前回ご紹介した下瀬美術館。
美術館には「海辺の建築作品に泊まる」というコンセプトのホテルSimose Art Garden Villaが併設されています。
今回は、美術館訪問と合わせて宿泊したこちらのホテルのご紹介です。
Simose Art Garden Villaについて
Simose Art Garden Villaは、下瀬美術館と同様、建築家・坂茂さんが手がけられた施設です。

美術館内にあった周辺施設の模型。
左側、緑に囲まれたエリアに建つ「森のヴィラ」と、右側の水辺に建つベージュの屋根の建物「水辺のヴィラ」
全10棟からなるアート・オーベルジュです。
生まれて初めて言いました。
アート・オーベルジュ
レセプション
宿泊者は事前予約にて、JR玖波駅、大竹駅、新岩国駅から無料送迎して頂けます。
電車に合わせて、JR玖波駅までお迎えをお願いしておきました。
施設に着いて、まずはレセプションでチェックイン手続き。

レセプションは宿泊者のみが入れる建物です。
(まぁ、宿泊者以外の人が入ったとて、何もすることないですからね。)


木のぬくもり溢れる室内。
宿泊プランには、美術館の入館チケットが含まれていたので、こちらで、お部屋の鍵と合わせて美術館に出入りする際に利用するカードを頂きました。
このカードで美術館にいつでも出入りできます。顔パスです。(カードパスです。)
少し早かったですが、お部屋の準備ができているということですぐに案内してもらえました。
歩いても大した距離ではないのですが、お天気がイマイチだったこともあり、カート(ゴルフ場にあるようなやつ)でお部屋の前まで送って頂きました。
ちなみに、今回は母との二人旅。
まぁ、こんないいホテル、さすがにリアルソロ活女子の私でも、おひとり様では泊まらないです。
泊まってはみたいけど。優雅なおひとり様とはちょっと趣が違うんで。私の普段の旅行スタイルは。
水辺のヴィラ「キールスティックの家」
今回私が宿泊したのは「水辺のヴィラ」
水辺のヴィラは「キールスティックの家」というタイトルのついたヴィラがAからEまで5棟並んで建っています。
「キールスティック」というのは、オーストリアで考案された木製組立パネルのことだそうで、そちらが壁や屋根など全面的に使用されたお部屋です。

玄関横の壁部分。
これがいわゆるキールスティック(多分)
今回宿泊したのは「キールスティックE」のお部屋。
リビングは畳敷きの和モダン。
(フローリングタイプの洋室のお部屋もありました。)
こたつは掘りごたつ式。
実家を離れてうん十年。
こたつとは無縁の生活になってしまいましたが、やっぱり冬のおこたって最高よね。
そして、危険よね。ここ入ったら、一生出れない。
実家時代、何度こたつで寝落ちしたことか・・・

さすがに今回こたつで寝落ちすることはなく、ちゃんとベッドで寝ました。
床は畳やけど、寝るのはベッド。
この組み合わせが一番最高です。
ベッドの間に謎のくぼみがあるので、少々足元に注意しなければなりませんでしたが・・・
何であったんだろう、このくぼみ。
おしゃれな間接照明。
一反木綿から足生えたみたい。(おしゃれ、台無しな感想。)
施設詳細などは、設置されたタブレットで確認することができます。
飾られているのは、美術館でも多数展示されていたエミール・ガレの作品。(と、母が言っていた気がする。)
テレビは棚に収納されており、リモコンでにゅーんと出てきます。
とりあえず、面白いから一回出してみた。
そして、すぐ格納した。(元々めっちゃテレビっ子でしたが、ネット動画の普及に伴い全く地上波を見なくなりました。先日、久々に見た地上波は「M-1」です。)

洗面スペース。
いいホテル、洗面台も2人分ありがち。
アメニティもいいもの置かれがち。
1泊2日しかしませんが、NEAL’S YARDの1週間分のトライアルキットが用意されていました。

半露天風呂タイプのお風呂。
リビングとの仕切りがガラスになっていますが、引き戸タイプの扉があるのでスケスケ丸見えにはなりません。
このお風呂、椅子も湯桶もないので、洗う時は浴槽の横に立ってシャワー利用となります。ちょっとそれが不便だった。
あと、浴槽が大きすぎて、身長の低い私は中で何度もずるっと滑りました。
贅沢な悩みかもしれませんが、足を伸ばせ過ぎるお風呂って入るのむずい。
リビング横には、広いテラス。
からの景色。正面に見えているのは宮島。
右側には、水辺のヴィラの他の棟がずらっと。
気候が良ければ、このテラスで景色を眺めながらコーヒーでも飲みたいところですが、いかんせん寒い。
一瞬、写真撮るために外に出て、すぐ室内に退却。


