原発で出来たプルトニウムで核兵器を作れませんの?

もうすぐ広島に原爆を落とされた8月6日と長崎に原爆を落とされた8月9日がやって来ますので、核兵器の話をガチで行わせていただきたいと思います。
原発推進派は、原発で出来たプルトニウムは240Pu等の比率が多いせいで早期発火(=未熟爆発)が起きるので、核兵器に使えないから原発は核兵器のために稼働させている訳ではないといって原発の稼働を正当化していますが、ブースト型核分裂兵器(Wikipedia)によると、「ブーストによる早期発火の防止は、原子炉級プルトニウム (reactor grade plutonium, RGPu) で核分裂兵器を製造する際の鍵となる技術でもある[2]。」との事です。*1
ブースト化によって核兵器のプルトニウムの使用量を減らして核兵器をより多く作れますし、原発で作った原子炉級プルトニウムの発熱や放射線の問題を緩和出来るはずです。
因みに、原発で作った原子炉級プルトニウムは軍用のプルトニウム生産炉で作った兵器級プルトニウムよりも劣化が早いので、プルトニウム・コアの使用可能期間が兵器級プルトニウムよりも短いため、核兵器の製造や維持には、多くの原発を稼働する必要があると思いますし、ブースト型核分裂兵器のプルトニウム・コアの中心部に注入するトリチウムガスをタイムリー、且つ、効率的に生産するためには、核融合炉と核融合を起こすために必要な電力を得るために原発が必要になると思いますので、これらの事に注意してください。*2
それと、軍事機密のため正確な事は分かりませんが、ハンフォード・サイト(Wikipedia)によると、「1963年には、9基の原子炉がコロンビア川沿いに配置され、中央高原部分の5基の処理施設をはじめ、全部で900棟のビルに及ぶ巨大な施設となった。その後、1964年から1970年にかけて、徐々に活動を停止している。 」との事ですので、1964年ごろから、アメリカの原発やアメリカの同盟国の原発の原子炉級プルトニウムを使ってプルトニウム・コアを作り代える事を始めたとしか私には思えません。*3
また、フランスやイギリスの再処理工場に日本の使用済み核燃料を送ってフランスやイギリスの再処理工場で核兵器用にプルトニウムを抽出し、アメリカやフランスやイギリスの劣化したプルトニウム・コアを再利用してMOX燃料を作って日本に送り返しているという可能性もありえると思うのですが、いかがでしょうか?
*1 240Puによって早期発火(=未熟爆発)が起きる理由については、福島第一原発の3号機の爆発についてメルトダウンに伴う再臨界の可能性についてを参考にしてください。
*2 原子炉級プルトニウムは241Puの比率は核兵器級プルトニウムのそれよりも多く、241Puはプルトニウム241(Wikipedia)を見ると分かる通り、半減期が約14年と短くて、中性子を吸収しやすい241Amに崩壊するため、プルトニウム・コアが燃焼しにくくなってしまいますし、原子炉級プルトニウムから出て来る放射線の殆どは、241Puが241Amにβ崩壊する時に発生するβ線とγ線であるといえるでしょう。
*3 サバンナ・リバー・サイト(Wikipedia)によると、「1950年代に設置された核施設であり、冷戦時代には核兵器用プルトニウムの約1/3、トリチウムの全てを生産する核兵器製造の拠点施設の一つであった。」との事ですので、冷戦終結の1989年まではサバンナ・リバー・サイトでもそれなりに核兵器用のプルトニウムを生産していたようですが、冷戦終結後は、核兵器用プルトニウムは原発で作るようになった可能性があるのではないでしょうか?
Yahoo!知恵袋[q11318306611]で質問して見ました。
追記:(2025/8/15)
Yahoo!知恵袋[q11318306611]の回答を見て分かったのですが、原発の核燃料を3年間燃焼させた場合に240Puが20%以上になるとしたら、核燃料を原発で1年だけ燃焼させて再処理すれば、240Puは8%程度にしかならない可能性があり、原子力資料情報室のこちらの情報によると、核兵器級プルトニウムは240Puは5.8%なので、核燃料を1年だけ燃焼させて再処理すれば、ブースト型核分裂兵器(Wikipedia)の技術を使って核兵器用のプルトニウム・コアが作れる可能性が十分あると言えるのではないでしょうか?
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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