昨年末は怒涛の労働をしつづけ、疲労コンパイで過ごした。むしろ、すがすがしい。
2026年は期せずしてこれまでと全く違った様相を呈してきそう。体力維持につとめまくる所存。
昨年末、夫に「年末ジャンボ、買っておいて」と頼まれていた。
正直、こういうのって思い立った人が行くほうが幸運を呼び寄せそうだと感じている。いつも、めんどくさいなあというテンションで買いに行くので「ラッキー」に見放されるのでは。
いつでもいいや、テキトーで、と思っていた矢先、SNSで「今日は最強の開運日!」という情報を得た。がぜん、やる気になる浅はか人間が私だ。出先で、近所の宝くじ売り場を検索した。近くにいくつかあったのだが、それよりも「チャンスセンター」という名称でグーグルマップに現れて、やはり少し笑ってしまう。いつからそんな名前だったのか。何度か足を運んだけど気づいてなかった。
まあよい、最寄りのチャンスセンターに向かった。
そこで見た光景にあぜんとした。ものすごい列ができている。この日は日曜日。それも手伝ってか、みなさん「最強のラッキーデー」にチャンスセンターに集っている。
片田舎の売り場だからとなめていた。でもなんとなくあそこに並ぶ勇気がわいてこない。しょせん私なぞ、ダウンを着込んで列に並ぶ皆さまからすれば、中途半端な素人なのだ。
もうすこし、田舎に向かおうときびすを返した。
さらに20分ほどかけて別のチャンスセンターへ。夕暮れの景色が心に染みてくる。
到着した僻地のチャンスセンターには、もっと人がいた。考えてみれば、こういうエリアこそ、他に選択肢がないから皆さまこちらに向かうわけだ。いろいろ勉強になる。売り場には「ジャジャ、ジャーンボ、ジャーンボ」というあのテーマソングが流れ、皆さま、暮れなずむ夕方の寒さの中、きちんと列に並んでおられる。
どうしても、私にはあそこに加わる気合が足りなかった。
さようなら、天赦日、一粒万倍日。私は運気をあえて下げることにします。
チャンスセンターを横目に、敷地内のスーパーに入った。宝くじのためだけにここに来たという事実を認めたくないので、何か買って帰ろうという思いだった。その気合、列に並ぶほうに使え。
鮮魚売り場に「あんこう鍋セット」なるものが半額になって置かれていた。あん肝もついている。なんだか美味しそう。購入してみた。帰り際のチャンスセンターはさっきよりさらに人が増えていた。皆さまに幸あれ。
帰宅後、時間をかけてあんこうの下処理をし、まあ、宝くじは延期になったけどあんこうの味噌汁食べられるし、ちょっと嬉しいなどとほくそえんだ。食べてみるとなかなかに風味が強くて「これがあんこうか」と思った。ついでにあんこうってどんな魚だっけ?と調べてみた。大きな口をあけたあんこうの画像が出てきて「見なければよかった」と後悔する。見た目はおいしそうには見えないお魚さんだった。
夫の感想は「なんか海の香りがすごくて、あん肝は特にねっとりしてて厳しかった」とのこと。どこまで行っても運気の後退から逃れられない日となった。
ちなみにお察しのとおり、宝くじは7等当選でした。おつかれさまです。