アンリ・ルソーはよく「元祖ウマヘタ」といわれる画家です。 個人的には「ウマヘタ」ってどういう意味?とも思いますが。 これまで絵の上手い多くの画家と作品を紹介してきましたが、この人の作品は普通に下手ですw でも、この人はただ下手な絵を描いてただ…
今回紹介したい作品はこれです。 ジョルジュ・ラ・トゥール『ダイヤのエースを持ついかさま師』from wikimediacommons ジョルジュ・ラ・トゥールはバロック期のフランスの画家です。 バロックはイタリアのカラヴァッジオの絵画様式が画期的で世界中に広まり…
ジョルジュ・ラ・トゥールの作品を見たことがありますか? こんな作品があります。 左『ふたつの炎のあるマグダラのマリア (悔悛するマグダラのマリア)』 右『鏡の前のマグダラのマリア (悔悛するマグダラのマリア)』 from wikimediacommons バロックという…
オランダの代表画家レンブラントの代表作品『夜警』 正式名称『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊』 from wikimediacommons バロック絵画といえばこれ。といわれるぐらいの代表作にして超大作。 スポットライ…
オランダの代表画家というとレンブラント・ファン・レインです。 オランダの葛飾北斎といっても過言ではない巨匠です。 レンブラントといえばこの作品『夜警』 from wikimediacommons 実はこのタイトルは通称で正式名称は 『フランス・バニング・コック隊長…
ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス』の解説の続きです。 『ラス・メニーナス』from wikimediacommons バロック絵画の特徴として、明暗対比と躍動的な人物。まるでスポットライトが当たっているような場面。 バロックの創始者カラヴァッジオの作品でみ…
ベラスケスは1600年代のスペイン王室に仕えた宮廷画家です。 この人は、西洋絵画史上最も偉大で最高峰の画家の一人といっても間違いありません。 それは、後の時代の大画家たちがベラスケスをこぞって絶賛しているからです。 この人をディスっている人を見た…
ルーベンスの超大作『マリー・ド・メディシスの生涯』という全24点の連作 どれもこれも人物がほぼ等身大で描かれたメートル級の超大作。 ルーベンスが描いたマリー・ド・メディシスの肖像画 from wikimediacommons マリー・ド・メディシスとは1600年にフラン…
ピーテル・パウル・ルーベンス 〇1623年(46歳頃)の『自画像』 from wikimediacommons この人はバロックを代表する超大画家です。 羨ましいくらいの人生順風満帆人生で奥さんともラブラブ。生前から才能が評価され、大成功。それは死後も変わらず大画家の名…
今回はカラヴァッジオ後半です 前回はこちら hiro-ame.hatenablog.com 前述した通りカラヴァッジオ天晴な犯罪歴にもかかわらず、超VIPパトロンの枢機卿たちにもみ消してもらったりしてすぐに牢屋を出してもらえてました。(当時のキリスト教の腐敗がよくわか…
バロックはカラヴァッジオから始まったと前回書きました。 バロック芸術とは16~1700年代頃の芸術様式です。特徴については前回を見てみてください。 hiro-ame.hatenablog.com 今回は、バロック絵画を確立したといっても過言ではないカラヴァッジオの作品を…
「バロック」とはどんな美術様式なのか? バロックは1600〜1700年頃の様式です。 バロックの代表画家といえばカラヴァッジオやルーベンス、レンブラント、フェルメールなどビックネームがいろいろ出てきますが、つまりどんな様式なんでしょう? それより前の…
美術にあまり詳しくない日本人でも「印象派」は知っているというのをよく耳にします。 なぜ日本でこんなに印象派は人気で有名なんでしょう? クロード・モネ『睡蓮』from wikimediacommons 印象派の作品は聖書や神話の話など小難しい知識を必要とせず綺麗な…
前回から印象派メンバーのそれぞれの作品について紹介しています。 今回はその続きから。 前回書いた、モネやルノワール、ピサロ、シスレーは「筆触分割」という技法を使って作品を制作していたメンバーです。 hiro-ame.hatenablog.com 今回紹介する人たちは…
前回、新印象主義まで行ってしまいましたが、時を少し戻して。 印象派はモネやルノワールだけじゃありません。 過去のブログ印象派②のときも書きましたが、印象派メンバーが主催した「印象派展」は第1回から第8回まで行われており第1回印象派展の出品参加者…
