今までこちらに書いていた、 “ 訪れたライブの感想 ” や “ 好きなアルバムの感想 ” は、現在、noteに綴っています。
(※現在こちらのブログは主に、楽器練習の自分用備忘録に使っています。)
12/25(水) 12月のレッスン2回目
今月2回目、そして今年最後のレッスンでした。
開放弦のボウイング練習の時、ダウンボウが弓の先まで弾いた時、弓を持っている右手が突っ張った感じになっているとの指摘。確かに、手首が外側に折れてしまっていて、小指~中指あたりが真っすぐに伸びてしまっている。それは、やはり不要な力が入ってしまているとのこと。弓の先よりも、更に向こうまで手が伸ばせるくらい、自然に力が抜けている方が楽だし、音も良くなる。そして、アップボウに返す時も自然な音の繋がりで柔らかく返せる。それも全部音に出る。
自分ではなかなか気づきにくい点、丁寧に教えていただけて、やっぱりレッスンで先生に見てもらうの大事です。自宅では、開放弦練習の時に、しっかり鏡でチェックしたり、これも時々、動画に撮ってチェックした方がいいかな?と感じました。
曲の方は、NAOTOさんの「White Candle」は、目標にしていた人前での演奏と、ファン友さんとの動画撮影が終わっていたけれど、念のために先生に一度見ていただいた。細かい音程のの指摘。サビのとこの、3rd.ポジションで、2や3の指が少し上ずり気味のよう。微妙に音が上るとマヌケに聴こえるとは、確かに(笑)。サビって聴いている人の耳に残りやすいから、もっとシビアに音程を合わせないとダメだな…と。
次のNAOTOさんの曲を練習する前に、せっかくだから、年末年始ももうちょっとしっかり練習続けよう。
鈴木教本3巻のバッハ「ガヴォット」は、音程が下がって来る時に、1st.ポジションでも、やはり2と3の指が上りがちになっているので、しっかり間隔を把握して弾かなければという感じ。あと、強弱のつけ方を、突然音量が変わらないように、もっと自然に…という注意点。
で、普段から弓がバウンドしがちで、ずっとどうすればいいか工夫したり悩んでいるのだけど、今日は特に酷かった。ので、先生に弓を渡して弾いてもらった時に、やっぱり少し跳ねやすいと言うことだったのだけど、それより驚いたのは、音色。先生が先生の楽器と弓で弾いている時の音と、先生の楽器と私の弓で弾いている時の音が、全く違う。ジャリジャリ言う。実はかなり前から、ずっと気になって引っかかっていたのが、松脂のこと。自宅で練習してても、ジャリジャリ言いやすいし、何より、弦にこびり着いた松脂がとても取れにくい。私は少しアレルギーがあるので、昨年バイオリンを再開してから、ずっとダダリオのクラリティという、松の樹脂ではなく合成樹脂の物を使っていた。なんとなく、これがジャリジャリの原因ではないかな?と感じてはいたけれど、アレルギーのこともあるし、何より自分の技量が足りないのに、松脂の所為にするようなレベルではないな…と、変えずに練習していた。
でも、先生が弾いてみてくださった時に、音の違いに驚いて、今度は自分の弓に先生の松脂を塗らせてもらって、自分の楽器で弾いてみたら、音がいい!びっくり!! こんなに違うの?!と言うレベルで違いました。今までの1年…なんだったんだろう?と思うほど、しかも、弓のバウンドも少しマシになりました。
やっぱり道具って大事なんですね。
先月、クロサワバイオリンさんの選定会で、NAOTOさんとお話しさせていただいた時も、NAOTOさんもアレルギーだけど、松脂で全然音が変わるから、(プロだし)そんな事言ってられないので本物の松脂を使ってると仰ってました。
そんなこんなで、先生が以前使われていた、まだほんのわずかに残っている松脂を分けてくださって、様子を見ることに。高価な松脂もあるし、それは楽に音が出せるそうだけれど、私はアレルギーの状態を見ながら、ちょっと考えてみます。

話しを曲に戻して、バッハの「ガヴォット」は今回で一応クリア。細かいところはまだまだだけれど、先生が伴奏部分をバイオリンで一緒に弾いてくださって、合奏の雰囲気もわかり、後は忘れないように時々弾かなければ。
他の曲もそう思ってるのに、NAOTOさんの曲ですら、なかなかおさらいできてないので、いかんな…と思います。振り返り練習(復習)できるかどうかで、新しく取り掛かる曲の演奏力も変わると思うので、時々でも時間を取ってやらなきゃです。
次の曲は有名な「ユーモレスク」。弾いたことあるはずだけど全然覚えてない。
ドヴォルザークの曲ということも知らなかった(笑)。そして、ドヴォルザークは電車マニアで、この曲は、列車がガタンゴトン発車する時の感じを、冒頭のフレーズで表しているとのこと。それも知らなかった!
