどうかという話ですが、スーパーマイクロのハードウェアは、様々なストレージやアプライアンスメーカーの筐体として、かなり多くのメーカーで採用されています。その実績と信頼があるメーカーですので、壊れやすいかどうかというと、個人的な感覚としては、壊れやすいという印象はありません。
※スーパーマイクロの製品が壊れやすいというのであれば、スーパーマイクロを利用している様々なアプライアンスメーカーの製品すべてに言えることになり、Nutanixだけの問題ではないことも重要です。

ただ、機械ものですので壊れないということは、ありえないと思います。
Nutanixのコンセプトは、ハードウェアに依存しないというところにあります。
またNutanixは、壊れても大丈夫という思想で設計がなされています。壊れないハードウェアは世の中に存在しないわけですから、壊れても、フェールオーバーして稼働を続ける機能を標準で有しているということをしっかり認識しておく必要があります。

また、Nutanixは、OEMとしてDellのXCシリーズ、LenovoのHXシリーズがあり、IAサーバーメーカーのハードウェアを利用したものでNutanixを利用することもできます。また、HPE ProLiantやCisco UCS、IBM PowerでもNutanixを利用することができます。
もしスーパーマイクロのサーバー製品に信用ができない場合は、このようなOEMや対応サーバーメーカーの製品を選択することも可能です。


ウワサ5
Nutanixは、Cisco UCSやHPE ProLiantなど、ソフトだけの提供を強めており、近い将来、純正のNXシリーズは、販売をやめる。

真相
ウソ

これは、明確にウソといえます。その理由は、.NEXT2017にて、NutanixのCEOである、ディラージ・パンディ氏に実際にこの内容を質問した方がおり、回答として以下のような話をディラージ自身が回答しています。

「会社の売り上げの構成比率は、現在と異なり、ソフトウェアの割合が大きくなる可能性はあるが、自社のハードウェアとしてNXシリーズを出し続ける。それは、Nutanixが一番ハードウェアに近いソフトウェアを提供する以上、一番革新的で挑戦的な機能を実装するためには、ハードウェアとの融合が非常に重要であり、それは常にNXシリーズからリリースされる。」(要約)

Nutanixのソフトウェアは、ハードウェアの制御など、たしかにハードウェアに一番近いソフトウェアであるというのは納得できます。
各ハードメーカーの独自の仕様をサポートしつつも、一番シンプルなスーパーマイクロのハードウェアを利用し、様々なNutanixの革新的な機能に必要なハードウェアパーツを付けた形モデルを出すことで、各社のIAサーバーではできないことを、NXシリーズで実現していくということだと思われます。


さて、今回も5つの噂について、解説をしてみました。
Nutanixは、怪しいとか、へんな製品とか思っている人に時々お会いしますが、これはそういった根も葉もないうわさが原因なのかもしれません。
Nutanixについて、こんなうわさを聞いたという方がもしあれば、是非教えてください。





2017年6月3日土曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その1

Nutanixは、ハイパーコンバージドの先駆けですが、Nutanixに関する様々ウワサを耳にすることがあります。
そのウワサが本当がそれとも間違いなのかを見ていきましょう。


ウワサ1
Nutanixは、2U4ノードの4台ずつのセットでしか買えない。4の倍数になってしまうので、無駄な投資が発生する。

真相
ウソ

これはあるある勘違いですね。Nutanix純正モデルは、2U4ノードのモデルであっても、1ノードずつ購入することができます。ブレードサーバーのようにシャーシを購入し、そこの1ノードずつ足していくことができます。では、5ノードめを購入する場合はというと、シャーシに1ノードだけ搭載されたものを購入できるので、不要なノード分までを購入する必要はありません。まさに、クラウドのようなPay as you goの形で必要なリソース分だけを手配(投資)する形になります。
また、1U1ノードや2U1ノードのモデルもありますので、2U4ノードにこだわらず、環境にあったモデルを選択することができます。DELLやLenovoのOEMモデルでの2U4ノードモデルでは、4ノードセットでないと手配できないモデルがありますので、こちらは注意が必要です。


ウワサ2
Nutanixは、200Vが必須なので、古い建物などでは200Vが引けないので利用することができない。また電源が非冗長なので、PSUが壊れたら、全ノードが落ちる。

