先日、久しぶりにCDを購入し、PCでリッピングを行って再生してみたところ、明らかに音がおかしい状況が発生した。
ノイズがプチプチと入っているし、音が波打ってよれた感じに聞こえる部分もあり、とても許容できるものでは無い。
以前にも音声がノイズまみれになった事はあって、その時はマザーボードのドライバーやBIOSをアップデートすることで直ったと記憶していたので今回もそれを試してみたが、一向に解決には至らない…
で、色々と試した結果、解決に至ったのでその旨を備忘も兼ねてここに記して置くことにする。
解決に至るまであれこれといろいろ試したのでそれも残しておきたいが、長くなりそうなので結論から書くと、
Blu-rayドライブ を交換したら直った
というのが今回の解決策だった。
元々使用していたのはSATAの内蔵Blu-rayドライブで、Pioneer BDR-209DBK というモデルだが、今回あらためて確認すると購入したのが2014年で10年以上前だった。
正直、使用頻度は全然高くなかったが、イジェクトボタンを押してもトレイが出てこない事が頻発し、無理矢理引っ張ったり何度もイジェクトボタンを押してようやく出てくる、といった状態でもあったので、まぁ寿命と言っても良いのかもしれない(繰り返すが使用頻度は全然高くなかった認識なので寿命というのも然程納得感がある訳では無いが…)
で、代わりにポータブル型のBlu-rayドライブ(Pioneer BDR-XD05BKXL2)を使用してリッピングを行ったところ、ノイズやよれの無い音声として取り込むことが出来たのだった。
しかし何故元のBlu-rayドライブではノイズが入ってしまったのか??
仮説として、経年劣化によってピックアップの読み取り精度が著しく低下し、誤り訂正でカバーできないくらい誤読み取りが生じてしまった、という事が考えられる。
ちなみに今回リッピングに使用していたアプリ(MusicBee)のCD読み取り設定ダイアログを開くと以下の様な設定箇所がある。

これで「クイック取り込み」が選択されている状態でリッピングを行うとノイズまみれになるのだが、「セキュアな取り込み」を選択して取り込んでみると、ひとまず読み込みは成功するものの、その後検証プロセスが走り、以下の様な表示となって取り込みが失敗した。

上記には「エラーを回復しようとしています」と出ているが、いくら待ってもこの状態のまま回復はなされない。
他にもMusicBeeには「AccurateRip.comを使用して取り込みを検証」という機能もあり、これは本来そのCDに記録されているべきデータが正確に読み出せているかを検証してくれるものなのだが、それを使って検証してもやはりデータに誤りがあると表示された。
ということで、ドライブの経年劣化による読み取り精度低下による不具合という仮説は正しい様に思えるが、原因がドライブだと判明するまでには今回かなり遠回りをしてしまったのだった。
今回先ず試したのは以下だった。
過去にこれをやって似たような音声のノイズ混入が直った経験があったので先ずこれをやってみた。
しかしこれでは全く状況は改善しなかった。(故に、過去にこれで解決したと思っていた不具合も本当にこれで直ったのかが疑わしくなったが、その時の音声はリッピングしたものでも無かったので真実は分からない…)
そもそも最初はリッピング云々よりも単純にオーディオインターフェースやそのドライバーに問題があるのかと考え、ドライバーやオーディオインターフェースのファームウェアアップデートを検討したが、それらは最新だったので、別のオーディオインターフェースを持ち出してそれで試したりもしたところ、固有のオーディオインターフェースに限った話では無く、どのオーディオインターフェースでも同様のノイズが出る事が分かった。
しかしMusicBeeやiTunesで再生した場合にはノイズが乗るのにブラウザでYouTube等にアクセスしている音声などには全くノイズが乗らなかったので、これも不思議だなぁと思っていた。
そして色々試しているうちに、どうやらノイズが乗るのはflacの音声ファイルばかりでmp3の音声にはノイズが乗っていない様に感じられたのでflacのエンコーダーを疑い、それのアップデートを試みたが、色々試していくのだが、それは誤解で、flacでもm4aでもmp3でもノイズが混入することも分かり、MusicBeeのリッピングエンジン(basscd.dll)に問題があるのでは無いかと考えるようになった。
なのでそれを https://www.un4seen.com/ からダウンロードして置き換えてみたりもしたがこれでも解決はしなかった。
それならMusicBeeそのものに問題があるのかとも思い、foobar2000やFre:acをインストールして試してみても状況は変わらないことから、どうやらそれらには関係の無い問題だということが分かってきた。
で、ノイズが乗る、乗らないはエンコードの種類に関係するのでは無く、リッピングした時期に関係しているのでは無いかという疑念がここまで来てようやく湧いてきた。
個人的に、過去にはmp3中心でリッピングしていたのだが、ここ最近はflacでリッピングするようにしており、ノイズが乗るのはflacだから、ではなく、最近リッピングしたものにノイズが乗っていた、ということだ。
で、ドライブ機器を別のものに換えて試したところ、ノイズが乗らない取り込みが出来る事が確認出来た、という顛末だ。
これまでも色々とディスクドライブを使用してきたが、読み取りが正常に出来なくなる症状に見舞われたことは今回が初めてだったことと、読み取りに問題が生じれば全くデータを読み込めなくなるハズで、中途半端に(ノイズまみれの状態で)リッピングが成されてしまうことなど起き得ないと思い込んでいた事が盲点だった。
ということで、この一連の苦労も時が経てばすぐ忘れてしまうだろうから、備忘としてここに残しておく。