モネやルノワールが筆触分割という技法を使って絵を描いていたことを前回書きました。 hiro-ame.hatenablog.com これが更に時代が進むと、ジョルジュ・スーラやポール・シニャックという画家が出てきます。 この人たちは「点描画」をやり始めました。 スーラ…
前回書いた、モネとルノワールが追及した「筆触分割」という技法についての続きです。 これは「色彩分割」や「視覚混合」などとも言われています。 これは、葉っぱを描くときに緑を塗るのではなく青と黄色を隣同士に塗って遠巻きに眺めることで眼が錯覚を起…
最初から余談ですが、「印象派」の定義はなかなか難しいんじゃないかと個人的には思います。 定義1.印象派の展覧会を開催したメインメンバー 個人的にはこれが一番近い定義かなと思います。 印象派展は第1回~第8回まで開催しましたが、実は第一回の出品者だ…
印象派とは1800年代後半に若い画家たちが立ち上げた美術サークルです。 主なメンバーはカミーユ・ピサロ、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガ、ベルト・モリゾ、アルフレッド・シスレー、ポール・セザンヌ等 当時画家として成功する…
パリのポンピドゥーセンターは近現代芸術作品が揃うヨーロッパ最大の、大型の美術館です。 ここが近々改修工事ということで、重要作品がたくさん来た贅沢な展覧会でした! ロベール・ドローネー『パリ市』大きくて見応え抜群の名作 「キュビズム」と言ったら…
ヤン・ファン・エイク『ヘントの祭壇画』(『神秘の子羊の礼拝』) from wikimediacommons 前回はヤン・ファン・エイクがどれだけすごいのかをということと本作のそれぞれの中身について見ていきました。 本作の各パートのそれぞれのテーマが 閉じた状態:「…
ヤン・ファン・エイク『ヘントの祭壇画』 from wikimediacommons ヤン・ファン・エイクは西洋美術史上非常に重要な初期ネーデルランド(初期フランドル)の画家です。 そしてかなり古い画家です。 1359年頃生まれと言われているのでレオナルド・ダ・ヴィンチ…
ピーテル・ブリューゲル(父)『ネーデルランドの諺』 from wikimediacommons 筆者が初めてネーデルランド絵画に触れた思い出深い作品 一見?とある村のとある日常という感じですが。よくよく見るといろんなところがおかしい変な絵 この絵は一体何を描いている…
ヒエロニムス・ボス『快楽の園』 この謎絵画 なにが描かれているかというと 閉じた時:旧約聖書の天地創造の図 開いた時: 左側:アダムとイブ 中央:題名にもなってる人間の快楽? 右側:地獄 前回は閉じた時と左側を書いたので今回は中央と右側について! …
ヒエロニムス・ボス『快楽の園』 from wikimediacommons 初期フランドル絵画の特徴のひとつは「超細密描写と膨大な情報量によるごちゃごちゃ感」 だから画像で見ると小さすぎて何が描かれてるのかよくわかりません。 そのため部分部分をいくつか取り上げてい…
ネーデルランドとはオランダのことです。 ”Nederland”というのがオランダの正式な国名です。 オランダという言葉はホラント州(Holland)からきた言葉で日本独自に使われている名前なので、実は他の国では通じません。 ネーデルランド絵画というとオランダと…
ウィリアム・モリス「イチゴ泥棒」 from wikimediacommons ウィリアム・モリスは「アーツ・アンド・クラフト運動」を扇動して、「モダンデザインの父」と言われました。 モリスは先輩ロセッティの勧めもあって最初は画家として油絵を描いていましたが、才能…
「女王グィネヴィア」もしくは「麗しのイズー」 from wikimediacommons ウィリアム・モリスと親友のバーン=ジョーンズはラファエル前派第二期メンバーと言われた人です。 ラファエロ前派について詳しくは ジョン・エヴァレット・ミレイやダンテ・ゲイブリエ…
ロセッティの第三回目です。 ロセッティの代表作としてこの作品もよく見かけます。 「プロセルピナ」 from wikimediacommons 私はこの作品の真の意味を知ったとき、かなりドン引きしました。。。 ロセッティ from wikimediacommons と、その前に、話はロセッ…
前回は、ロセッティとラファエル前派について書きました 今回は、ロセッティの私生活と「ベアタ・ベアトリクス」についてです from wikimediacommons ロセッティはラファエル前派のミューズ(女神)といわれモデルをしてくれたエリザベス・シッダル(通称リ…