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2024年12月2日月曜日

Nutanixの資格案内 2024年版

2024年もまもなく終わりを迎えようとしていますが、Nutanixは、会計年度が8月から2025年度となり、それに伴い資格試験も新しくなっています。

今回は、新しい試験や制度についてお知らせしたいと思います。


◆パートナーリセラー向け試験

まずは、Nutanixを販売するSIer/販売店向けの試験です。

Nutanix Certified Sales Representative Nutanix Basics
(通称:NCSR)

Nutanixセールス向けのトレーニングとなります。Nutanix Universityから無償でオンライン受講を行います。各トレーニングセッションの後に簡単なクイズ形式のテストがあります。費用:無償
形態:オンラインのみ
言語:英語のみ


Nutanix Accredited Associate - Infrastructure(通称:NAAI)

Nutanixセールス向けの基礎技術トレーニングです。従来のSizer Associateもこちらのトレーニングに統合されました。費用:無償
形態:オンラインのみ
言語:英語のみ


Nutanix Certified Sales Expert(通称:NCSX)

一定の条件を満たしたパートナーに受験機会が提供されます。基本は招待制となります。形態:オンサイト



一般向けプロフェッショナル試験

Nutanixに触れるすべてのユーザーが受験できる技術向けの資格です。

アソシエイト向け試験
Nutanix Certified Associate (通称:NCA) 

Nutanix入門資格となります。HCIを中心にNutanixの基本的なことが問われる試験内容となります。費用:有償($99)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語/日本語
時間:90分


プロフェッショナル試験

Nutanix Certified Professional Multi Cloud Infrastructure(通称:NCP-MCI)

Nutanixのプロフェッショナル試験の最もベーシックな試験です。従来は、NPPやと呼ばれていた試験です。NutanixのHCI機能を中心に、実務的な内容をが問われる問題が出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語/日本語
時間:120分

Nutanix Certified Professional Unified Storage(通称:NCP-US)

Nutanixのストレージ機能である「FIles」「Objecst」「Volumes」の機能に特化した問題が出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語
時間:120分

Nutanix Certified Professional DataBase(通称:NCP-DB)

Nutanix NDBの機能を中心に、データベースの運用やNDBを使った際のお作法についての出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語

Nutanix Certified Professional End User Computing(通称:NCP-EUC)

Nutanix上でVDIを利用する際のベストプラクティスやVDIなどEUCにおいてNutanixを利用した場合のメリットについて出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語

Nutanix Certified Professional Multi Cloud Infrastructure(通称:NCP-MCA)

マルチクラウドにおけるオートメーション機能を旧Calm機能を使って実現する際に必要な技術について出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語

Nutanix Certified Professional Cloud Integration AWS (通称:NCP-CI-AWS)

NC2環境でAWSを利用した環境を構築する際に必要が技術・ベストプラクティスなどを中心に出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語

Nutanix Certified Professional Cloud Integration Azure(通称:NCP-CI-Azure)

NC2環境でAzureを利用した環境を構築する際に必要が技術・ベストプラクティスなどを中心に出題されます。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語


上級プロフェッショナル向け試験

Nutanix Certified Master Multicloud Infrastruture (通称:NCM-MCI) 

NutanixのHCIを利用した実機実技試験です。
ラボ画面で、出題された内容の設定を行います。
費用:有償($299)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語


エキスパート向け試験

Nutanix Certified Expert - Multicloud Infrastructure

一定の条件をクリアしたユーザーが受験できるプロフェッショナル向け試験で最も難しい試験となります。招待制のため、だれでも受験できるわけではありません。費用:無償
形態:個別
言語:英語
制限:60分



◆コンサルティングサービス向け試験

Nutanix Certified Specialist - NCS-Core(通称:NCS-Core)

Foundationを中心にNutanix HCIクラスターの構築に関する問題が出題されます。コンサルパートナーのみ受験が可能です。費用:有償($199)
形態:オンライン or 試験センター
言語:英語

Nutanix Certified Services Proficient
Nutanix Certified Services Advanced

コンサルティング向けの上位資格となります。NCS-Coreを取得したパートナーのみ受験可能。それぞれのNCP試験に合格している必要があります。MCI/DB/MCA/ECUの4つの試験が提供されます。


以上が、資格コースのご紹介でした。

最も技術者として一般的な試験は、NCAやNCPになると思います。
このNCAやNCPは、AOSバージョンに紐付いて試験が提供されます。現在提供されているのは、NCA/NCPともに6.5ですが、2024/12/10から、NCA/NCP 6.10の試験が開始されます。(NCA/NCP-MCIは、日本語試験も提供されます)
併せて、NCA/NCP-MCI 6.5試験は、2024年12月末で終了となります。

