
今回は先日見た特撮ヒーローものに意外な客演をしていたロコのはなしです。

(講談社「テレビマガジンヒーロー大全集」132Pより画像引用)
物はCS放送でたまたま観ていた「電撃戦隊チェンジマン」(昭和60年 ANB 東映)の劇場版。
本作は現在まで連綿と続く東映戦隊シリーズ中期の傑作とされる一本です。

悪の組織が火山の噴火を偽装して周辺の住民を強制的に避難させ、その間に地球を破壊する爆弾を仕掛けようとする陰謀にチェンジマンが立ち向かうというのがストーリーのアウトライン。
物語の中盤、火山から避難する住民の中の一人の少年が家に置き去りにしていた飼い犬を助けに行こうとするのですがその為に「駅に停まっていた機関車を勝手に運転して家に向かう」という展開(!)
少年を助けるために急行するチェンジマンと列車を止めようとする敵組織の三つ巴のトレインチェイスが展開したのには驚きました。

その場面の主役というのが現在は全機退役して保存機しか残っていない「秩父鉄道のデキ1」だったりします。牽引しているのも事業車と思われるトキ500の編成(当時のこととて後尾にはちゃんと緩急車が付いています)


そのデキ1編成が駅構内を疾走するくらいだったら驚きませんが「駅構内の犬走部分をロードバイクで列車と並走」して飛び移ろうとするヒーローとか「走行中のトキの上で数人が格闘戦を行い2、3人が走行中の貨車から投げ落とされる」上にとどめが「走行中の実車に弾着、爆発が絡む」「ラストは列車が走行中の鉄橋から川へダイブするヒーロー」とまあ、やりたい放題の描写の連続(笑)


実は秩父鉄道は東映のヒーローものやアクションドラマでよく登場する私鉄でして、少なくとも昭和の終わり頃までは「鉄道の絡むアクション=秩父鉄道でロケ」というのが定番でした。当ブログでもそのうちの一本として「大非常線」というのを取り上げた事があります。
「大非常線」と秩父鉄道
(まあ、当時の国鉄や大手私鉄でここまで無茶なロケをやらせてくれるところもそうないでしょうが)

ですがそこで登場する編成は大概デキ200とかデキ300みたいな箱型デッキ付きELが牽いている事が多く(牽引するのにホッパ車が多いのでアクションシーンが見栄えがするのでしょうか)デキ1というのはわたし的には割と新鮮でした(笑)

あいにくわたしの手持ちにはデキ1はありませんが、今回は外見が比較的似ている弘南鉄道の機関車の写真でお茶を濁させていただきます。