母に認知症を思わせる言動が目立つようになったのは、前々回の内科受診以降のことです。
それまでも時折「あれ?」と思うような言動はありましたが、しばらくすれば気にならなくなっていました。
はじめて違和感を強く覚えたのは、約5年前の白内障の手術後でした。
術後の問診で母が「夜中にたぬきが出てくる」と話し、付き添っていた私に医師が軽い口調で「もう、認知症が始まってるよ」と言ったのです。
その言い方には正直驚き、失礼だと感じましたが、今思えばそれが最初の兆しだったのかもしれません。
昨年の夏にも、ひどい物忘れや不可解な言動が続き、主治医に相談して「物忘れ外来」で診察を受けました。
診断は「年齢相応」とのことでしたが、納得しきれない気持ちが残りました。
しっかり記録を残しておかなかったことが、今になって悔やまれます。
そして、先月の受診では主治医に再度相談したところ、「何か見えないものが見えるとか言うの?」と尋ねられました。
私が「はい」と答えると、「予約がいっぱいだから、早くても検査は2か月先になる」と言われました。
その検査日が、いよいよ今月末に迫っています。
この1か月で母の症状が急速に進行しているように感じています。
今日は突然、私に「Mayu(私の名前)はどこかしら?」と尋ねてきて、胸が締めつけられるようでした。
母にとっても、そして私にとっても、毎日が不安との闘いです。
それでも目の前の母を支えながら、少しずつ前に進もうと心を決めています。