NAOTOさんはじめ、クラシックの演奏者の方たちって、曲や作曲家の背景を知ることがとても大事と仰られるけど、身近な曲でもこういうことなんだな…と、なんだか今回腑に落ちました。電車みたいに弾けるように、練習がんばります。

動画撮影:「White Candle」
今年の目標の一つだったのが、年内にNAOTOさんの「White Candle」を弾くこと。3月の発表会で「Sanctuary」を弾いたのは、まだバイオリン練習を再開して間もない頃だったし、かなり強行突破でやってしまった。その後、8月に向けて「Dear」を弾きたいな…と練習して、今回はそれが終わった9月から練習を始めた。
ここにも時々書いていたけど、楽譜自体はそんなに難しくないけれど、とにかくそれらしく弾くのが難しい曲で、日々練習しても、なかなか進歩するきっかけが見えず苦しかった。結局、基本的な技量不足ということに尽きる。他のNAOTOさんの曲同様、NAOTOさんが弾くから素晴らしく聴こえるのであって、下手くそが弾いてもただの公害でしかない。
前回のブログで書いたライブ出演は気持ちが重たかったけれど、動画撮影は、NAOTOさんのファン友さんと二人だったので、とにかく合わせることが楽しかった。音源ではなく、息を合わせて一緒に音楽を奏でていることが、それだけで嬉しい。
ピアノが本職ではないけれど、とても上手に鍵盤を弾いてくださるので、尚更、私の方は気持ちよく演奏させていただけた。耳が肥えていらっしゃるので、私の演奏では申し訳ないばかりです。でも、だからもっと頑張ろうと思える。
きっと動画撮影なんかしなくても、二人で練習するだけで楽しいのだろうけど、こうやって目標を作ることで、ちゃんと練習できるので、またお願いしたいと思っています。
ひとまず、今年の目標だったので、全然弾けてないけれど動画アップします。
一つだけ良かったのは、暗譜して弾けたこと。家で無伴奏で弾いてると間違わないのだけど、音源流したりすると途端にどこか間違うし、動画撮影でRECボタン押すと、それだけで緊張する悪い癖が出る。今回も間違っているし、音も外しているけれど、ピアノやバイオリンの音質、まとまり具合で、一番音楽的に聴こえるテイクを選んだつもりです。ほんとはもっと時間をかけて撮影したかったけど、スタジオ借りるのもお金がかかるので、1時間だけでした。
お付き合いいただいているrikapooh3さんには、本当に感謝です。ありがとうございました。
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今回、iPhoneでCapCutのアプリを使って編集したら、エフェクトが色々面白かったです(笑)。そんなとこに時間使わんでもええねん…とツッコまれそうだけど、バイオリンの下手さが隠せてたらありがたい。
あと、今回場所的に、自分の真後ろから撮影する形になったのだけど、バイオリン弾いてる後ろ姿をチェックすることはあまりなく、よく見てみると、肩甲骨が全く動いてないな…ということに気付きました。8月にスポットで、東京でレッスンを受けさせていただいた時に、ボウイングは肩甲骨から動かさないといけないと教わりました。それが全くできていないことがわかって、良かったと思います。今まで以上に意識して、時々チェックしなければ…と思います。
12/10(水) ライブへの参加
アコギの頃からお世話になっているライブバーで、8月以来、ブッキングしていただいての演奏でした。8月に中途半端しかできなかった事を、リベンジしよう!と、あの時は燃えていたのに、なかなか集中してバイオリンに向かうことができず、とてもダメな4ヶ月間を無駄に過ごしてしまいました。バイオリンだけが良くなっても、ちゃんと目標を定めて、根気よく練習を重ねないと、人前で良い演奏はできないと、改めて思い知らされる機会でした。
演奏する曲も3曲しか選べず、結果、25分の持ち時間は5分以上余らせてしまい、とても情けないです。
①パッヘルベルのカノン
レッスンで習っている課題曲が不十分な仕上がりだし、8月に弾いたバッハの「」メヌエット」は、レッスンで合格いただいてから、全く弾いていなくて、一番ダメなパターンのやつだと思います。継続して練習しないと意味がない。仕方がないので、アンサンブル練習のために、コンスタンスに練習しているカノンを弾きました。
1人で弾いたバージョンもそれはそれで面白いかと思っていたのですが、聴かされる方はそうではなかったようで、申し訳なかったです。楽譜見てるのに、いっぱい間違ってしまいました。
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②Black Sabbath「Paranoid」
この曲だけは、8月に弾いたのを少しだけ進化させられたけれど、もっと事前に取り組めばちゃんと完成したのに、なかなか向き合えなくて、結果50%くらいの完成度だったかと…。