ちなみに、翌朝の風景はこんな感じでした。
室内の飲み物は、全てインクルーシブ。

コーヒーに、紅茶たち。
冷蔵庫の中には、ウェルカムフルーツ、ミネラルウォーター、ジュース、炭酸水、アルコールが数種。
更にワインセラーもあります。
私はアルコールが飲めないので、事前にノンアルコール飲料をお願いしておきました。

用意して頂いた一つが、こちら、広島産のリンゴで作られたジュース(炭酸入り)
こんなに沢山お飲み物を用意して頂いても、1泊2日という短い期間で飲める量には限りがあります。
しかも、そもそも私、水分摂取量が普段から少ない+飲んだらすぐにトイレに行きたくなる性質ゆえ、ほとんど飲まないで過ごすことになります。
こういうインクルーシブタイプのお宿、あんまり向いてないんですよね・・・
レストラン
お部屋にもたっぷり飲み物はありますが、宿泊者はレストランにある専用ラウンジの利用もできます。
せっかくなので、美術館鑑賞前にこちらでティータイム。

レストランはランチとディナーは、宿泊者以外の方も利用できるようです。

このレストランの前から見た可動展示室の風景がこちら。
この手前の椅子席がラウンジスペース。
ラウンジでは、コーヒーとちょっとしたお菓子を頂きました。

ラウンジからの景色。
この時期だけ、クリスマスツリーが水辺に浮かんでいます。
夜になったらライトアップするに違いない!
はい、こちらがライトアップしたクリスマスツリー。
ガラス超しに撮影したからか、ブルーがかった光に見えますが、
実際はこのように白でライトアップされたツリーでした。
後ろの可動展示室も、夜はライトアップされて非常に綺麗。
ちなみに、この展示室度々「可動展示室」とご紹介している通り、動かすことができます。
ただ、レストランのスタッフの方に教えて頂いたのですが、実際可動させようと思ったら1か月ぐらい時間がかかるようでして、開館してから今まで一度も形が変わったことはないそうです。
企画展示に合わせて動かしているのかと思いきや、全くでした。
不動展示室でした。いや、正しくは可動可能展示室、かな。
こちらはレストランが主体の「アート・オーベルジュ」
すなわち、アートと共にお食事を楽しむための宿泊施設です。
普段、一人旅での夕食はたいていコンビニ、もしくはスーパーで買ったお惣菜などで済ませていますが、今回はとっても豪華なディナーです。
本日のお品書きがこちら。
今回、宿泊プランとして【期間限定】サムフォールズ展記念特別ディナー付きを予約していました。
なので、企画展示で見たサム・フォールズさんの作品をイメージしたお食事コースとなっております。
最初のひとくち
瀬戸内海の恵みのコンソメ
このスープを飲みながら「昔、美味しいコンソメスープに主人公が出会って、そこから展開されるレストランのドラマあったよね。何だったっけ?」という会話になり、一向に思い出せませんでしたが、今調べたところ中山美穂さん、唐沢寿明さんが主演の「おいしい関係」というドラマでした。
正直、全然ストーリー覚えていないのですが、シンプルなコンソメスープがいっちゃん奥深い、みたいなことだけ覚えている。
菜園風野菜のマリネ
フォアグラのポワレとポレンヌのガレット
カナダ産オマール海老のパイ包み焼き
広島県産日本鹿のロースト ポワヴラードソース
広島の鹿って・・・まさか、目の前の宮島産・・・?と思いましたが、さすがに違いました。(どこの鹿かは聞いたけど、忘れちゃいましたが)
鹿肉は赤身が多くて食べやすいので好きです。
デザートは赤玉リンゴとメープルシロップのパルフェ
全て美味しゅうございました。
翌朝の朝食
サラダとフルーツの写真しか撮ってなかったわ・・・
もちろんこれだけな訳はなく、パンと卵料理もありました。
宿泊者は、通常開館の時間外でもテラスに入る事ができたので、夜も朝もレストランの帰りに寄ろうと思っていたのですが、何ということでしょう。
ディナーの後も、朝食の後も、レストランを出ると雨が降っており、テラスで優雅に景色を堪能する気候ではありませんでした。
寒くていそいそと部屋に戻ったわ。(朝食時、食べている時は凄く晴れていたんですけどね。ものの数分で急に雨が降りました。何で?)

ということで、通常開館時間になってからテラスに上がって撮った写真が前回もご紹介したこちら。
ま、ほぼ人がいなかったんで全然問題なかったんですけど。
宿泊したことで、晴れた展示室の景色も見ることができました。
あれやこれやと移動しながら観光する旅もいいですが、たまにはホテルとお食事をじっくり楽しむこんなゆったり旅もいいものです。
おまけ
翌日は、広島市内にあるひろしま美術館へ。
特別展『白の魔法ーモネ、大観も使った最強の色』が開催されていました。
実際、白は200色ありました。