8月も本日をいれてあと二日。8月は仕事しかしていないような気がする。もともとつくば市内のお仕事!ということで今の会社に入ったのだが、やがて「ちっくん」の領土へ足を踏み入れたり、挙句の果てはいまのメインは県外のお仕事である。
さて、8月はAIによる「合成写真」問題が話題になった。具体的にいえば、ある写真愛好家が撮影した鳥、アオバトの写真がAIにより合成されたものであることが話題になったり、あるいは有名な科学サイトがAIによる写真をどーんと作成したりという点である。
有名な某科学サイトでコスタリカ産の全身がオレンジ色のアメリカテンジクザメが掲載されていた。このオレンジ色のサメのもとねたというのは信頼できる科学ジャーナルに掲載されていたもので、ホンモノだろう。しかし、某科学サイトはその情報を紹介する際に、写真をAIで生成したというのだ。AIで作成した画像というのはそのサイトの信頼性を大きく落とすことになる。
それだけでない。その科学サイトがITメディアのインタビューを受けていたが、そのなかで、
「画像・映像資料の著作権や一次情報の価値を尊重し、画像本来の所有者や報告者による発見を優先するためです 。話題となった希少生物や新発見による一次資料は、発表者や研究者自身のSNS・論文などで公開されている場合が多く、転載によってその流入や反響の一部が奪われてしまう懸念があります。当サイトではそうした資料の価値を損なわないよう、一次情報はなるべく発信元で直接ご確認いただくよう誘導し、イメージ画像にて記事の概要や雰囲気を伝える方針を採っています」
とIT Media AI+のインタビューで語っていたが(上記引用)、そのイメージにAIを使ってしまったことで反響の一部を奪ってしまっているといえるかもしれない。さらにAIにしてはアメリカテンジクザメのフォルムが本物に似すぎる。これはその画像をもとネタに合成したからではないだろうか。AIによる著作権ロンダリングという話にもかかわってくる。
一方、知らぬうちに勝手にAI画像になってしまっている、という驚きの意見も出てきた。例えば、Twitter(略)の話題を取り上げるtogetterというサイトの中では、今月の半ばにTwitterで話題となったアオバトの写真について、驚く話が掲載されている。
アオバトを撮影したつもりが、編集時にAI画像になってしまったのだとか。どうも補正するためのサイトだか、アプリケーションだかが勝手にAIで合成しているものだという。そのため翼が3つという、驚きの姿になってしまっている。かわいそうに、この写真愛好家の方はTwitterで写真を公開しなくなってしまった。
ちなみに私は生成AIを使用しないため、この「魚のぶろぐ」に掲載されるのは実在する生物であることをお約束したいのだが、画像編集ソフトにAIが侵入していることを考えるとお約束するのは難しいかもしれない。
なお筆者が使用しているのはAdobe Photoshop elements 2024である。近年はelementsでもサブスク購入または期限付きという恐ろしい時代になった。編集ソフトにAIが侵入しても誰も気づきはしまい。古い時代のソフトのほうが、AIがまだうまれるまえのソフトである分、まだいいのかもしれない。

ということでAIとは縁もゆかりもない(Photoshop elementsのコントラスト調整と色調補正がAIによるものでなければ)アブラゼミの写真。今年もセミの時期はもう過ぎてしまいつつあり、歩道や車道、あるいはショッピングセンターの中にまで、セミの魂の抜け殻であふれている季節になってしまった。