NCP-NUSやNCP-DB等の、MCI以外の6.5試験は、継続して提供されます。(2025年に入って順次NCP6.10の問題に切り替わると考えらたれます)







2022年12月12日月曜日

Nutanixの試験制度 2023年度版の紹介(その2)

前回は、2023年度のNutanix資格試験制度の概要についてご紹介いたしました。

ご覧になった方はわかると思いますが、大きくは試験制度は昨年から変わっていませんが、試験制度が変わったりバージョンが増えたりしています。今回は、新たに変わった部分やよく頂く質問についてご紹介します。

<2023年度になっての変更点>

バージョン番号の変更

AOS6.5がLTSとしてリリースされたことから、資格制度についても順次AOS6.5ベースの問題に置き換わっております。そのため、NCPやNCMには従来から付与されていた5.Xというバージョンが6.5に変わり、問題も一新されています。


個別製品資格の名称変更とバージョン更新

従来NCP-DSといわれていた資格が、NCP-USに変更になりました。合わせて、NCP-DBやNCP-EUCは、今までバージョニングがなかったのですが、昨今の更新により今まで公開されていたNCP-DSやNCP-DBなどの資格は、バージョン5と位置づけられ、新しくリリースされた資格は、バージョン6としてバージョニングされています。もし、新規で受験をされるのであれば、バージョン6での受験がおすすめですが、12月上旬現在、NCP-MCI以外のNCP資格(USやDB、EUCなど)は、英語のみとなっています。



<よくある質問>

Q.NCP-MCI 5.15を持っていますが、この資格は6.5を取得しないと失効するのでしょうか?

A.従来Nutanixの資格は特に有効期限が無かったのですが、いつしかなんのアナウンスも無く、資格取得後720日で失効するようになっています。
現状アップグレード試験という物は存在しませんので、有効期限内に新しいバージョンの資格を受験するか、資格が失効した場合は、再度受験して頂く形となります。(資格失効をすると、NCMを受験するためには、NCPからの受験となります)


Q.NCPを受験するためには、NCAをまず受験する必要がありますか?

A.NCAは、アソシエイト試験として存在していますが、NCPの資格受験をするためには、NCAの資格は取得有無は関係ありません。初めてNutanix資格試験にチャレンジする場合でも、最初からNCPの資格を受験することが可能です。


Q.資格受験はどのようにすれば出来ますか?

A.まず、MyNutanixアカウントを作成し、そこからNutanix Universityにアクセスします。各資格メニューもしくは、ハンバーガーメニューのTake Examから、PSIの試験ページにジャンプし、そこから受験登録が出来ます。(試験システムは、PSIの試験システムを利用しています)
受験は、オンサイト(2022年12月現在、オンサイトの受験場所は、東京か岩手のみ)もしくは、オンラインで受験することが出来ます。


Q.PSIのページを開いても試験一覧が表示されません。

A.この事象が出た場合は、Nutanix Universityサイトにメールで問い合わせをする必要があります。


Q.試験は日本語で受験できますか?

A.2022年12月現在、NCA 6.5,NCP-MCI 6.5、NCM-MCI 6.5及び、NCA/NCP/NCMの5バージョンは、日本語で試験を受験することが出来ます。これから新規で受験される場合は、おそらく6.5の試験を受験されると思いますが、6.5の場合、NCP-USやNCP-DBは、まだ日本語化されていませんのでご注意ください。


Q.NCAやNCPのバージョン5系の試験は、いつまで受験が可能ですか?

A.バージョン5系の試験は、以下の通り各試験ごとに終了日が設定されています。

試験名受験期間
NCA 5.202023/2/17
NCP-MCI 5.202023/3/31
NCP-DS 52023/1/13
NCP-EUC 52023/1/13
NCP-DB 52023/1/13
NCP-MCA 52023/1/13

試験の受験終了予定は変更される可能性があります。詳細は、
https://www.nutanix.com/support-services/training-certification/certifications
を御確認ください。

(NCP-USなど新しいバージョン6系の試験は11月に発表された割りに、旧試験のNCP-DSの試験は、2023/1に終了するという、猶予期間が短いのも、なんともな感じがしますが)


全ての質問にお答えできているわけでは無いかと思いますが、よく頂く質問に回答させて頂きました。

次回は、PSIの試験システムを使った、受験のコツについてご紹介いたします。





2020年10月5日月曜日

2020年(2021年度版)Nutanix資格試験制度について

Nutanixは、7月が決算月になるため、2020年8月からFY2021(2021年度)となります。

FY2021になり、資格試験周りについても更新がありました。
今日は、新しくなった試験制度について見ていきましょう。
(正直毎年制度変わるので、これからNutanixを勉強しようという方にとっては、過去の情報との見分けを付けずにに情報を収集すると、わかりにくいことがあるかも知れません。過去のことは気にせず、2021年度は、この内容を見ておけば大丈夫です)

