出版不況と言われて久しい。
特に、雑誌の落ち込みは目を覆うばかりだ。
僕が子どもの頃から愛読してきた雑誌が、次々と休刊や廃刊になり、落ち込んだことは数知れない。
週刊⇒隔週刊⇒月刊の流れや、月刊⇒隔月刊⇒季刊となっていく雑誌も多数あり、そのたびに切なさを感じていた。
最近は、それも時代の流れだから仕方ないと諦観気味になっていたのだけれど、今回はかなりショックだった。
だからやっぱり、嘆かずにはいられない。
ここ20年近く愛読し続けている「ミステリマガジン」が、昨日届いた。
今回の特集は、「現代海外ミステリ短編を読もう!」と言うことで、旬の海外ミステリが一挙掲載。
いやぁ、これは面白そうだぞ!と、ぱらぱらページをめくっていたら、最終ページの前にこんな掲示が出ていて仰天した。
ええっ?季刊になる?!
まさか嘘だろ、と叫びそうになってしまった。でも、もちろんこれは事実。
10年前の衝撃を思い出す。
当時「ミステリマガジン」は、僚友の「SFマガジン」とともに月刊で発刊されていた。
僕は、子どもの頃から「SFマガジン」を愛読しており、社会人になって以降「ミステリマガジン」も併読するようになった。
だから毎月25日、この2誌の発売日が本当に楽しみだった。
ところが…。
10年前、この2誌がともに《隔月刊化》され、大いにショックを受けたのだ。
ただ、毎月25日に、SFマガジンとミステリマガジンが交互に発売されるということで、何とか僕のモチベーションは保てていた。
どうせ毎月全部読み切れないのだから、隔月刊のリズムも悪くないと、自分を納得させていた。
しかし今回、そのリズムがついに崩れてしまう。無念だ。
「ミステリマガジン」は、季刊化以降リニューアルされるということだから、例えば、ボリュームが一挙に増えて、読み応えのある形態に変わる可能性もある。
季刊化がマイナスだと、決めつけてはいけないのかもしれない。
ただ…。
毎号発売を楽しみにしてきたファンとしては、次号発売までの間隔が開くのは、とても残念。
雑誌という形態だから、当然、連載小説やコラムなども多数あり、季刊のリズムだと、前号の内容を忘れてしまう可能性がある。(特に僕は最近物忘れが酷くなっているし…)
だから僕は、どうしても嘆かずにはいられないのだ。あぁ。
せめてもの救いは…。
〈ミステリマガジン〉季刊化のお知らせ
1956年6月、〈エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉として創刊し、以来月刊誌として、また、2015年5月号からは隔月での刊行を続けてきた本誌〈ミステリマガジン〉は、2025年より季刊に移行します。(中略)
〈SFマガジン〉〈悲劇喜劇〉の二誌は、これまで同様、隔月で刊行いたします。
僚友「SFマガジン」が、隔月刊のままだということ。
なんとかこれだけは、今後も維持し続けて欲しい。




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