改善したかったのは、リフの部分を単音ではなく重音で弾いて、ギターのパワーコードっぽく鳴らしたかったところと、トニー・アイオミのギターソロをコピーしたかったところ。
両方とも引けたけれど、ギターソロが弾いてみると思ってたよりも早く感じて、結局、練習時間不足で、原曲の80%のテンポまでしか上げられませんでした。しかも、一番音が高くなるところが、自分ではバイオリンのハイポジションで上手く弾けなかったので、1オクターブ下げて弾きました。
・原曲のテンポで弾くこと/・ギターソロの音域に合わせること
この2つは、引き続き練習して、人前で弾かなかったとしても、もう一回動画は撮影しようかと思います。
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③NAOTOさん「White Candle」
1月のNAOTOさんのラジオでメッセージを読んでいただき、今年の目標にしていた曲です。自分的に、ただ練習するだけではなく、人前で弾くところまでが目標でした。
とにかく、この曲はシンプルだけれど、だからこそとても難しい。三拍子なのも難しい。雰囲気が全然出なくて、苦戦しつづけました。今でも全く納得できない酷い演奏だけれど、これは一足飛びに弾けるようになる曲ではないな…と思います。他の、色々な曲を練習して、総合的に技術や表現力が安定して、やっと良い曲に聞こえるように弾けるのだと思います。現状確認は酷い演奏だけれど、ここから、少しでも良くなるように頑張りたいです。
とても綺麗で大好きな曲。三拍子が好きです。毎年、何かのライブでNAOTOさんの生演奏が聴けるだろうと思っていたら、今年はタイミング悪く観せていたくことができなかった…。どんな風に弾かれているのか、生で聴いて参考にさせていただきたかったけれど、日頃の行いの悪さが、こう言うところに出るんですよね。NAOTOさんはいつも頑張られている人だから、私みたいな人間ではタイミングが合わないように出来てるんだと、ずっと感じています。もっと頑張らないと。
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今回一つだけ希望を感じられたのは、暗譜のこと。Paranoidはギターソロ以外は譜面を見なかったし、White Candleも置いてたけど見ませんでした。バイオリンでは、暗譜することが壊滅的だと感じていたので、少し前進できるかも。コツコツ頑張ろう。
ちょうど昨日聴いていたNAOTOさんのラジオでも、ファンの方が暗譜について質問されていてタイムリーでした。改めて、頑張らないとと思いました。質問してくださったファンの方に感謝です。
前回8月の時は、ライブに向けて練習したり取り組むのがとても楽しかったし、ライブの時も、下手くそながら充実感があって楽しかったです。
今回は、正直キャンセルしようかと思うほど苦痛で、ライブの時も久し振りにガチガチに緊張してしまい、特に右腕が自由に動かず悲しくなりました。どんな楽器も、緊張すると普段の半分も力が出なくなる。
ギターの時はいつも普段着で酷い格好してたので、少し小綺麗にしようかと頑張ったら、それも空振りでした。それは上手い人がやることなんですね。
今は次のことは考えられません。ライブバーで毎月開催されていたインスト音楽の会も、来年からは二ヶ月に一回に戻るそうなので、自分と向き合えるまで出演は申し込まないでおきます。それでも、何か区切りをつけて取り組まないと、ケジメがつかないので、動画撮影か何か、考えようと思います。どうしようもない演奏でも、お尻叩いてなんとかしないと、少しも上達しない。
好きなロックの曲の、ギターソロをバイオリンで弾いてみるというのは、自分的にはとても楽しいです。自己満足だけど、少しでも楽しいと思えることは、自分なりに取り組んでみたいです。
いつもこんな私の演奏でも、ちゃんと音を作って良い音響にしてくださるマスターや、見守ってくださる先輩方には感謝しかありません。本当にありがとうございました。
2025/11/15(土) アンサンブル練習③
バイオリン教室の先輩たちと練習している「パッヘルベルのカノン」。9月以来、約二ヶ月振りに集まって、そして初めて、先生にも見てもらっての練習でした。
普段の練習は部屋を借りるだけなので、気楽に集まっているけれど、先生に見てもらうとなるとレッスンだし、費用も発生する。その分、しっかりと進歩・前進できるということを皆が実感した日になりました。
メンバーだけで集まって、繰り返し弾いてみても、なかなか客観的な目で見るのは難しい。一応録音してみても、こうした方がもっと良くなる、と言う改善点を各々が提案できるほど、経験がないものだから…。