試験のカテゴリですが、以下のような形の分類となりました。

パートナー向け試験:
Nutanix Partner Network向けに、用意された試験として、
「NPSR Level1~3」と「NCSE-Core」の認定を受けることでより上位のパートナーランクを取得することが出来ます。パートナー制度やパートナー向けの試験制度についてはまた改めて記載したいと思います。

コンサルタント向け試験:
導入コンサルタントパートナー向けには、プロフェッショナル試験であるNCPを取得後、導入ソリューション毎に設けられた試験が用意されています。
詳細は、NPN向けかつ、サービスコンサルタント契約事業者に公開されています。

プロフェッショナル向け試験:
こちらはNutanixのパートナーにかかわらず受験することが出来る、Nutanix技術者向けの試験となります。従来NPPやNCPと言われていた技術者向けの試験はこのプロフェッショナル向け試験としてカテゴライズされます。


プロフェッショナル技術者向けの試験は、試験レベルが明確に定義されました。



試験レベルとしては、以下のようにまとめることが出来ます。
レベル難易度試験内容
EXPERT超超超難しいまず普通には難しい(かつ英語のみ)
MASTERかなり難しいNutanixの高度な知識と、
様々なユースケースや機能を熟知している
PROFESSIONAL難しいNutanixの基礎とアーキテクチャーを理解している
ASSOCIATE入門Nutanixの基本的なことを理解している

では、このレベルに合せた形の試験の名称について紹介致します。
ロゴレベル試験呼称試験正式名称
EXPERTNPXNutanix Platform Expert
MASTERNCMNutanix Certified Master
PROFESSIONALNCPNutanix Certified Professional
ASSOCIATENCANutanix Certified Associate

NPX
NPXは、Nutanixプラットフォームにおけるエンタープライズクラスのソリューション設計を提供する能力を証明します。プレゼンテーション等が試験内容に含まれるようで、その難易度はかなり難しいです。なお指名制の試験のため、希望を出せば受験が出来るという物でもありませんので、そういった面でもかなりハードルが高い試験となります。

NCM
NCMは、Nutanixにおける複雑なクラスター管理および運用が出来ることを証明します。NCMは、今までNCAPと呼ばれていた試験の後継となります。NCMにおいては、基本的なスキルの他に、ワークロードに応じたベストプラクティスやトラブルシューティングなどNutanixとその周辺の環境における内容が試験範囲となるため、単純にNutanixだけのスキルがあっても成立しないという特徴が有ります。NCMを保有していれば、Nutanixの基本的な展開に上に、アプリケーションに応じた展開方法やNutanixの高度な機能の利用方法についても知識を習得していることになります。

NCP
NCPは、Nutanixにおける基本的なスキルとアーキテクチャーを理解していることを証明出来ます。一般的なプロフェッショナル資格となり、NCPを持っていればNutanixの導入における必要な知識は習得していることになります。

NCA
NCAは、今回新たに制定された資格です。
NCAは、Nutanixの入門にあたる試験です。半年から1年程度のNutanixの利用経験がある方向けの試験となります。
本試験はまだβ版であり詳細はこれから出てきますが、Nutanixにおける基礎知識を持っていることが証明出来る試験となるようです。


また、今まではNutanixのコア機能に対しての試験となっておりましたが、今後は、各製品ソリューション向けに試験カテゴリが分かれます。

名称正式名称
MCIMulticloud Infrastructure
MCAMulticloud Automation
EUCEnd-User Computing
BCBusiness Continuity
DSData Services
SGSecurity & Governance
DBDatabase Modernization

今までのNCPやNCAPなどは、MCIのカテゴリに含まれます。
今後は、従来のNCPは、NCP-MCIに、NCAPは、NCM-MCIと言う名称になります。
今後、NCP-EUCやNCP-DSといった新しいカテゴリのNCP試験が登場するようです。
NCP-EUCは、VDIシステムを中心とした試験内容となるようです。
NCP-DSは、Files、Volumes、Objectsを使用したストレージ機能が試験内容になるようです。Nutanixのコアな機能だけでなくこういった周辺ソリューションの知識も持ち得ていることが証明出来る点は、試験の詳細化したメリットであると思います。

Nutanixの各種勉強コンテンツがまとまったサイトとして、Nutanix Universityサイトが新しくなりました。こちらからプロフェッショナル試験の受験勉強のためのコンテンツにアクセスが出来ます。また、模擬試験の受験や本番試験の予約もこちらから行えます。

試験は、従来通りPSIの試験システムを使った物で、オンライン(Webカメラによる有人監視)もしくはPSI定型の試験センターで受験することが出来ます。
試験センターの場所は以下から確認することが出来ます。

PSIテストセンター