本まるさんかくしかく Blog

古書販売の「本まるさんかくしかく」のオーナーブログです。 見た目の良さにこだわって、少し不思議だけど素敵なビジュアルの古書を趣味で集め、 気づけば、数千冊に。今では販売するまでになりました。ここで個人的な感想とともに 古書をご紹介していきます。

北米インディアンアート / オリーブ・ディッカソン

Indian Arts in Canada / Olive Patricia Dickason / Department of Indian Affairs and Northern Development / 1974 / 288x288mm / 138p / 英文 / hardcover

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本書は「カナダ・インディアン」美術における文化の役割を検証し、歴史的遺物のコレクションとしてではなく、芸術的に重要かつ文化的価値を評価しようとするもの。北米インディアンの遺産をいっぱい見ましたが、イヌイット・アート、恐るべしって、カンジです。

 

熊谷守一 生きるよろこび / 東京国立近代美術館

熊谷守一 生きるよろこび / 東京国立近代美術館日本経済新聞社文化事業部 / 装丁、菊地敦己、森裕美子 / 日本経済新聞社 / 2017年 / 214x174mm / 359ページ / ハードカバー  は「本まるさんかくしかく」で販売中です。

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2017年から2018年にかけて開催された展覧会の公式図録。初期の重厚な画風から、猫など身近な題材を鮮やかな色彩と明快な輪郭で描いた代表作に至るまで、熊谷守一の画業を豊富なカラー図版で紹介しています。私も実際、観ましたが、出品数&内容ともに素晴らしくて、見終わるのにずいぶん時間を要しました。でも、あっという間の出来事のようでした。鮮やかな色彩と明快な輪郭の代表作には、釘付けでした。

 

ヨクナパトーファ、ウィリアム・フォークナーの詩 /スヴェルグネス

ヨクナパトーファ、ウィリアム・フォークナーの詩 / Alain Desvergnes, Regis Durand / Marval / 1989 / 220x240mm / ページ付番なし / softcover / 仏文 /

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「南部について教えてください。どんな感じですか?そこでは人々は何をしているのですか?なぜ彼らはそこに住んでいるのですか?そもそもなぜ彼らは生きているのですか?」

ウィリアム・フォークナーの死後、筆者:スヴェルグネスはミシシッピ州を訪れ、ヨクナパトーファ郡を撮影しました。そこは、フォークナーの神話的な土地らしいのです。本書の裏表紙に書いてありました。他の言葉はなかなか理解できなかったので、省きます。写真からはアメリカ南部の綿花地帯の町を撮影したのでしょうが、背景の作家の詩があると思うと、なんだか特別な場所とも思えてしまうのです。

 

 

anan アンアン No.13 / 1970年9月20日

anan アンアン No.13 / 平凡出版 / 1970年9月20日発売 /300x235mm / 132ページ / ソフトカバー /

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COVER GIRL·・秋川リサ / COVER'S PHOTOGRAPHER.・斎藤 亢 / COSTUME DESIGNER・北原明子ART DIRECTOR・堀内誠一

見開きの写真ページがバンバンバン、というレイアウトも珍しかった時代だったようです。

 

 

旅と味 / 戸塚文子

旅と味 / 戸塚文子 著、赤穴桂子 装画 / 東京創元社 / 1957年初版 / 18.5x13.2cm / 207ページ / ハードカバー

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JTBの雑誌『旅』の女性初の編集長だった戸塚文子が、日本全国さまざまな土地の「味」を旅する随筆集。カバー画は、前衛抽象画家の赤穴桂子。おいしく楽しく食べた記憶は人それぞれってところ、大賛成。

 

「あとがき全文」です。

食べ物の随筆だけ集めて、本を出したいと、かねて思っておりました。こんどようやく

一冊分になりました。私は「食通」ではございません。食べ物、ことにお料理については、むつかしいことは何も分かりません。ただ、「幸福」とも呼べるほど、とてもおいしく楽しく食べた幾つもの記憶を持っています。また、旅先でめずらしい食べ物に出会う機会も多いのです。それでつい書きたくなるというわけです。

こうして一つにまとめて、あらためて読みなおしてみると、食べ物を語っているようでいて、あんがい自分自身を語っていることに気がつきました。「何ってつまらないものを、うまがっているんだろう」と、けいべつなさるかたもあるでしょう。「もっとうまい、上等なものがいくらもあるのに⋯⋯」と。それはまた、それで、そのかたご自身を、知らず知らず語る言葉かもしれません。ちょうど着物でも、晴れ着の似合うかたと、ふだん着の似合う人があるように。そしてたぶん私の味覚は、「ふだん着党」なのでしょう。

 

 

ソール・ライターは / Max Kozlof

Saul Leiter (Photofile) / Max Kozlof (序論) / Thames & Hudson / 2023 / 190x125mm / 64作品収録 / 英文 / Softcover

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ソール・ライターは、写真の才能に恵まれていたにもかかわらず、名声も商業的成功も求めませんでした。ピッツバーグに生まれ、1940年代から1950年代にかけてニューヨークで過ごし、ヨーロッパとアメリカのアイデアが融合する、非常に創造的な環境の中で過ごしました。彼の色彩感覚の卓越性は、型破りな都市風景に表れています。反射、透明性、複雑なフレーミング、そして鏡面効果と、非常に個性的な印刷スタイルが融合し、独特の都市景観を生み出しています。

去年だったか、日曜美術館で特集番組を見たのですが、彼の写真集を見るたびに思い出すのです。番組中の彼の言葉、「成功のためにすべてを犠牲にする人もいるけれど、私はそうしなかった。私を愛してくれる人、私が愛する人がいるかということのほうが、私にとっては大切だった。」

 

堀野正雄 / 岩波書店

堀野正雄 日本の写真家12 / 岩波書店 / 1997年 / 230x225mm / 71ページ / ハードカバー  は「本まるさんかくしかく」で販売中です。

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昭和初期「新興写真」の旗手で、代表的作品集『カメラ・眼×鉄・構成』の作者・堀野正雄の舞台写真から報道・広告写真までを広く収録した写真集。知らなかったのですが、写真によっては全く100年前の写真とは思えません。当時は異端児だったのかも。