先生の指摘は、まず最初に、自分だけでなく他の人の音をしっかり聴きましょう。という基本的なこと。わかっていても、改めて意識するだけで、演奏の音がまとまった感じがしました。やっぱり先生がいるとピリッとします。
後は、音量がみんな微妙に違うので、大きい人は小さく、小さい人は大きくするよう心がけを。私は自信のなさからか、小さいようです。せっかく良い楽器を弾かせてもらってるのに、それでは楽器に申し訳ない。
後は、いただいた楽譜には強弱の記号がなかったので、アンサンブル慣れしているYさんが持っているカノンの楽譜を参考に、クレシェンドなどを今回書き込みました。少し意識するだけでも、表情がついていい感じ。
1人で練習するより、アンサンブルで練習したいし、できれば先生に見ていただいた方がベター。本当は12月にもメンバーだけでの合同練習&忘年会の予定だったけれど、お風邪を召された方がいてキャンセルになり、残念でした。個人練習を引き続きがんばります。また近々、いつでも集まれるように練習します。
11/12(水) ライブのオープニングアクト
一ヶ月以上経過してしまったけれど、ちゃんと記録しとかなければ…と言う気持ちで、書いています。
表題の日付けの日、8月のライブの時にお声がけいただいた、Gさんと一緒に、アコースティックギターとバイオリンのデュオで2曲、弾かせていただきました。Gさんは押尾さんの曲がお好きでよく弾かれるとのこと、私も押尾さんの曲は好きだし沢山知っているので、その中から「黄昏」と「Merry Christmas Mr. Lawrence」を。
以前のブログでも書いた通り、私がなかなか取り組めなかったので、直前に2回練習にお付き合いいただいて、なんとか本番へ。当日も、仕事終わりで1時間ほど、カラオケボックスで連絡させてもらいました。
かくれんぼさんのインストゥルメンタル夜会は、オープニングアクトが15分持ち時間なのだけど、それより短かったと思う。また、時間持たせられるようにしたい。
「黄昏」は押尾さんとNAOTOさんが弾かれていたイメージが、なんとなくあったので、ところどころメロディーを弾いたり、バッキングに回ってみたりと、変化がつけられて良かったです。一箇所、アドリブで弾こう!と思ってた箇所があり、ヨレヨレながらも挑戦できてよかった。もっと綺麗に弾けるようになりたい。
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「戦メリ」は、デヴィッド・シルビアンが歌っている「Forbidden Colour」の雰囲気にしたかったけど、程遠くなってしまい、だいぶ短調だった。これも、もっとしっかり取り組めば、きっと楽しいのだろうな…と思う。
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あと今回は、昨年購入した、サウンドハウスのオリジナルブランド・Playtechの、1万円のエレキバイオリンを使ってみた。ライブで使うのは初めて。
直前に素晴らしい生バイオリンを購入していたけど、このバイオリンで初めて人前で弾くなら、やっぱりNAOTOさんの曲を弾きたい!と思っていたし、この日はまだ生楽器用のマイクを用意していなかったので、エレキで挑戦してみようと思った。
お店のマスターがちゃんと繋いでくださって、リバーブもかけてくださり、良い音で聴こえていたようで良かった。ただ、これも経験してみないと分からない事で、良い経験になったけど、エレキバイオリンをライブで弾くと、自分の耳に自分の音が聴こえないということが起こる。生バイオリンなら、大きな音が左耳で聴けるので、何の問題もないのだけど、エレキはほぼ無音。
このことについて、11月のNAOTOさんのラジオで相談させていただき、メッセージ読んでいただいた。回答は、イヤモニかモニターを使いましょう、というもの。イヤモニは、プロの人が使うものだと思ってたけど、NAOTOさんのコメントで、ただイヤホン挿せばいいだけだと気付きました(笑)。これは師匠も同じこと言ってたけど、エレキバイオリンにLINE OUTとPHONEが両方あるのは分かっていたけど、PHONEにイヤホンを挿すと、LINEからは音が出なくなるんだと思っていました。一般的なAV機器って、イヤホン挿すと他のOUTが無音になりますよね?! でも、こう言う楽器は違うのですね。今回学びました。自宅のアンプで試してみたら、ちゃんと両方鳴りました。
その後、audio-technicaの安価な楽器用マイクを購入したので、あまりエレキバイオリンの出番はないかもしれないけど、これからエフェクターの使い方も研究してみたいし、使い分けができるといいなと思っています。
中途半端なヨレヨレの私の演奏にでも、しっかりとしたギターの演奏でお付き合いくださったGさんには感謝です。ありがとうございました。