真相
ウソ

これも、明確なウソですね。Nutanixは100Vで運用可能です。
ただし100V電源で2U4ノードのモデルを利用した場合、4ノードのサーバーをすべてパワーオンすると、PSU(パワーサプライユニットつまり電源)の供給能力的に非冗長な状態となり、どちらかのPSUが故障するとノードの電源供給が滞る可能性があります。200Vの場合は1つのPSUで4ノードの電源をカバーできますので、4ノードをすべて電源を投入しても電源が非冗長になることはありません。
では、100Vにおいて電源非冗長にしない構成はできるのでしょうか。
これには2つの手法があります。
1つめは、2U4ノードモデルの場合、1シャーシに2ノードを搭載し、シャーシを分けることで、100V電源でも電源冗長化された状態で運用することができます。
2つめは、NX-3175-G5などの1U1ノードモデル、NX6035-G5などの2U2ノードモデルを採用すると、100V電源でも冗長化された状態で運用可能です。
ただ、古い建物であっても200Vの電源を引くことはそんなに難しいことではありません。ビルの管理会社または電気工事会社に相談をすれば、簡単に工事してもらえるケースがほとんどです。


ウワサ3
1度Nutanixを買うと、ノード拡張が簡単にできるといっているが、同一モデルの同一スペックを買わないといけないが、intelのCPUで新しいモデルが出ると、旧モデルは、製造終了されるので事実上、数年たった後のノード追加は不可能。

真相
ウソ

これも、間違いです。まず、Nutanixの良さは、異機種混合が可能というところです。
例えば、NX-1065-G4の4ノードモデルを購入後、2年後にノード追加の必要が出た場合、NX-1065-G5を1ノード購入し、既存のNutanixクラスターに追加することができます。
ノード追加ができないケースとしては、2015年にNX-1065-G4を3ノード購入し、2年後に1065-G4の追加ノードとして、1065-G4を1ノードだけ手配しようとしても、1065-G4モデルは製造終了しているため、この場合は、1065-G5のシャーシと1065G5のノードを1ノードだけ手配する必要があります。
ブレードサーバーと違い、シャーシは、モデルと世代ごとに変わるため、1シャーシの中に異機種混合はできないということになります。
同一モデルであれば、シャーシ内でスペックを違うノードをシャーシ入れることは可能です。1ノードはメモリーが256GBで、あとノードは512GBで構成ということも可能です。


ウワサ4
Nutanixは、3ノードからしか購入できないので、小規模環境には不向きだ。他社のHCI製品は2ノードからスタートできるのでそちらの方が小規模に適している。

真相
ウソ

Nutanixは、3ノードからのスタートであることには違いがありません。
これは、分散型ストレージである以上、多数決の原理によりクラスターの状態を把握するためです。では、他社のHCIはどうかというと、2ノードで構成できる製品の場合、クォーラム用ノードやWitnessノードなど、HCIの筐体と別に監視用のサーバーが必要なケースがありますので、結果3台のサーバーが必要になってしまうことがあります。(分散ストレージである以上、スプリッドブレインになった際には、多数決がとれることが必要になるからです)こうなると結果3ノードになってしまいます。管理サーバーとして1台のサーバーを用意するよりも3台のリソースを活用する方が、有効的だと思います。
また、Nutanixには、小規模向けとしてXpressモデル(SXシリーズ)が提供されています。こちらは、購入には条件がありますが、条件を満たせれば非常に安価に購入できます。Nutanixは、小規模のには向かないというのは間違いです。

小規模向けお買い得モデルの青い筐体、Xpress(SX)


ウワサ5
Nutanix上でVMware vSphere(ESXi)を利用する場合、ストレージ機能はvSANを利用している。

真相
ウソ

これは真っ赤なウソですね。正直どこからこういう話しになったのかがわからないぐらい不思議なのですが...。
Nutanixは、Nutanixが開発したファイルシステムやストレージアーキテクチャーを、vSphere(ESXi)、Hyper-V、AHV、Xen Serverで提供しています。ハイパーバイザーごとにストレージ機能のアーキテクチャーが変わることはありません。


さて、今回は5つのウワサを検証してみました。
どれもウソという結果になりましたが、Nutanixに関するホントのウワサも募集していますので、え、ホント?と思うようなNutanixの噂を聞いたら是非教えてください。