
「翡翠」は、中国では元々 鳥のカワセミを指す言葉だったが、時代が下ると宝石の玉も指すようになった。その経緯は分かっていないが以下の説がある。
翡翠のうち白地に緑色と緋色が混じる石はとりわけ美しく、カワセミの羽の色に例えられ翡翠玉と名づけられたという。この「翡翠玉」がいつしか「玉」全体をさす名前になったのではないかと考えられている。
参考までに、古代日本では玉は「たま」、カワセミは「しょうびん」と呼ばれていて、同じ名前が付けられていた記録はない。したがって「翡翠」の語は比較的最近の時代に中国から輸入されたと推量できる。
カワセミの漢字表記には翡翠、川蟬、魚狗、水狗、魚虎などがあり、翡翠の「翡」はオス、「翠」はメスを表すともいわれる。
縄文時代にはすでに珍重されていた宝石の翡翠(ヒスイ)はこの鳥を思わせる色から名付けられたとされる。
本話題は、5月にヒスイの里・糸魚川のフォッサマグナ・ミュージアムで識ってあたためていたものを、地元の泉の森でカワセミを撮れたので。